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 「別冊マーガレット」の人気連載コミック『オオカミ少女と黒王子』(原作:八田鮎子)が、二階堂ふみと山崎賢人のダブル主演で映画化される(5月28日公開)。見栄っ張りで、友達に「彼氏がいる」とウソをつくオオカミ少女エリカが、学校一のイケメンで実はドS王子・佐田恭也に、彼氏のフリをしてもらう代わりに"絶対服従"を誓わされる......という、これまでになくユニークなラブコメを、まるで実在する人物のようにいきいきと、リアリティたっぷりに演じる2人。渋谷のおしゃれスポットや神戸の観光名所がたくさん登場し、衣装やメイクなどこまかいディティールにもこだわることで、原作とはまた一味違った魅力がちりばめられているのも本作の見どころの一つだ。
 『ストロボ・エッジ』や『余命一ヶ月の花嫁』を手がけた廣木隆一監督の指揮のもと、和気あいあいとした撮影現場で二階堂と山崎は、どのように役作りをおこなったのだろうか。

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5月28日(土)公開『オオカミ少女と黒王子』二階堂ふみと山崎賢人のダブル主演


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■ 今回、役作りをする上で気をつけたこと、大変だったことは?

二階堂:エリカというキャラクターに感情移入してもらいながら、流行を追うのではなく流行を作るような作品を、少女漫画だからこそ作りたいなっていう気持ちがありました。なので、すごく衣装にもこだわって、監督と一緒に衣装を買いに行ったり、監督と一緒にコーディネートを考えたりしました。描かれてない部分での、エリカと(佐田)恭也の距離の縮まり方や、エリカの成長といったものが、わかりやすく特徴として出るのが衣装やメイクだと思ったんですね。制服を着ていることが多かったので、例えばスカートの丈の長さが少しずつ短くなって、女子高生としても垢(あか)抜けていくっていうような。そういう、ちょっとした違いなんですけど、ディティールにこだわったことが、作品の中でちゃんと効いてきていたなっていうのは、完成版を見たときにも思いました。すごく大変だったけど、やってよかったです。

山崎:僕はとにかくキャラが濃かったので(笑)、「どうやって演じたら、リアルな佐田恭也を作れるのかな」っていうところがすごく悩みましたね。でも、現場で(二階堂)ふみちゃんと本読みをしたり、監督と話し合ったりしていくうちに、少しずつ見えてきました。

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5月28日(土)公開『オオカミ少女と黒王子』二階堂ふみと山崎賢人のダブル主演


二階堂:クランクインして撮影が進んでいくうちに、どんどん違和感がなくなっていくというか。「本当に佐田恭也がそこにいる」っていうふうに感じる瞬間が、日に日に多くなっていきましたね。「黒王子」っていうくらいですから、2次元の世界で崇拝されているような、女の子のちょっとした幻想も入ったキャラクターなので、それを実写で演じるのってすごく大変な作業だと思うんですけど、「本当に、この人はカッコイイ人だな」って、いろいろな人が見て思えるような、そういう役作りをされていたと思います。

ーー恭也の数あるドS発言で、一番好きなシーンはどこですか?

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学校一のイケメンで実はドS王子・佐田恭也役の山崎賢人


山崎:うーん、ドSな発言のウラにある、素直になれない恭也の「愛」が俺は好きですね。シーンとかセリフでいうと、なんだろうな......「俺以外の男に尻尾振ってんじゃねえ」とか。結構好きなセリフいっぱいあるかもしれないですね。

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見栄っ張りなオオカミ少女 エリカ役の二階堂ふみ


二階堂:私は......個人的には日下部くんが好きなんですけどね(笑)。私がエリカの友達だったら、日下部くんを推すと思う。彼の言葉がとてもすてきでしたね。「僕は好きな人の笑顔が見たいんだ」とか、男らしいなって思います。

■ お互いのキャラクターの魅力について

山崎:エリカは天真爛漫(てんしんらんまん)で明るいところ、見返りを求めない素直さに自然と惹(ひ)かれて行きましたね。いくらエリカが見栄っ張りで、いろいろなウソをついたとしても、そういう部分っていうのは隠せないじゃないですか。たぶん恭也も、一緒にいるときの空気っていうのかな、それがどこか心地よくて、彼女のことを好きになっていったと思うんですよね。シーンでいうと、どこだろう......。風邪ひいて弱っていたときに見舞いに来てくれて、具だくさんのおかゆを作ってくれたり、冷えピタはってくれたり、あの辺りから心が動き出したように思います。

二階堂:恭也は、相手のもっとも中心にある「軸」の部分を、ちゃんと見ようとするキャラクターだなって、現場で演じていても感じましたね。他人の、ちょっとした心情の変化に気づくことができる人で、ただそれを素直に出すことのできない、わりと年相応の男の子。そこがまた人間らしくてとてもすてきです。

■ 撮影現場はどんな雰囲気?

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5月28日(土)公開『オオカミ少女と黒王子』二階堂ふみと山崎賢人のダブル主演


二階堂:基本的には和気あいあいとしている現場でしたが、緊張感を持ってやらなきゃいけない局面もたくさんあったので、そこは監督やスタッフの方々がちゃんと引き締めてくれていました。そういう、緩急がほどよくあって、集中して演技のできる現場でしたね。

山崎:カメラワークもすごく面白くて、毎回楽しみにしていました。現場では、ふみちゃんとお芝居の話とかしながらやっていましたね。

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5月28日(土)公開『オオカミ少女と黒王子』二階堂ふみと山崎賢人のダブル主演


二階堂:必要とあらば、次のシーンはこうしたいんだけど、どうだろうみたいな意見交換をさせてもらったりとか、あとは現場が終わったあとにみんなでご飯へ行くときは、普通に最近好きなものの話とか。

山崎:お芝居の話だけでなく、わりとなんでもフラットに話せたから、それはよかったなって思います。

ーー神戸でのロケで印象に残っていることは?

二階堂:とにかく寒かったんですよ。最後のシーンのときはマイナス2度とかになってて、中華街の路面にまいた水が凍ってました(笑)。それが印象に残っています。

山崎:神戸ではとにかく走りましたね(笑)。それまで、ほとんど足組んでふんぞり返っていた恭也が走るっていうのも、彼の成長というか、エリカを好きになったパワーですよね。

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5月28日(土)公開『オオカミ少女と黒王子』二階堂ふみと山崎賢人のダブル主演


ーーでは、最後にメッセージをお願いします。

山崎:映画『オオカミ少女と黒王子』は、原作のいい部分を残しつつも、一つ一つのシーンもキャラが実在するリアルなものとして描けていると思います。そのあたりの違いを注目しつつ、映画と漫画どちらも楽しんでほしいですね。

二階堂:原作はもちろんかけがえのない作品ですが、映画は映画として「監督の作品」になったと思います。ラブコメ、少女漫画としての王道な部分を描きつつ、映画としてチャレンジなシーンも作っているので、その辺りを楽しみに、劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。

映画『オオカミ少女と黒王子』は5月28日(土)全国ロードショー。

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5月28日(土)公開『オオカミ少女と黒王子』


独占インタビュー 第1弾>>



胸キュンシーンの連続! 「オオカミ少女と黒王子」公開直前スペシャル映像>>


◆ 二階堂ふみ(にかいどうふみ)
1994年9月21日生まれ。21歳。沖縄県出身。2009年、役所広司初監督作品『ガマの油』に抜擢(ばってき)されスクリーンデビュー。2012年公開映画『ヒミズ』では、第68回ヴェネツィア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞、第36回日本アカデミー賞で新人賞を受賞。近年では『私の男』(2014)『渇き。』(2014)『味園ユニバース』(2015)などに出演。今年の公開待機作に「ふきげんな過去」(6/25公開)「SCOOP!」(10/1公開)「何者」(10/15公開)。どんな難役もこなす若手演技派女優。

◆ 山崎賢人(やまざきけんと)
1994年9月7日生まれ。21歳。東京都出身。2010年、ドラマ『熱海の捜査官』で俳優デビュー。翌2011年、映画『管制塔』で初主演を飾り、2012年も映画『リアル鬼ごっこ』『アナザー Another』と主演作が続く。近年では、連続テレビ小説『まれ』や人気テレビドラマNTV『デスノート』にL役、映画『ヒロイン失格』、『orange-オレンジ-』が大ヒットし、第39回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。2016年9月10日公開『四月は君の嘘』、2017年2月公開予定『一週間フレンズ。』などの話題作に出演するなど、今最も注目されている俳優。

※文中の「山崎」の「大」は「立」表記
(文/黒田隆憲@HEW)

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