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 三浦大知が今年3月に通算19枚目のシングル『Cry & Fight』をリリースした。プロデューサーには、これまで三浦の楽曲を数多く手がけてきたUTAに加え、国内外でいま非常に大きな注目を集めているクリエーター、Seihoが参加。日本のダンスミュージック・シーンの未来を担う3アーティストによる、夢のコラボレーションが実現した。さらに、PVで三浦とともに振り付けを担当したのはShingo Okamoto。ダンサーたちの、しなやかで躍動感あふれる踊りがドラマチックな楽曲をさらに感動的に盛り上げている。
 9月から11月にかけての3ヶ月間、全国15カ所 計17公演の「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016」がひかえている三浦に、『Cry & Fight』の制作エピソードやツアーに向けての意気込みなどを聞いた。

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9月15日より「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016」スタート


「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016」(Yahoo!チケット)>>

■ 最新曲「Cry & Fight」について

三浦:僕とUTAさんはこれまで何度も一緒に曲作りをしてきたのですが、Seiho さんとは今回初めてご一緒しました。同い年なんですけど、曲を聴かせていただいたときの衝撃は大きかったですね。とにかくカッコよくて、革新的かつ独自のサウンドを構築されている方だなと。すでに強力な信頼関係を作り上げているUTAさんとのコラボに、もしSeiho さんのセンスも加わったら、ものすごいものが出来るんじゃないかと。普通、1曲の中に2人のトラックメーカーが入ることってなかなかないんですけど、わがままを言わせていただき、このような形のコラボになりました。

ーー楽曲のコンセプトは?

三浦:とにかく「踊りたい!」っていうのがあったので、「今までで一番踊れる楽曲」というのが最初に考えたコンセプトでした。非常にドラマチックで、心がグワッと盛り上がるような......。ある意味、僕にとっての集大成とも言えるような楽曲になりましたね。

ーー歌詞はどのようなテーマで書かれているのでしょうか。

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9月15日より「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016」スタート


三浦:昨年がデビュー10周年で、そこからまた新たなスタートっていう意味合いもあったんですね。これまでさまざまなことにチャレンジし、その中で経験を積み重ねながらここまでやってきて。途中でもちろん、うまくいかなかったこともたくさんあったけど、それをバネにしながら続けてきたことを思い出して......。きっと、そういう人って多いんじゃないかと思うんです。人生、うまくいくことの方が少ないし、その中でもがきながら一生懸命勉強したり、仕事したり。ときには「もう、頑張るのもイヤだな」と思って諦めちゃったりすることもあると思う。

ーー確かにそうですね。

三浦:そういう人たちに、「人生って素晴らしいときもあるな」とか、「もう一度チャレンジしてみてもいいな」とか、少しでも前向きになってもらえるような歌詞が書きたかった。「『Cry』があるからこそ、『Fight』も出来るんだ!」というような......。僕自身、まだまだなんですけど、みんなにとっての「応援歌」になるような楽曲を目指しましたね。それは、10年というキャリアがあったからこそ言えたことなのかなとも思います。

ーー三浦さんも、「人生、うまくいかない」なんて思うことがあるのですね。

三浦:そんなことだらけですよ! 何かを表現しようと思うと、できないことがたくさんある。例えば「ステージ上にブラックホールを作りたい!」って、突拍子もないことを考えたり。でも、作れっこないじゃないですか(笑)。僕がそこで思い浮かべているのは、ステージ上にあるセットがグワーッと吸い込まれていくようなイメージなんですけど、だとしたら、ブラックホールを作る以外の方法で、そのイメージを実現させる方法は、どんなことがあるか? って考えるんです。そういうことの連続です。

ーー正攻法では「実現不可能」でも、何か別の角度からのアプローチで活路を見出だす。そういうトライ&エラーの繰り返しが、まさに「Cry & Fight」っていうことですね。

■ 「Cry & Fight」のPV、振り付けのイメージは?

三浦大知 「Cry & Fight -Dance Edit Video-」>>


三浦:最近、振り付けは僕一人で考えるのではなく、好きなダンサーと一緒に作ることが多いです。今回はとにかく激しくて熱いダンスがいいなと思っていたので、シンゴ君(Shingo Okamoto)にお願いしました。基本的には彼が考えてくれた振り付けに、僕はちょっと抑揚をつけたりとか、全体の調整をしたり。結果、ダンスミュージックのいろいろな要素が詰まった作品に仕上がりました。

ーーコラボレーションが好きなのですね。

三浦:ものづくりに関しては、一人であまりやりたくないんです。自分の視点だけじゃなくて、いろいろな人の視点から一つのものごとを見たいって思うんです。それを、最終的に自分自身の表現として、「どう落とし込むのか?」っていうことをいつも考えながらやっています。それに、コラボすることによって、自分だけでは全く想像もつかなかったような場所まで行けるときもありますよね。そういう、「うれしいハプニング」を期待している部分もある。それがまた、自分の可能性を広げてくれることにもなりますし。

ーー例えばマドンナやビョークが、新鋭クリエーターを積極的に起用するみたいに、「新たな才能を探して、世に知らしめたい」っていう気持ちもありますか?

三浦:うーん、どうだろう......。もっと単純に、自分が「この人とやりたい!」っていうことだけだと思いますよ。自分が誰かを引っ張り上げるみたいな、そんな立場だとはまだ全然思っていないですし。ただ、「この人すごい!」と思ったら素直に反応したいし、「一緒にやってみたいな」と思ったら、フットワーク軽くオファーできる立場でありたいとは思いますね。

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9月15日より「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016」スタート


ーー今後、コラボしてみたい人は?

三浦:いっぱいいます。こないだ武井壮さんと対談させていただいたんですけど、武井さんって常にものごとの本質を捉えていると思うんです。考え方がすごく好きで、影響を受けているんです。何か一緒にできたらいいなあって思いました。どんなことができるのか分からないですけど(笑)。

ーー最近、プライベートで「Cry」したことってあります?

三浦:僕は結構、涙もろいんですよ(笑)。昨夜はテレビのバラエティー番組を見ていて泣きました。ある外国人の方が、「忍者」のことをものすごく好きで、自分で忍術の道場を開いているんですね(笑)。側転しながら銃を撃つなど、だいぶ間違った形で忍者を解釈しちゃっているんですが(笑)。でも、とにかくその人の「忍者愛」の強さ、情熱に感動してウルッときちゃいました(笑)。
番組の中で、彼は日本の本格的な「忍者ショー」を体験するのですが、そのときのまなざしが本当にキラキラしてたんです。人が何かを心の底から好きになって、夢中でいる姿って、それだけで泣けてきませんか?(笑)

ーー最後に、今年9月からスタートする「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016」への意気込みをお願いします。

三浦:前回がアコースティックメインのファンクラブツアーだったのですが、今回はそれとは真逆のステージになるんじゃないかって思います。それがどこへフォーカスされていくか、今の段階では分からないですけど、「歌って踊る」ことの、また新たな可能性を提示できたらいいなと思っていますね。

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9月15日より「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016」スタート


◆ 三浦大知(みうらだいち)
1987年8月24日生まれ、沖縄県出身。Folder のメインボーカルとして1997 年にデビュー。
2005年3月にシングル「Keep It Goin' On」でソロデビュー。ミュージックビデオの祭典「MTV VMAJ 2014」では"ベストR&Bビデオ"、「MTV VMAJ 2015」では"ベストR&Bアーティスト"を受賞し、ヨーロッパ最大の音楽授賞式「2014 MTV EMA」にて"ベスト・ジャパン・アクト"に選出されるなど国内外で高く評価されている。 2015年にはデビュー10周年を迎え、ニューアルバム『FEVER』をリリースした。

三浦大知 「FEVER」(from 「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2015 "FEVER"」)>>


三浦大知 「Supa Dupa Paper Plane」>>


三浦大知 「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2015 "FEVER"」 LIVE TEASER>>


三浦大知 「The Answer」(from LIVE DVD『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2013 -Door to the unknown-』)>>


三浦大知 「GO FOR IT」(from LIVE DVD『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2013 -Door to the unknown-』)>>


三浦大知 「Two Hearts」(from LIVE DVD『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2013 -Door to the unknown-』)>>


(取材・文、写真/黒田隆憲)

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