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8月21日に閉幕し、熱い盛り上がりを見せた「第98回全国高校野球選手権大会」。甲子園といえばやはり春夏合わせて計7回の甲子園優勝を誇る高校野球の名門校でありながら今年7月に廃部となり、その歴史にピリオドを打ったPL学園が浮かぶという人も多いだろう。PL学園といえば下級生には厳しすぎるルールでも有名な学校だが、具体的に当時の部員たちはどのような生活を送っていたのだろうか。今回はPL学園のOBであり、高校野球漫画『バトルスタディーズ』の作者でもあるなきぼくろ先生が、当時の過酷な部活動事情について語ってくれた。

また、高校野球大好き芸人のかみじょうたけし、いけだてつや、野球漫画『グラゼニ』公認アイドルグループ・グラゼニ女子の芹玲那の3人も加わり、盛り上がった。

サムネイル

(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演)
写真左から、なきぼくろ、かみじょうたけし、いけだてつや、芹玲那


■PL学園野球部時代の過酷な練習......トイレの便器の水を飲んでいた!?

かみじょうたけし「PL学園野球部といえば、刑務所より過酷とも言われる寮生活で有名ですよね。具体的にはどのようなルールがあったんですか?」

なきぼくろ「1年生はカレーを食べるときは箸しか使っちゃいけないとか、『なんでそんなルールができたの?』ってツッコみたくなるルールはかなりありましたけど、中でもつらかったのは水を飲んではいけないというルールでしたね。炎天下の中で練習をしているにも関わらず、水を飲むことが許されなかったんです。人間ってあまりにも喉が渇くと喉が貼りついてしまって息ができなくなるんですよ。さすがにそれではまずいので、帽子のツバとかユニフォームから滴る汗を吸って飲んでいましたね。それでも我慢できないときは和式トイレの下のところの水を飲むこともありました。汚いって思うと思いますけど、当時はみんなそれくらいギリギリだったんです」

いけだてつや「あと僕が聞いたルールだと、ポテトチップスを食べるときは音を立てると怒られるから口の中でベチョベチョに濡(ぬ)らしてからじゃないと食べられないっていうのがあるんですけど、それ本当なんですか?」

なきぼくろ「本当です(笑)。ポテチどころかカントリーマアムでさえ濡(ぬ)らしてからじゃないと食べられませんでした。まず袋を開けるところから音を出さないように細心の注意を払って、無事に袋から取り出すことができたら口に含んでから布団を被ります。その後5分間湿らせてグショグショにしてから食べていました。みんな五感が研ぎ澄まされているので少しの音でも気づかれてしまうんです」

■まるで牢獄のような寮生活―― 目覚ましは鳴る前に止める!?

かみじょう「あと朝起きるだけでもかなり大変って聞きました」

なきぼくろ「そうですね。一応目覚ましをかけるんですけど、目覚ましの大きな音で先輩を起こすと怒られるんです。なのでどうするかというと、後輩たちは目覚ましが鳴る寸前に起きて目覚ましを止めてから先輩を起こします(笑)。みなさんは目覚ましが鳴る1秒前の針の音が他とちょっと違うことって知ってます?」

3人「何それ(笑)」

なきぼくろ「実際に聞いてみると分かると思うんですけど、ちょっとだけ違う音がするんです。なので後輩はその小さな音で起きて、鳴るまでの1秒で止めないといけないんです。止めるのにも急いで大きな音を出すと怒られるのでかなり大変でしたね」

芹玲那「それ試合で生かせるんですか?」

なきぼくろ「そうですね。そういった生活をすることで五感が研ぎ澄まされて小さな変化に敏感になるので、試合中の小さな変化にも気づきやすくなりますね。例えば誰々はフォームが変わったなとか。なので野球につながる部分はあるとは思います(笑)」

いけだ「すごい生活ですよね。まるで牢獄(ろうごく)みたい(笑)」

■名門高校野球部員はどのくらいモテる?

なきぼくろ「ファンレターはたくさん届いてましたね。全部は見られないほどで、寮長に預けて後で見る、みたいな。ただ、会えないですよ。外出ができないんで。」

芹「1年生は女の子を見ちゃいけないっていうのは本当ですか?」

なきぼくろ「そうですね、共学ですけど1年2年は見ちゃダメです。まず学校自体が男女交際禁止なんですよ。ただ、どうしても見たいですよね。そういうときは、明らかに先輩いないときを確認して、こっそり女の子を横目でみて残像を楽しんでました(笑)。いざ3年生になったときに、正面から見たら『全然思ってたんとちゃう顔やった』とガッカリしたこともありましたね。(笑)」

◆なきぼくろ
1985年10月26日生まれ。大阪府出身。元PL学園野球部のOBであり、選手時代には甲子園出場経験もあり。現在は漫画家として活動しており、週刊漫画誌『モーニング』にてリアル高校野球漫画『バトルスタディーズ』を連載中。

◆かみじょうたけし
1977年12月31日生まれ。兵庫県出身。高校野球が大好きで全国さまざまな試合を観戦しており、過去には書籍『甲子園笑伝説!』(文芸社)も出版している。また、テレビ朝日系「アメトーーク! 高校野球大大大好き芸人」に出演した際には、卓越した甲子園知識を披露し話題を呼んだ。

◆いけだてつや
1982年11月20日生まれ。熊本県出身。春夏の甲子園の他、地方予選や秋季大会、地方高校の練習試合まで観戦に行くほどの"超"がつく高校野球観戦フリーク。甲子園開催期間中は入場券売り場前で毎日野宿をして席を確保するなど、体を張った観戦と独自取材を行っている。

◆芹玲那
1991年7月8日生まれ。兵庫県出身。野球マンガ『グラゼニ』公認アイドルグループ・グラゼニ女子一の高校野球好き。甲子園第1回大会から歴代優勝校を暗唱できるほどの高校野球マニアで、人気高校野球サイト「高校野球ドットコム」で連載も持っている。

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(取材・文/木村彩乃@HEW

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