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意思を持つ2体のマネキン「RiRi」と「LuLa」によるダンスデュオ、FEMM。エッジの利いたダンスや中毒性のあるサウンド、そしてラバー衣装に身を包むその姿がポップアイコンとして欧米のティーンエイジャーを中心に大きな注目を集めている。動画サイトにアップされたMVは、どれも驚異的なアクセス数を記録。また、RiRiとLuLaが東京の街に出没しているといった目撃情報がSNS上にアップされたり、水原希子にInstagramで二度もシェアされたりと、日本でも確実に知名度を上げているようだ。

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意思を持つ2体のマネキン、「RiRi」「LuLa」によるダンスデュオFEMM

2月24日リリース 新曲「PoW!」コケティッシュで攻撃的カワイイ楽曲>>


そんな彼女たちのニューEP「PoW! / L.C.S. 」が、インディーズ時代に配信されたファーストアルバム『Femm-Isation』をコンパイルした形でリリースされる。ツイスト(Twist)とトワーク(Twerk)を融合したダンスを披露するレトロフューチャーなMVが話題の「PoW!」、ドイツの人気トラックメーカー、ボーイズ・ノイズとのコラボ曲「L.C.S.」と、どちらもユニークかつ刺激的な内容となっている。そこで今回、会話をすることができないFEMMの代わりに、彼女たちのエージェントであるHoney-B(RiRi担当)とW-Trouble(LuLa担当)を直撃、謎の多いFEMMの魅力について話を聞いた。

2月24日リリース 新曲「L.C.S」FEMMらしい捻くれたフロア・チューン>>


■ 結成の経緯

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地下組織「FEMM's Agency Syndicate」所属のエージェント、Honey-B(RiRi担当)とW-Trouble(LuLa担当)
(写真:トレンドニュース)


Honey-B:マネキンや人形、ロボットというのは、人間に近いものとして作られ、本来は大切に扱われるべきものだったはずです。ところが実際は、車の「事故実験」にロボットが使われたり、ショーウィンドウのマネキンたちは用済みになると捨てられたりと、長年不当な扱いを受けてきました。そのことに心を痛めた地下組織「FEMM's Agency Syndicate」が、「人間との共存を呼びかける存在」としてマネキンたちに意思を与えたのが始まりです。私とW-Troubleは所属するエージェントの立場であり、意思を持つ全てのマネキンたちをFEMMと呼んでいて、RiRiとLuLaは、たくさんいるマネキンたちのリーダーなのです。

ーーということは、今後メンバーが増えてデュオではなくグループになる可能性も?

Honey-B:今の段階では何とも申し上げられません。が、大いにあり得ると思います。

ーーお2人は、どのようにしてFEMM's Agency Syndicateの存在を知り、所属することになったのでしょうか。

Honey-B:それはトップシークレットなんですが、エージェント自体は誰でもなれるんですよ。「femm.jp」にアクセスしていただくと、SNS登録さえしていればそこから誰でもエージェント登録ができますし、アバターや名刺も作れるんです。ご自身が担当するマネキンの名前もつけられますよ。


■ 最初に海外で火がついた

Honey-B:「Fxxk Boyz Get Money」という曲が、特に大きなプロモーションをしたわけでもないのにYouTubeでどんどんアクセスを伸ばしていきました。YouTuberやInstagrammerをはじめとするインフルエンサーたちが拡散してくださり、自然と口コミで広がっていったのでしょう。現在までにおよそ100万ビュー以上を稼ぎました。ファン層は、アメリカの若い女の子たちが中心ですね。FEMMの曲は"ガールズパワー"をテーマにしたものが多く、おそらく彼女たちにとって「Fxxk Boyz Get Money」はアンセムのように響いたのではないかと。

W-Trouble:FEMMには英語の歌詞が多いのも、海外で広まった理由の一つなのかなと思います。

■ RiRiとLuLa、それぞれの違い

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2月24日リリース メジャーデビューEP +ファーストアルバム「PoW!/L.C.S. + Femm-Isation」
(写真:トレンドニュース)


Honey-B:RiRiは戦闘型マネキンです。今後、われわれFEMM's Agency Syndicateに何か危険が訪れた時、戦えるマネキンが必要であると判断し、格闘に特化して製造されました。ファッションも、ミリタリー系が好みというか、しっくりきているようです。音楽はラップ系のものが好きみたいですね。

W-Trouble:私の担当するLuLaはハウスキーパー型なので、優しい性格です。音楽もバラード系が好きで、女の子らしいファッションが合っているのかなと思います。RiRiに守られることが多いですが、戦闘型の彼女は激しい動きが多くて壊れやすいため、LuLaがそれを直してあげるなど、お互いに助け合って活動していますね。

ーー彼女たちの素の部分が最も出ている曲は?

Honey-B:ファーストアルバム『Femm-Isation』に収録された、「Unbreakable」というバラード曲でしょうか。この曲のMVでは、RiRiがミリタリールック、LuLaがナースの制服姿を披露しているのですが、その衣装が彼女たちのパーソナリティに一番合っているので、素の部分がよく出ていると思います。

ーーちなみに、エージェントであるお2人も格闘技が得意だったり、ハウスキーパーの資格を持っていたりするのですか?

Honey-B:いえ、私たちはいたって普通の人間です。

■ 今後の抱負

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2月24日リリース メジャーデビューEP +ファーストアルバム「PoW!/L.C.S. + Femm-Isation」
(写真:トレンドニュース)


ーー先日、水原希子さんがInstagramでFEMMのことを「super kawaii!」と2度もシェアしていました。彼女のファンは間違いなくFEMMの世界観が好きだと思うのですが(笑)、本人たちがイメージする理想の女性像や理想像ってありますか?

W-Trouble:FEMMはマネキンなので、何にでもなれるのが強み。理想像というよりは、いろんな世界観を提案していきたいですね。例えばニューシングル「PoW!」のMVでは、フィフティーズっぽさと近未来的な要素を融合した「レトロフューチャー」な世界観を作っています。今後、その方向性をさらに追求しつつ、新しいことにもどんどん挑戦していければと。

Honey-B:最近、ファッション誌からのオファーも増えてきたので、ラバーだけでなくいろいろな衣装を着る機会があります。そこで学ぶこともあるでしょう。FEMMがファッションアイコンになるためには、私たちエージェントも勉強しなきゃいけないんですけど。

ーーライブパフォーマンスも日々更新しているようですね。

W-Trouble:はい。ファンの方たちとコミュニケーションを重ねていくことで、彼女たちも人間の気持ちを少しずつ理解しているようです。

ーーひょっとして、改良を重ねていくうちに、彼女たちが人間になる可能性も...?

Honey-B:その辺りはまったく未知の領域ですが......。今後も彼女たちの活動に注目していただければと思います。

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ラバー衣装:セーラー服 「Wannabe」




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ラバー衣装:メイド 「Fxxk Boyz Get Money」>>




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ラバー衣装:ミリタリー 「Kill TheDJ」



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ラバー衣装:キャットスーツ 「Whiplash」/「The Real Thing」



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ラバー衣装:着物 「Dead Wrong」




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ラバー衣装:ナース 「Paty All Night」



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ラバー衣装:ドレス 「The Real Thing」



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ラバー衣装:白ワンピース 「We Flood The Night」




◆ FEMM(ふぇむ)
意思を持つマネキン「RiRi( リリ )」と「LuLa ( ルラ )」からなるダンス&ラップ・デュオ。2014 年に発表した『Fxxk Boyz Get Money』は、タイトル通りの過激なTWERK ダンスで、欧米のティーンを中心にスマッシュ・ ヒット。インディーズ時代の配信限定アルバム『Femm-Isation』は、全米ビルボードチャート WORLD で 10 位を獲得。日本でもCMから人気イベント、カッティングエッジなファッションショーなどに登場し、オーバーからアンダーグラウンドまで熱い注目を集め続けている。

(文/黒田隆憲)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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