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ドローンによる空撮映像を見ない日はないほど、ここ数年ドローンの活躍は飛躍し、一般的に身近なものになりつつあります。海を渡った海外では、ドバイでのドローンレース大会に賞金総額が1億円を超えるなど、その躍進はとどまるところを知りません。

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TV放送決定!「最強・最速は誰だ!?ドローンレース日本頂上決戦!!」
BS-TBS 7/23(土)よる11:30~ CS-TBS 8/27(土)あさ8:30~、8/31(水)よる10:30~


バックナンバー:日本初のドローンレース番組はヒヤヒヤの連続? 誰もが"世界一"を狙える夢世界/<視線の先インタビュー>

今日はそんなドローンの中でも、世界の注目を集めつつある「ドローンレース」について、日本ドローンレース協会(JDRA)代表理事の小寺悠さんにお話を伺いました。

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日本ドローンレース協会 代表理事の小寺悠さんは、なんと若干25歳!


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「名場面集」「選手紹介」ほかドローンTV 特集はこちら>>


■日本では負のイメージで始まったドローン

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―― ドローンの話題となると、当初、日本ではどちらかというと「事件」が目立っていましたね。

小寺:去年(2015年)は、ドローンにとって大きな事件がいくつかありました。1つは首相官邸にドローンを墜落させた事件(首相官邸無人機落下事件)。その時初めて、世間で「ドローンって一体なんだ?」となりました。でもその事件をきっかけに注目を集め、ドローンメーカーは売り上げがめちゃくちゃ伸びたようです(笑)。良くも悪くもドローンの存在が世の中に知られることになりました。
その後も、善光寺で僧侶ら数百人が行列をなす行事中にドローンを落としちゃったり、国宝の姫路城にドローン衝突したり。それで急ピッチにドローンに関する法律「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」ができました。その後も文化財のお城や大使館にも落ちているんです。そのイメージが先行して、日本ではドローンが悪者扱い。だから私たちのドローンレースも、しばらくは全く相手にされずにいました。

■ドローンは今後来る! 直感だけで始めた日本ドローンレース協会

―― 日本ドローンレース協会というのは、いつできたんですか?

小寺:もともと何か面白いことをやりたいと思っている人たちが集まる、堀江貴文サロンというのがあって。その中で堀江さんが、2014年頃からヨーロッパで流行していたドローンレースの動画を見せて、「誰かやってみたら?」って呼びかけたんです。それで有志が集まって、2年前(2014年8月)から活動が始まりました。僕は発足から1年後くらいに参加することになります。

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ドローンレースでは、パイロットは機体から送られてくる映像を頼りに操縦する


―― 小寺さんがドローンの世界に入った理由はなんだったのでしょうか?

ずいぶん前から注目していましたが、正直僕自身、ドローンを飛ばしていないまま、この世界に入りました。大学を卒業した後、個人事業の仕事をしながら、中学生にサッカーを教えていたんですね。その子たちを見ていて、ふと僕が中学生だった時代から何も変わっていないなあ、なんてことを思ったんです。海外では教科書が全て電子書籍になったりしているのに、日本では何も教育が変わっていない。このままじゃいかんぞ!なんてことを言っていたら、子どもたちは面白がってくれたんですけど、親からクレームが入ったりして(笑)

―― なるほど、古いままの日本に何かしらの危機感のようなものを覚えたわけですね

ちょうどその頃、日本ドローンレース協会が、人手不足で運営がうまくいかなくなっていて。僕はドローンがこの先絶対に伸びると思っていたので、ちょうど良い機会だと思い、そこから日本ドローンレース協会の代表理事を務めることになりました。

―― ドローンの世界はいけるぞ、という直感だけでやり始めたわけですか?

いけるぞと言うより、未来があるものってたくさんあると思うんですが、プログラミングとかは僕より上手い人がいっぱいいるからその人に任せておけばいい。ドローンはまだやっている人が少ないんだから、僕がやってみようと。1年ぐらいは無収入でもいい。例え日本ドローンレース協会がダメだったとしても、どこかで拾ってくれる人がいるだろうと思って、あんまり危機感をもたずに始めました(笑)。


■今や世界では10代の少年が数千万円を稼ぐ夢の世界、ドローンレース

ドローンレースの世界では、10代の若者の活躍がすさまじいです。例えば15歳の英国人少年、ルーク君は賞金25万ドル、2,500万円くらいを獲得しています。

ドバイで行われたWorld Drone Prixのコース>>


―― 賞金、そんなに出るんですか!?

ドバイの大会では総額で1億2千万円。1位が2500万円。スピードを競うレースで優勝したのが先ほどのルーク君。フリースタイル(ドローンの動き方を競う競技)で優勝したのが、韓国のこれまた12歳の子。ドバイはレースだけではなく、産業ドローンでもコンテストをしていて、そこで生まれたのが水陸両用のドローンなんです。米国ミシガン州のオークランド大学がコンテストで1位を取って賞金100万$をもらった。

―― 10代の子が強いということですが、おじさんは勝てないんですか?

おじさんの熟練したテクニック以外にも(笑)、身体能力、主に動体視力が勝っています。あと飛ばす練習時間の量ですね。子供はやっぱ練習しまくっている。日本は例えば東京都内に関して、ほとんど飛ばせなくなってしまった。どんどん遅れをとっている状況です。それでも室内の練習場というのができてきて、この間も埼玉にオープンした練習場は、LEDを1万2,000発くらい使ったコースがあります。

■1本の動画が世間を変えた。

小寺:日本では冒頭に言った事件なども多く、マイナスのイメージが強かったんですが、それが今年の1月に出た動画でガラッと変わったんです。ドローンレーシングリーグ(DRL)というベンチャー企業がロサンゼルスにありまして、そこがむちゃくちゃかっこいい映像を今年の初めに世に送り出したんです。先ほどのドバイのレースもそうですが、会場がネオンできらびやかに彩られていて、スピード感溢れるドローンの様子を、パイロット目線で見ることができる。その映像が、ドローンへの世間の印象をガラッと変えたと思いますね。




CGを見ているかのようなドローンレース映像は、近未来を感じさせる


そんな中で僕らの日本ドローンレース協会への問い合わせも徐々に増え、ハワイで行われる世界大会(World Drone Racing Championship)の予選を、日本でやってくれないかという話が来ました。それじゃあ、このレースを大々的に日本の歴史のスタートとしてやろうよと言うことで、テレビ局まで一緒になっておこなう一大プロジェクトになりました。それが6月に仙台で行われたJapan Drone Nationalsという大会です。

■仙台に約2,000人が集まった 日本最大規模のドローンレース大会

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小寺さんが主催したJapan Drone Nationalsの会場。日本最大のドローン大会は、ハワイで行われる
世界大会World Drone Racing Championshipsの予選大会となる


小寺:当初は、ドローンが好きな人だけが来てくれるような大会になるかと思ったのですが、ふたを開けてみると、家族連れの方など幅広い層の方に延べ1,766人も来ていただいて。本当に仙台市の方が、ものすごく協力をしてくれました。

―― ドローンは非常に小さいですが、会場に来たお客さんは楽しめるんですか?

会場には大型のディスプレイがあって、ドローン目線、つまりパイロットが見ている映像ですね、これも観客の皆さんに見てもらえるようになっています。
出口調査でも、今回のレースはかなり評判が良かったです。初めて競技をするドローンを見たので面白かったとか、LEDがきれいだったとか、音がすごかったとか、演出面を喜んでいただいた方がたくさんいました。レースドローンは100km近くスピードが出るんです。だから本当にF1みたいです。音がビィィィィィィンて、すごく迫力がある。それは感じてもらえたのかなと。それからドローンの操縦がこんなにうまいんだっていう意見もありました(笑)。

―― 見ていて分かるものなんですね?

うまい方とそうでない方がいらっしゃいますからね。今回は予選なので、もう誰でもウェルカムにしていたんですね。だから始めてまだ1ヶ月とか2ヶ月の方も出場されていて、飛んだと思ったらいきなり急上昇して天井のLEDにぶつかっちゃったりとか(笑)。

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―― そういう初心者の方も出られるんですね?

意外なことに、いきなり落ちたとか、それが会場のお客さんからすると面白かったみたいなんです。今回それが意外でした。僕らからしたら、あー......やっちゃったなぁ、と言う感じがしてしまうんですが。そういう感想は僕らにはない新しい視点でしたね。

―― レースはどういった形で進められるんですか?

今回はコースを3周して競う形でした。1周は1分もかからないです。コースにもよりますけど、1周だいたい数十秒ですね。予選のコースは円なので、1周5秒とかで走るんです。ただ予選だけは、7分間のベストタイムラップ方式なので、何周も何周もずっと飛んで、その中で1番早いタイムをランク付けします。

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スピードのためなら機体をも破壊する


レースの盛り上がりで外せないのはクラッシュだったりもするんですが(笑)、お金はかかりますよね。だからこれから僕たちがやろうと思っているのは、チーム制にすることです。チームにスポンサーをつけて、個人の負担を減らさないとパイロットが持たないんです。

―― これからどうやってドローンレースを盛り上げていきますか?

来年4月をめどにDリーグという国内リーグを発足しようと考えています。リーグ戦を通じてパイロットに切磋琢磨してもらい、それを放送だとか記事にしてもらって拡散することによって、ドローンレースをどんどん広めていきたいと思っています。

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日本ドローンレース協会(JapanDroneRacingAssociation)


まるで自分が操縦しているかのような迫力映像。最高時速100kmで繰り広げる国内最大級のドローンレース「JAPAN DRONE NATIONALS」の模様を、BS-TBS 7/23(土)よる11:30~ CS-TBS 8/27(土)あさ8:30~、8/31(水)よる10:30~放送。「最強・最速は誰だ!?ドローンレース日本頂上決戦!!」をお見逃しなく。
7月24日(土)0時より、GYAO!にて同番組を無料配信。

GYAO!「ドローンTV 特集はこちら」>>

~ドローンナショナルズとは~「最強・最速は誰だ!?ドローンレース日本頂上決戦!!」>>


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(取材・文/トレンドニュース)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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