ここから本文です

古舘伊知郎キャスターが、12年間キャスターを務めたテレビ朝日系「報道ステーション」を卒業した。最後の出演となる3月31日の番組エンディングでは、約8分間にわたって熱弁をふるい、そのなかで圧力による降板ではないことを明言した。


サムネイル

提供:アフロ


2004年4月より「報道ステーション」のキャスターを務めてきた古舘キャスターだが、3月31日の放送をもって卒業した。同日の番組のエンディングでは、一人語りで12年間を振り返った。

「報道ステーション」は、安全保障関連法案に関する報道などが、偏向ではないかとたびたび賛否両論を巻き起こしてきた。古舘キャスターは「もっともっと普段着で、もっともっとネクタイなどせず、言葉遣いも普段着で、ざっくばらんなニュース番組を作りたいと真剣に思ってきたんです。ところが現実はそんなに甘くありませんでした」と語り、「正直に申しますと、窮屈になってきました。もう少し私は自分なりの言葉、しゃべりで、みなさんを楽しませたいというわがままな欲求が募ってまいりました」と本音を吐露する。そのため局に自身から降板を申し出たとして、「これが真相であります。なんらかの圧力がかかり、私が辞めさせられるとか辞めるとか、そういうことでは一切ございません」「私のわがままです」と自ら希望した形での降板であることを強調した。

古舘キャスターは「ツルンツルンの無難な言葉で固めた番組なんてちっとも面白くありません。人間がやってるんです。人間は少なからず偏っています。だから情熱をもって番組を作れば、多少は番組は偏るんです」と主張する。最終的に全体をほどよいバランスに仕上げなおせばいいのではないかと指摘し、「そういう意味では12年間やっていくなかで私の中でも育ってきた『報道ステーション』魂というものを後任の方々にぜひ受け継いでいただいて、言うべきことは言う、間違いは謝る。その代わりその激しい発言が、実は後年『あれがきっかけで議論になっていい方向に向いたじゃないか』ということもあるはずだと信じています」と報道への考えを示した。

古館キャスターの後任は、富川悠太アナウンサーが担当する。

(文/原田美紗@HEW

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ