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MC・荘口彰久で送る「Yahoo!チケット」ライブトークに、3回目の登場となる清木場俊介がゲスト出演した。現場では、「収録だから何しゃべってもいいよね?」とかなりテンション高めで始まった。音楽活動の大きな転機を越えて、41箇所という清木場史上最多となる『RUSH』ツアーも発表された。清木場は今、ますます充実したアーティスト活動を突き進んでいる。

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清木場俊介 41箇所をめぐる『RUSH』ツアー(2016/6/2 ~ 2016/9/18)


▼KIYOKIBA SHUNSUKE LIVE HOUSE TOUR 2016「RUSH」


■心機一転、移籍先の新しい事務所には、あのボスがいる!

荘口彰久(以下荘口)「最近は、どういう活動をしていたんですか?」

清木場俊介(以下清木場)「まだリリース日は決まってないんですけど、次のアルバムの曲作りをしている最中ですね。裏方の仕事のときは、インスタグラムに写真や動画をアップして、やたらと"仕事してますアピール"をしちゃいます(笑)。前作『FACT』とその前の『MY SOUNDS』は、本当に理想通りのアルバムが作れたんですよ。そこで自分を出し切った感があるので、あれもこれも違うな――と、今まさに作りながらついに僕も終わりかなと(笑)」

荘口「いやちょっと(笑)! たまに後ろ向きなこと言うの好きですよね。パソコンとかスマホの向こう側で、みんな『そんなことないよ』って言ってますよ」

清木場「(笑)頑張りたいと思います。僕は昨年10月から、アーティスト業に専念するために、今の事務所でマネージメントしてもらうことに決めたんです。今まで7年くらい自分でマネージメント事務所をやっていたんですけど、アーティスト業と会社経営業を一緒にやっていると、1日24時間じゃ足りなくなって。30歳を過ぎて、アーティストとして、今まで以上にもっと深い音楽を探りたくもなりましたし」

荘口「矢沢(永吉)さんの事務所に移られたので、『そこきたかーっ!』と思いましたよ」

清木場「矢沢さんは、ロックの道を作った人なので、僕もすごく憧れています。僕は矢沢さんのプライベートよりも、"ロックンローラー矢沢"の姿が好きなので、ライブでの立ち振る舞いを間近でちゃんと見たいと思っています。僕もタオルをはおったりするのに憧れてます(笑)」

■楽しさのあまりに記憶も薄れた!?『FACTツアー』

荘口「ライブDVD『ROCK&SOUL 2015 "FACT" 2015.12.13 at 東京国際フォーラム ホールA』が、3月16日にリリースされましたね。DVDの中で、1日目のライブ終了後に『難しいなぁー!』と言いながら出てきましたけど、何があったんですか?」

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ROCK&SOUL 2015 "FACT" 2015.12.13 at 東京国際フォーラム ホールA


清木場「僕の中で、リハーサルはいつも当たり前に150点くらい歌えるんです。自分の体に叩き込むくらい本気でやってますよ。その状態で、どれだけよくても本番は70点、80点。だから本番は、良いステージではあるんですけど、自分の中では細かい所まで俯瞰して見ています。
国際フォーラムは、ロックのライブをやる上では音響の調節が難しいんですよ。それで、1日目のライブが終わった後は『難しかったー』と思わず言っていて、2日目の公演後は、1日目の経験を踏まえられたので、『良かったー』と言いながらステージを降りてきたシーンがあります。

今の事務所に入ってからのツアーで、初めて自分のパフォーマンスだけに集中できたんですよ。すごくやりきった感がありました。今までは、下手に自分で背負い過ぎていたんです。今回は、本当に音楽に集中できることが、楽しくてしょうがなかったですね。以前まで、あんまりテレビやライブで笑うのは好きじゃなかったんですけど、よう笑ってました」

荘口「何かツアー中の裏話はありますか?」

清木場「本当に楽し過ぎて記憶が......ない(笑)。でも1つ、自分も酔ったくらいのめちゃめちゃいいバラードを歌い終わった後、マイクが『バッコーン!』て(笑)。スタンドにちゃんとマイクがかかってなくて、床に落下させてしまいました。その瞬間にその曲を台無しにしちゃって、『本当にスミマセン......』という意味を込めて、いつもより長めにお辞儀をしました(笑)」

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ROCK&SOUL 2015 "FACT" 2015.12.13 at 東京国際フォーラム ホールA


■全身真っ白のタキシードに真っ赤な薔薇をしょった女性限定ライブ

荘口「今年は、バレンタインに女性限定ライブ『ROCK FOR WOMAN』をやりましたよね。男祭は、楽しいけど会場が男くさいとおっしゃってたこともありましたが......」

清木場「男祭は、体育会系のノリなので、隙が見せられないんですよ。ちょっと油断すると、お客さんからものすごいパワーが飛んでくるので、まぁ疲れます(笑)。それが醍醐味でもありますけどね。"このやろう"と、自分に根性入れてやっています。今回は、ロックばかりの曲を歌う男祭の女バージョンとして『ROCK FOR WOMAN』を初めて開催しました。スタッフの方が、赤いバラにビロードのカーテンも用意して、特別なステージを用意してくれたので、自分もピシっと背筋が伸びましたね。

荘口「白いタキシードや、真っ赤な革ジャンを着てますよね。男祭とは、服装から何から全部違うじゃんっていう」

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女性限定ライブ『ROCK FOR WOMAN』


清木場「白いタキシードは、ステージプランができてから、革ジャンじゃ舞台に合わないと思って、スーツを仕立てている友達に無理を言いました。最初は『イタリアに型を送るから、2週間じゃ無理』と言われたんですけど、『型は日本で作れよ』って(笑)。でも、その先輩が『よしやったるわ』と、最終的に間に合わせてくれました。本当にいろんな人に助けられましたね。
今思い出すとちょっと照れくさいですけど、ひとたびステージに立ったら、完全にその世界に入って、薔薇までしょってしまいましたね(笑)。男祭も僕は好きなんですけど、会場にいる女性全員みんなが僕のことを見てくれますからね、やっぱ悪いもんじゃないですよ。やっぱり女性の方が好きだなっていう(笑)。男祭と違って、「愛のかたち」という曲だけは、ピアノとアカペラで歌ったんです。ロックシンガーの男っぽい部分じゃなくて、ちょっとセクシーで綺麗な部分も見せたかったんです。

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女性限定ライブ『ROCK FOR WOMAN』


■本人も予想外だったトータル41本を敢行する『RUSH』ツアー

荘口「6月2日に宮崎からスタートする次のツアー『RUSH』が始まりますが、今の心境は?」

清木場「41本のライブをやるなんて、未知の世界なので、不安でしかないですね(笑)。でも、『どうせやるんだったら、今までやってなかったことをやる方がいい』なんて言ったら、まさかあんなにライブ本数が入るとは。予想外の大ごとになってしまいました(笑)。事務所の方に、『ボスは、清木場さんの時代の頃は100本やってました』と言われ、ボスがやってるからには僕もやるしかないな、と(笑)。でも、僕の長年のファンは、自分の家族を持つようになって、ライブに来る時間を作るのが難しくなっている人も多いんです。そういう世代のファンに、今回はたくさんの会場を回って、こちらから会いに行けるので、嬉しいですね」

荘口「今回は、前半6~7月と後半8~9月でステージの内容が異なるのが、面白そうですね」

清木場「前半は、1stアルバムからアルバム『FACT』までの、シングル曲や長年のファンが10代の頃に聴いていたような懐かしい曲をやります。後半は、ライブハウスに合うロックテイストでいきますね。日によって曲も変えますよ。今回のツアーも、昨年のライブハウスツアーのメンバーと同じで、ピアノ、ギター、ドラム、ベースに僕、という編成です。いつかギターと2人だけで弾き語りツアーとかもやってみたいですね」

荘口「弾き語り2人なら、『120本くらいライブできますよね』と事務所から言われる可能性がありますよね(笑)」

清木場「(笑)今回のライブ本数の多さに親父からも、『喉は大丈夫なのか』と言われて、『矢沢さんは昔100本やってたんだから』と、その時僕もあの台詞を使いました(笑)。9月24日まで、ツアーが続きますけど、本当にファンのみなさんに楽しんでもらいたいです」

■夏フェスにも参戦、今年はライブで攻めまくる

荘口「ツアーの合間に、夏フェスへも参加しますよね」

清木場「今年は、出まくって攻めてやろうかなと。もう1度20代のイケイケな自分を取り戻しますよ(笑)。7月に大阪、8月に東京で行われる『15th Anniversary 情熱大陸 SPECIAL LIVE』にも出演して、8月8日は幕張で行われる『サマーソニック』へ初めて出演します。僕もフェスへ行くこと自体は、好きなんですよ。彼女とまったり寝てる人とか、いろんな人がいるから面白いなと。情熱大陸のイベントの方はお客さんの年齢層が幅広いし、葉加瀬(太郎)さんと共演したりとか、新しく楽しいことも起きそうです。

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座右の銘『俺はいいけど清木場は何ていうかな』


荘口「最後に、清木場さんに一筆したためていただく座右の銘を教えてください」

清木場「うーん、座右の銘というわけではないんですけど、今回色紙に残す言葉は、『俺はいいけど清木場は何ていうかな』で(笑)。ゴッド(矢沢永吉)の名言を使わせてもらいます。これは人を傷つけない断り方だよね。僕クラスの人間がこんなこと言ったら、『やかましいわ』って言われちゃうかもしれないですけど(笑)」

荘口「これいいですね(笑)! 最高です! 僕も使いたくなります(笑)。今回、久々に清木場さんにお会いして、ものすごく充実してる感じが伝わってきましたよ」

清木場「そうですね、今本当にすごく楽しいです。年をとって、精神的に無駄な体力を使わなくなりました。"やっとここにこれた"という心境なので、今からもっと楽しみたいですね。6月から全国ツアー41本を回ります。今まで行ったことない地域にもたくさん行きますので、皆さんの街まで来た時は、ぜひ遊びに来てくださいね」

◆清木場俊介
2001年9月27日、EXILEのボーカルSHUNとしてデビュー。並行して、2005年1月19日、シングル「いつか...」でソロ活動をスタート。2006年3月29日、EXILEを正式に脱退し、「唄い屋・清木場俊介」として本格的にソロ活動を開始する。同時期よりライブ活動も精力的に展開している。また、音楽活動の傍ら、詩や書などを作品集や個展という形で発表し、音楽だけにとどまらないマルチ・アーティストとしての才能も開花させている。

(インタビュー/荘口彰久)
(文/岩木理恵@HEW


アルバム『FACT』より「蜉蝣 ~カゲロウ」(ショート ver.)>>


アルバム『FACT』より「軌跡」(ショート ver.)>>


トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来 のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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