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謎が謎を呼ぶ緻密な構成が人気を集め、累計発行部数1000万部超を突破した超人気ミステリー作品「ひぐらしのなく頃に」が初のドラマ化。5月20日午後9時よりBSスカパー!にて放送されている。一見、平和に見える村で起きた凄惨(せいさん)な連続怪死・失踪事件の謎を描き出した同作は、原作のエピソードである「鬼隠し編」「綿流し編」「祟(たたり)殺し編」を2話ずつ全6話の構成で実写化。地上波ドラマでは決して描くことのできない過激なホラー演出・描写で、原作の世界観をリアルに再現している。

今回、物語の主人公を務めるのは、「仮面ライダードライブ」や「MARS~ただ、君を愛してる~」などで人気急上昇中の俳優・稲葉友。村で起きる不可解な出来事に翻弄(ほんろう)される少年・圭一を熱演している。今回は、ドラマ初主演を果たした稲葉に、ドラマにかける意気込み、今後の見どころなどを聞いた。

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BSスカパー!「ひぐらしのなく頃に」毎週金曜よる9時放送。(全6話)


BSスカパー! オリジナル連続ドラマ「ひぐらしのなく頃に」 第1話鬼隠し編 前編 本編映像>>


第2話鬼隠し編 後編 予告>>


――「ひぐらしのなく頃に」といえば、ゲーム、アニメ、小説、映画など幅広いジャンルで展開された人気作ですが、ドラマ化のお話を聞いていかがでした?

稲葉「自分が中学の時に読んでいた、昔から知っているあの本の世界に入ることができるんだと思ったら、ワクワクしましたね」

――新潟ロケが長期にわたって行われたとのことですが、スタッフ、キャストの皆さんのチームワークもまとまってきたのでは?

稲葉「そうですね。ひと月以上行われたのですが、日々、撮影に参加しているメンバー同士でまとまっていて、いい形が出来上がっているなと思います」

――ハードなロケが続いているようですが、全体のスケジュールとしては、折り返し地点は越えたそうですね。

稲葉「そうなんですか! どれくらい撮影が進んでいるかわからなくなるくらい、今は毎日の撮影に集中していて。この調子だと、クランクアップの時には『もう終わりなのか』とビックリしてしまうかもしれないですね(笑)」

――稲葉さんが考える圭一像とは?

稲葉「二面性がある人だなと。例えば頭がいいんだけど、おバカな面があったり、冷めているようで熱かったり、クールなようで仲間思いだったり。それゆえにいろいろな事件に巻き込まれたりするのかなと思いました」

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BSスカパー!「ひぐらしのなく頃に」毎週金曜よる9時放送。(全6話)


――5月27日には第2話が放送となりますが、今後の見どころは?

稲葉「第1話では、家族がいて、友だちがいて。楽しいのどかな日常があって。でも、ちょっとしたことから疑念が生まれ、徐々に何かがずれていくというか。おかしくなっていきます。そこからの展開がとても早くて、その勢いのままにラストまで持ってかれるのではないでしょうか。お話がどんどん進んでいくうちに、単純なサスペンスホラーではない、物語の深みが出てくると思います。ですから、とにかく最初は圭一同様、追い込まれながら、おびえながら楽しんでいただければいいなと思っています」

――1話を見逃した人も無料配信で追いかけることができるので、そういう人のためにも1話の見どころを教えてください。

稲葉「1話は物語の最初の立ち上がりで、作品の方向性を見せていくところなので、内容はとても濃いと思います。物語の導入で、こういう人がいて、こういう話ですよと。そしてこういう怖い描写もありますよということがテンポ良く描かれていきます。
それから石垣佑磨さんがアドリブを入れていたりと、皆さん細かい芝居をされているので、そこにも注目してもらいたいですね。祭りのシーンには、NGT48の他のメンバーも出演しているんですが、そこでも彼女たちがいろいろと細かい演出をつけてもらっているので、そういったところまで見ていただけると、作っている側としてはうれしいですね」

――BSオリジナルドラマということで、「地上波ドラマでは決して描くことのできない過激なホラー演出・描写によって原作の世界観をリアルに再現する」との触れ込みですが。そういった過激さなどは現場で感じますか?

稲葉「演じる側としては、やっていることは普段と変わらないのですが、スタッフさんたちが一生懸命、血を流してみたり、暴力的な描写だったり、エグい音だったりといったことを作り込んでくれているので、それに応えられるような芝居をしなきゃいけないなと思っています」

――ただ、実は稲葉さんは怖いものが苦手なんだとか。

稲葉「そうなんです。もともとはそういうのが得意ではなくて。でもテレビなどで見るのは怖くても、演じる分には平気なんだなと思いました(笑)。現場にはスタッフさんもみんないるし。僕はどちらかというと、みんなから驚かされる方の役ですが、楽しんでやっています。ただ、この作品は単にグロテスクだけの作品というわけではなく、もっと人間の根幹の部分を描き出した物語なので、怖いということにめげずに見てもらえたらいいなと思います」

――新潟ロケを振り返ってみていかがでした?

稲葉「自然の景色が素晴らしくて。撮影していても、やはり土地の空気というものが出てくるんだなと思いました。隅に映っているおばさんもお芝居がうまいなと思ったら、実はそこの村の人たちにそのまま出てもらっていたりするんです。衣装なんかも自前で、農作業用の服とかを持ってきてくださるんですが、やはりそこに生きる人にしか出せないものがあるというか。説得力が全然違うんで、すごいなと思いますし。そういうことを感じられるのも、新潟ロケならではだなと思いました」

――本作はアイドルグループNGT48の初ドラマということでも話題ですが、共演してみていかがですか?

稲葉「彼女たちは普段もアイドルとして、ダンスも覚えなきゃいけないですし、握手会や総選挙もやっています。アイドルの仕事が本当に忙しい中、ドラマのセリフも覚えなきゃいけないですし、主題歌まで担当しています。本当に大変だろうなと思います」

――彼女たちはドラマ初出演ということですが。

稲葉「初めてお芝居をする人たちが現場にこれだけいることがなくて。これまではせいぜいいても1人か2人で、むしろ僕の方が芝居の経験がない方でしたから。だから最初はとにかく、僕が先輩たちから伝えられたことで、何が伝えられるんだろうと考えながら接していましたね」

――彼女たちに何を伝えようとしていたのですか?

稲葉「とにかく芝居を嫌いにならないでほしいということですね。今はみんなお芝居を楽しんでくれているし、良かったです。現場では、ここはこうじゃないですかね、とかコミュニケーションを取りながら撮影ができているので本当に良かったと思います。彼女たちは日々、着実に成長していっているんで、見ていて面白いですよね。」

――これからドラマを見るという方にメッセージを。

稲葉「このドラマは、表に出ていることはすごくシンプルなんですが、その中にはいろんなものが詰め込まれているので、そういったところを楽しんでもらえたらと思います。それと『ひぐらしのなく頃に』という物語を知らない方にとっては、3話からの展開にはものすごく衝撃を受けるかもしれません。そこも楽しみにしてもらって、ぜひともご覧になってもらえたらと思います」

――最後に座右の銘を教えていただきたいのですが。

稲葉「伊丹十三さんの言葉なんですが、『悲観的に準備して楽観的に遂行せよ』ですね。準備をする際には、不安で心配を感じるくらいに準備を怠らず。でも本番ではそれを気軽に、楽にはき出すくらいがちょうどいいんだと。それは何に対してもそうだなと思ったんで、大事にしている言葉ですね」

BSスカパー!オリジナル連続ドラマ「ひぐらしのなく頃に」は、5月20日(金)より毎週金曜よる9時放送。(全6話)

◆稲葉友(いなばゆう)
2009年、第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで過去最多の1万5,491人の中からグランプリを受賞。2010年にテレビドラマ「クローンベイビー」で俳優デビュー。その後、「真田十勇士~ボクらが守りたかったもの~」(2011)で舞台初出演にして主演を務めた。2014年から2015年にかけて放送された「仮面ライダードライブ」の仮面ライダーマッハ/詩島剛役で広く注目を集める。主な出演作として、舞台「露出狂」(2012)、舞台「飛龍伝」(2013)、タクマ・フェスティバル・ジャパン「晩餐」(2013)、映画『モンスター』(2013)、映画『ワンダフルワールドエンド』(2015)など。出演映画「MARS~ただ、君を愛してる~」が6月18日公開予定。

(取材・文/壬生智裕)
(写真:トレンドニュース)

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