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ギターレスのスリーピースピアノバンドというユニークな編成で、リリカルかつエモーショナルなロックミュージックを奏でるWEAVER。今年2月にリリースした通算6枚目のアルバム『Night Rainbow』を引っさげ、全国ツアー『WEAVER 11th TOUR 2016 「Draw a Night Rainbow」』をおこなった彼らが、その最終公演の模様をおさめたライブDVD『WEAVER 11th TOUR 2016 「Draw a Night Rainbow」at NHK HALL』を8月24日にリリースする。

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WEAVER ライブDVD『WEAVER 11th TOUR 2016 「Draw a Night Rainbow」at NHK HALL』を8月24日にリリース


WEAVER 「くちづけDiamond」(from『WEAVER 11th TOUR 2016「Draw a Night Rainbow」at NHK HALL』)無料配信中>>


WEAVER "ID" TOUR 2014「Leading Ship」at 渋谷公会堂>>


半年間に及ぶロンドン留学を経て、音楽的にも人間的にも逞(たくま)しく成長した彼らの雄姿を余すことなく堪能できるほか、副音声にはメンバー3人による、当日のステージを振り返った裏話や解説などを含むコメンタリーを収録するなど、非常に充実した内容となっている。
そこで今回、メンバー3人にアルバムの反響やロンドン留学のエピソード、DVDの見どころなどを熱く語ってもらった。

■ 新しいサウンド、演出......「新しい挑戦」が詰まった最新アルバム

ーー今年2月に通算6枚目のアルバム『Night Rainbow』をリリースしました。改めて振り返ってみて、どんな作品ですか?

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杉本雄治(Vo, Piano)


杉本:『Night Rainbow』は僕らにとって3年ぶりのオリジナルアルバムですが、その3年の間にバンドはどんどん変化していったんです。特に転機になったのが、半年間のロンドン生活。精神的な部分も鍛えられたし、サウンドも変わったと感じていて。それをアルバムという形で残すことができて嬉しいです。
僕たちは、常に新しいことに挑戦する気持ちを大事にしたいと思っていますが、特にこのアルバムには、「新しい挑戦」をぎっしり詰めました。僕たち自身、とても新鮮に感じています。

ーーライブでの反響は?

河邉:新しい曲が多かったので、演奏する前は「盛り上がってくれるかな......」と思ってドキドキしましたが、始まってみるとすごく楽しんでくれて。しかも、アルバムをすごく聞き込んで来てくれているのもうれしかったですね。

奥野:僕たちも、アルバムの世界観をより深く伝えるための工夫をしました。ステージ上の演出にこだわり、それも含めて堪能してもらえたんじゃないかな。

ーー特に盛り上がった曲は?

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河邉徹(Dr)


河邉:「クローン」という曲は、アルバム発売前からツアーでずっと新曲として演奏してきたんですけど、これまでのWEAVERとは違うサウンドということもあって、初めてお客さんの前で演奏したときは「おお~!!」という驚きの歓声が上がって。すごく手応えを感じたことが、今も強く印象に残っています。
あと、PVを撮影した「KOKO」という曲も、曲展開がいわゆるJポップに比べると複雑なところがあるんです。だから、お客さんはどんなふうにノッてくれるかな......と思っていたんですけど、まるでダンスフロアみたいに盛り上がってくれたのがうれしかったです。レーザー光線を使った演出も、すごく効果的で。

杉本:「Life」という曲も、僕らが思っていた以上にファンのみんなにメッセージが伝わっているのを演奏しながら感じました。セットリストの中盤でしたが、そこが一つのハイライトになっていましたね。ライブで化けた曲だなって思います。

河邉:バックスクリーンにはこの曲の歌詞を投影したんです。それも今まであまりやらなかった演出なので、お客さんは新鮮だったんじゃないかと。リズムパターンも、8分の6拍子の中でいろいろ変化していくので、そこがまた洋楽っぽいというか。

杉本:「クローン」や「KOKO」、「さよならと言わないで」は、これまでなかったシンセ音を取り入れていて。R&Bなどを意識したサウンドになっているんですけど、それはロンドン留学で触れたクラブカルチャーからの影響が入っていると思います。ライブでの立ち位置とか、立ってドラムをたたくパフォーマンスなどは、ディスクロージャーあたりにインスパイアされましたね。

■ ロンドン留学は貴重な体験の連続―― 階段下の物置小屋で生活も!?

ーーロンドンでは共同生活をしていたのですか?

杉本:いや、それだと日本語を話してしまうので。留学の目的の一つが語学力を身につけることだったので、向こうではそれぞれホームステイをしていました。

奥野:僕ら高校生の頃に出会ってバンドを組んで、WEAVERになってからもほとんど毎日のように顔を突き合わせていたんですね。なので、ロンドン留学で初めてそれぞれの生活軸で動くようになったら、今まで出せなかった自分がいろいろ出てきたのは貴重な体験でした。それは、バンドに戻ったときにいい形でフィードバックできているように思います。

河邉:僕は向こうにいるとき、すごくお世話になったイギリス人アーティストがいたんですけど、彼とスタジオに入っていろいろ教えてもらったり、彼のコミュニティを紹介してもらって一緒に遊びに行ったりして、観光だけではわからない、現地の人たちの暮らしやカルチャーに触れることができたのは良かったです。

ーー大変なこともありました?

河邉:ホームステイは辛い思いをしたこともありました。ステイ先の人とけんかしたり、『ハリー・ポッター』の主人公みたいに、階段の下の物置小屋みたいなところに住むことになったメンバーもいたり(笑)。そんなこともあって、僕は半年の間に2、3回引っ越しているんですけど、トランク一つ持って移動してベッドさえそこにあれば、もうどこでも暮らせるような気持ちになりました。

■ シレッとした顔をしながら、実はものすごくテクニカルな演奏をしています

ーーさて今回、ライブDVD『WEAVER 11th TOUR 2016 「Draw a Night Rainbow」at NHK HALL』がリリースされます。自分たちでご覧になっていかがでしたか?

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奥野翔太(B)


奥野:僕らWEAVERは音楽の立体感だとか、ドラマティックな要素などをすごく大事にしていて。特に今作『Night Rainbow』は、ビジュアル的にどういうふうに見せるかっていうことを、すごく考えたアルバムだったんです。
例えばステージが動くようになっていて、立ち位置が変わったり、演奏する楽器をチェンジしてみたり、他のバンドがあまりやらないような演出をたくさん取り込んでいるんですね。そういう、僕らのパフォーマンスがDVDという形で収めることができたのはうれしいです。

杉本:立ち位置が変わったから、今までにないカメラアングルがいくつかあって。例えばアンコールでは、僕が真正面を向いてピアノを弾いているんですよ。普通のバンドだと当たり前なんだけど、横からボーカルを抜いて、その奥にコーラスをしているメンバーがいてっていうのは、WEAVERにとってはすごく新鮮な絵でしたね。バンド感があって、すごくいいなあと思いました。

河邉:あと今回、3人でDVDを見ながら話したことを、オーディオコメンタリとして副音声に収録しているんです。まずは本編を主音声でじっくりと見て聴いてもらってから、僕らの裏話も楽しんでほしいです(笑)。

ーーどんなことを話しているんですか?

河邉:「このとき、実はこんな心境だった」みたいな。もちろん、使用した楽器や機材などについても話しているので、音楽をやっている人にも楽しんでもらえますけど、「ここ、何食わぬ顔で演奏しているけど、実はめっちゃパニクってて......」みたいなことまで話しているので(笑)、この日、見に来てくれた人にも楽しんでもらえると思います。

ーー他には?

杉本:ある曲で、僕はいつもピアノの上に乗ってジャンプするんですけど、そこでちょっとハプニングがありまして(笑)。それがバッチリ収録されているので、何が起きたのかはDVDで確認してみてください。

ーーGYAO! では、「くちづけDiamond」のライブ映像を配信するのですが、どの辺りに注目して欲しいですか?

杉本:やはり、アルバムのキーになる曲だし、僕らWEAVERをより多くの人に知ってもらえるキッカケになった曲だったので、ライブでもすごく熱気に包まれるというか。そういう意味では、ライブ前半のハイライトとなった曲です。それに、3人ともシレッとした顔をして演奏しているように見えますが、実はものすごくテクニカルなことをしているので、その辺も注目してもらいたいですね。

ーーみなさんにとって、ツアーの醍醐味(だいごみ)は?

杉本:やっぱり......ご飯ですかね!

(全員笑)

河邉:今回、ツアーとしては初めて島根に行ったんですけど、ちょっと時間があったので晩御飯を食べに行ったんです。島根は海の幸が素晴らしくおいしくて。のどぐろなんかも、意外とお手頃な値段で食べられたりして(笑)。しじみもすごく有名で、しじみ汁とか......。

杉本:トビウオとかね! よく「島根には何もない」なんて言われていますけど、こんなに素晴らしい海の幸があるんだ! と感動しました。

河邉:全国をまわればまわるほど、「ああ、ここでもこんなにたくさんの人たちが、僕らのことを待っててくれているんだ!」って思うし、数字ではなく実際に顔を見てそれを感じることができるのは、すごく嬉しくて毎回楽しみですね。僕ら3人だけじゃなく、みんなでライブを作り上げているんだなあって思えるのが、ツアーの一番の醍醐味(だいごみ)です。

ーーでは最後に、今後の展望を。

杉本:やっぱり、いつか武道館のステージに立ちたいですね。実は、デビューした次の日に、先輩バンドであるflumpoolの武道館のオープニングアクトをやらせてもらったんです。そこから自分たちの力ではまだ立てていないので、僕らにとって乗り越えるべき一つの目標となっているんです。そこに再び立つことができたら、また新しいスタートラインに立てると思うので、1日も早く実現させたいです!

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WEAVER ライブDVD『WEAVER 11th TOUR 2016 「Draw a Night Rainbow」at NHK HALL』を8月24日にリリース


◆ WEAVER
杉本雄治(Vo, Piano)、奥野翔太(B)、河邉徹(Dr)の3人からなる神戸出身のスリーピースピアノバンド。2009年10月に配信限定シングル「白朝夢」でメジャーデビュー以降、コンスタントにリリースとライブを重ね、2016年2月にアルバム『Night Rainbow』をリリース。4月~アルバムを引っさげたホールツアーを経て6月からライブハウスツアー・WEAVER 11th Additional TOUR 2016『Walk on the Night Rainbow』を敢行。10月にリリースされるシングルの収録曲が10月から放送予定のアニメ『うどんの国の金色毛毬』のオープニングテーマに決定。

座右の銘は、マザーテレサの言葉「偽善と言われても、人を愛し、人に正直で誠実であり続けなさい。」(杉本)、「不安ならやれ(不言実行)」(奥野)、「不合理なるがゆえに信ず」(河邉)

(文/黒田隆憲)
(写真:トレンドニュース)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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