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若手芸人が下積み時代にキツい貧乏生活を送っていたというエピソードはよく聞くだろう。しかしそんな中でお笑いトリオ、ザ・フライの井村俊哉は、株で年収1,000万円を稼ぎ早くもマンションを購入していると言う。また、同トリオの今野和人は今年3月に、過去に糸井重里や林真理子も受賞している、"広告界の芥川賞"とも言われる「宣伝会議賞」でグランプリを受賞。もうひとりの雨ちゃんは、28歳からバイオリンを始め、今では毎日長時間に及ぶ練習を行っているそうだ。3人とも稼ぎも生活リズムもバラバラ。そんな中でなぜいまだにトリオでの芸人活動を続けているのだろうか......?

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 ザ・フライ)


■幼い頃から金儲(もう)け

井村「僕は幼い頃からずっとお金が大好きなんです。なので昔からほぼお金は使わずためるという生活をしていて、みんながゲームをやってるときにも自分はゲームをやらず、ゲームの転売をして金儲(もう)けをしていたくらいです。ゲームをA店で買ってB店で売って、みたいな。今は転売するものがゲームから株にかわっただけですね。最初は全然勉強もせずに株の世界に飛び込んだので、年間で稼ぎがマイナスになっていたこともありますけど、5年前に当時の彼女と結婚したくて稼ぎを何とかしようと本格的にやり始めてからはずっとプラスです。その彼女が今は奥さんになりました。今では年収1,000万円で、まだ増減はあると思いますが、今年は6月まででもう900万円稼いでいます」

今野「僕が『第53回宣伝会議賞』に応募したのは、本屋さんでたまたま『一文だけで100万円』という広告を見つけたのがきっかけです。もともと言葉に触れるのが好きだったので、考えるのは楽しかったですよ。46万件以上の応募があった中でのグランプリだったのでいただいたときはかなりうれしかったです。今後の活動に生かしていけたらなと思います」

雨ちゃん「ふたりともすごいですよね。僕はふたりとはちょっと違うんですけど、2年前くらいからバイオリンを始めました。始めた理由は具体的にひとつ『これ!』と言えるものはなくて聞かれると困るんですけど、一番近い理由としては、ホームレスになったときにバイオリンを弾けたら格好良いなって思ったってことですかね」

井村「なんでホームレスになるんだよ!?(笑)」

雨ちゃん「うふふ。でも、前から気にはなってはいたんですよ。バイオリンってすごくいろいろなところで使われてるじゃないですか。映画の音楽とかを聞いているうちに無意識にやられていて、今では1日7~8時間バイオリンの練習をしています」

■芸人活動は月に4回!?

雨ちゃん「こうやって話してると、みんな意外と自分が昔から好きだったことをやって生きてるんだね」

今野「本当はもっと芸人頑張れって感じなんだけどね(笑)。実は僕たち、今芸人としての活動は月に4回くらいしかしていないんですよ。今というより結成当時からあまり変わっていないんですけど」

井村「そうだね。本業の芸人よりもそれぞれやりたいことをやってる時間のほうが数百倍多い(笑)」

今野「しかも最近では井村が『株で忙しくてネタ作りに参加できない』って言うので、僕らふたりでネタを考えていますからね。その代わりにネタ作りのときのドリンク代と交通費を出してもらうということになってるんですけど、実は井村はかなりのケチで、年収1,000万もあるくせにネタ作りでルノアールにも行かせてくれないんですよ」

井村「だってルノアール高いじゃん」

今野「おまえの稼ぎに比べたら高くねぇよ! それから話を聞いて驚いたのが、奥さんと旅行に行ったときも、ご飯は吉野家とかスーパーのお惣菜(そうざい)コーナーで済ませるらしいんです。いくら観光地で物価が高いと言っても旅行ですよ? しかもお金ないわけじゃないのに。そんなにためてどうするの!?」

井村「いいじゃない別に。うーん。何に使うというか貯めるのが好きなんだよね。まぁ子供できたときにでも使うかな(笑)」

■でも芸人辞めたくない!

今野「そんな感じで3人ともバラバラの活動をしているので、『なんで芸人を続けているのか』って聞かれることもあるんですけど、これだけ他のことをやりつつも、みんな芸人を辞めようとは思っていないんです。僕も『今回の受賞を機にそっちの仕事に転向しないのか』と聞かれたりもするんですけど、CMとかコピーライターって、企業さんが伝えたいことを僕らがアイディアを出して代弁するっていう感じじゃないですか。僕、ワガママだからそれだけじゃ嫌なんです。やっぱり自分が面白いと思ったものを伝えたいっていう気持ちがどうしてもある。だからベースとして芸人はずっと続けて行きたいと思いますね」

雨ちゃん「そうだよね」

井村「それに、ザ・フライは僕らの中で帰る場所になってきてるとこもあるんです。それぞれがそれぞれの場所で好きなことを頑張って、ここに帰って来るみたいな。だから僕も芸人はまだまだ続けたいと思います」

今野「本当は『帰る場所です』なんていうのはもっと活躍されてる方がする発言なんだろうけど、これが僕たちのスタイルってことで、このままマイペースに頑張って行きたいと思います!」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 ザ・フライ)


ブレイクまではコンビでの活動を優先する芸人が多い中、ザ・フライは、"それぞれが独自の道を進み、個々の名前を売っていく"という真逆の方向で活動中。しかし年収1,000万円の株芸人、"広告界の芥川賞"受賞者として、確かに井村と今野は若手ながら大きく話題をよび、仕事を獲得してもいる。あとは雨ちゃんのバイオリニストとしての才能が開花すれば......! 王道を行かずとも、しっかり結果を出している彼ら。なかなかカッコイイかも。

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◆ザ・フライ
今野和人(写真左)と雨ちゃん(写真中央)、井村俊哉(写真右)の3人からなるお笑いトリオ。今野は1984年12月7日生まれ、東京都出身。「宣伝会議賞」の「『JTBの旅行券』を大切なひとへ贈りたくなる広告表現」という部門に応募。娘が掃除機をかけながらリビングで寝転がっている父親に向かって「お父さん、そこ掃除するから旅行でも行ってきて」と旅行券を手渡すという内容のCM案を提出し、グランプリを獲得した。座右の銘は「自作自演」。雨ちゃんは1986年4月20日生まれ、埼玉県出身。井村から教わった株で30万ほど儲(もう)けたことをきっかけにバイオリンを始めた。座右の銘は「よそはよそ、うちはうち」。井村は1984年9月10日生まれ、茨城県出身。株で年に1,000万を稼いでおり、月の過去最高利益は1687万円。座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」。

(文/木村彩乃@HEW
(写真:トレンドニュース)

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