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イギリスのメディアから"世界で一番気持ち悪い男"と称されたフリーライターの地主恵亮。彼は自身のSNSにたびたび、まるで恋人とデートをしているような写真をひとりで撮影した"リア充風写真"を投稿し続けている。ときには自分の手を彼女の手に見立てて"ひとり「あーん」"をしてみたり、鏡を使ってひとりで仲睦まじげな乾杯ショットを撮ってみたり......。周りの目も気にせずにひとりでもくもくとリア充風写真を撮り続ける理由とは?

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バスローブ姿で撮影「まるで自分の家みたいでしょ」と語る地主恵亮さん


■「世界で一番気持ち悪い男」と言われて喜んでました

「"世界で一番気持ち悪い男"として評価されたことを知ったのはある年の年末でした。最初はどういう気持ちで新年を迎えたらいいのかなって複雑な心境になりました(笑)。でも『よく考えれば1位だしな!』と思って正月くらいにはもう喜んでましたね。

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"世界で一番気持ち悪い男" フリーライターの地主恵亮さん
(写真:トレンドニュース)


リア充風写真を撮ることを始めたのは、ある年のバレンタインでした。仕事のついでに能登水族館に立ち寄ったときにイルカからチョコレートをもらえるイベントをやっていて、『もらいたい人~?』って言われたので手を挙げたんです。そうしたら他に手を挙げた人がいなくて僕がイルカからチョコレートをもらうことになったんですけど、そんなことをしてる自分がなんだか悲しく思えてきちゃって......。そのときにちょうど目の前に女性の銅像があったので、なんとなく寂しさから銅像とツーショットを撮りました。そうしたらすごく幸せな写真になってて、そのときに『ひとりでも幸せな写真って撮れるんだ』と思ったのがきっかけですね。

イギリスのメディアでも評価された、彼女から『あーん』してもらっているような写真は、自分の片手を彼女の手に見立てて自分で自分に『あーん』をして撮影したものです。このときに彼女に見立てた手はファンデーションで白くしてネイルも施しました。

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彼女から『あーん』......実は、


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自分の片手を彼女の手に見立てて撮影


また、特に僕のお気に入りの写真のひとつに、電車で隣同士に座って仲睦まじげに耳元でささやきあうカップルの写真があります。これは長い髪のカツラを女性に見立てて後ろから撮りました。写真を撮るときに一番気をつけているのはやっぱり笑顔ですね。彼女が『あーん』してくれているので、彼氏はちょっと恥ずかしさもあるはずなんです。なので撮影のときはいつもうれしそうな照れ笑いをするようにしています」

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電車で隣同士に座って仲睦まじげ......実は、


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長い髪のカツラを女性に見立てて撮影


■メンクイ過ぎて、ギリギリ許せる顔は井上真央

「写真を撮るときには理想の女性像も想像します。理想の女性はもう自分の中でできあがっていて、世田谷で図書館の司書をやってる『ユキ』という女の子です。顔で言うと女優の新垣結衣さんと蒼井優さんと宮崎あおいさんを足して3で割った感じですね。でも理想像では司書ですが、実際に付き合うとなるとやっぱり芸能人がいいです。僕は顔だけで人を選ぶタイプなんで、基本ドラマの主役級の女優さんが好きです。かなりメンクイって言われますけど、付き合うとしてギリギリ許せる顔が井上真央さんですね。

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"リア充風写真"を投稿し続けている
(写真:トレンドニュース)


逆に理想の男性像は、竹野内豊さんです。僕は竹野内豊さんの顔が一番格好良いと思っていて、これも顔が理由です。中身に関して憧れるのは金持ちで優しい人ですね。だいたい女性って金持ちが好きじゃないですか。なので新刊の『インスタントリア充 人生に「いいね!」をつける21の方法』という本では、高級マンションに住んでいる人をイメージしてバスローブ姿で六本木ヒルズにいる写真を撮りました。バスロープを着て歩いていたら六本木ヒルズがまるで自分の家みたいに見えるじゃないですか」

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デキる男写真――「ヒルズの前でジャケットはおっただけです」


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Facebookのアイコンにすれば、たちまち「デキる男」に


■「実際の僕は友達さえいません」

「他にも友達とかと大勢でバーベキューをしたりっていう僕のリア充のイメージがあるんですけど、実際の僕は彼女も友達もいません。彼女は半年くらいずつふたりの女性と付き合ったことはあるんですけど、友達は高校時代からずっといなくて、高校の休み時間はやることがないのでずっとレモン石鹸(せっけん)で手を洗っていました。たぶんあの3年間でレモン石鹸(せっけん)を一番使ったのは僕だと思います(笑)。今も友達がいなくて、仕事以外では人に会わないような生活を送っているのでLINEの友達も40人です。その40人も仕事関係の人と家族や親戚しかいません。そんな感じなのでプライベートでは家にこもっていることが多いんですが、しんみりすることは全然ありません。バラードは聞かなかったり、しんみりする映画も見なかったりと自分で意識してしんみりしないようにしてたりもするので(笑)。

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大勢で乾杯! ではなく......


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おひとりさまで涙の努力を重ねているのだ!


そんな自分なんですけど、やっぱり『この人うらやましいな』『リア充してるな』って思われたい願望があるので、SNSに"リア充風写真"をアップしています(笑)。やっぱり人からうらやましがられたり評価される存在になりたいので、ゆくゆくはいろいろな会議で『地主さんはどうですか?』みたいに名前が挙がる存在になれたらいいなと思います」

友達はいないと言いつつも、独自の発想と行動力でSNSでは多くのフォロワーを獲得して大人気の地主。その斬新な発想力で、次はどのような作品を生み出してくれるのか楽しみだ。

◆地主恵亮(じぬじ・けいすけ)

1985年8月3日生まれ。福岡県出身。武蔵野美術大学出身で、現在はフリーライターとして活躍。架空の彼女との出会いから出産までを描いた小説『妄想彼女』は女優の広瀬アリスらによりドラマ化された。新刊として自身を"リア充"に見せたい人に向けたHOW TO本『インスタントリア充 人生に「いいね!」をつける21の方法』も発売中。

(取材・文/木村彩乃@HEW

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
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