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2011年5月から2015年3月にかけて「月刊少年マガジン」(講談社)で連載され、"泣けるラブストーリー"として高い評価を受けた大人気ベストセラーコミック「四月は君の嘘」が待望の実写映画化(9月10日公開)。本作のヒロインとなる、自由奔放な個性派ヴァイオリニスト・宮園かをり役には話題作に多数出演する女優、広瀬すず。また、そんなかをりに惹(ひ)かれていく元天才ピアニスト・有馬公生役には、若手実力派俳優、山崎賢人。

今、最も旬で透明感あふれる二人が、音楽によって導かれていく青春ラブストーリーで初共演を果たした。そこで今回はすっかり打ち解けた様子の二人に本作について語り合ってもらった。

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9月10日公開 映画「四月は君の嘘」広瀬すず&山崎賢人


映画「四月は君の嘘」特別映像>>


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9月10日公開 映画「四月は君の嘘」



――この作品は音楽が大きなモチーフの物語ですが、今回の作品に挑むにあたり、どのようにして作品に入られたのでしょうか?

広瀬「すごくキラキラしている作品だなって。他の映画とはまた違った、カラフルな感じというか、この映画ならではの鮮やかな世界観があると感じて。演奏シーンもあるし、自分にとって新しい作品、新しい感覚だな、と。撮影に入るのがすごく楽しみでした」

山崎「楽器に挑戦することが自分のなかで大きなテーマで、がんばりたいな、いい作品にしたいなと思って臨みました」

――本作を拝見していて、目の演技が印象的でした。もちろんお二人とも目が印象的ということもあるんだと思うんですが、演技をされる際に細かい部分で気をつけたことなどはありますか?

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自由奔放な個性派ヴァイオリニスト・宮園かをり役の広瀬すず


広瀬「かをりはものすごく......、すべてがイキイキしている人なので、その好奇心旺盛なテンションと体温はものすごく大事にしたいなと思いました」

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かをりに惹(ひ)かれていく元天才ピアニスト・有馬公生役に山崎賢人


山崎「公生はすごく繊細な男なので、きっと大きい動きはしないだろうなと。だから細かい部分で演じよう、と自然に決めていました。」

――お二人が楽器のレッスンをはじめたのが、クランクインを半年後に控えた2015年4月からだったと聞いています。広瀬さんは『ちはやふる』でかるたの猛特訓をやっていた頃だと思いますし、山崎さんは朝ドラ「まれ」や「デスノート」の撮影中だったということで、非常にお忙しい時期でした。練習時間はどうやってやりくりしていたんですか?

広瀬「わたしも知りたい!」

山崎「俺? ほんとに寝る間も惜しんで......」

広瀬「本当に? うそは書けないよ(笑)」

山崎「そうだね。正直にね......でも本当に練習していました(笑)。レッスンは他の作品を撮りながらだったんですが、ピアノの先生が本当に優しくて。一気にやりすぎても良くないと言ってくれたんです。1時間くらい練習したら、きちんと休憩も挟みましたし。すごくリラックスしながら、基本から教えてもらえたので、だんだんステップアップしていって。半年間の練習期間はすごくいい時間を過ごすことができました」

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9月10日公開 映画「四月は君の嘘」



――撮影の合間に、例えばミニ鍵盤のようなものを持っていって練習する、ということですか?

山崎「いえ、それはちゃんと先生のところに通って、グランドピアノで練習していました。まずは基本から入って、映画に出てくる『序奏とロンド・カプリチオーソ』(サン=サーンス作曲)、『愛の悲しみ』(クライスラー作曲/ラフマニノフピアノ編曲)、『バラード 第一番 ト短調 作品23』(ショパン作曲)の三曲を練習しました」

――広瀬さんはどうですか?

広瀬「(映画『怒り』のために)沖縄の無人島での撮影中は、バイオリンにはまったく触れられていなくて。この映画に入る前も(映画『ちはやふる』のための)かるたの稽古が激しかったので、それもやりつつ。家に帰ったあと、夜に練習しました。作品に入ってから集中的に練習して、結局、撮影の最終日まで練習していました」

――練習は、自分のバイオリンで練習していたんですか?

広瀬「そうです。本番もそのバイオリンで。ずっと毎日、背負って持っていきました」

――大変だったのでは?

広瀬「とってもしんどかったですね」

――山崎さんはどうでした?

山崎「大変でしたけど、なんか音にのるということが楽しいんだということに気付きました。ホンのちょっとだけですけどうまくなって。音にのせて指が置けるということが楽しくなってきたんです。ちょうどその時はドラマの撮影中でしたが、練習時間が癒やされる空間でもありましたね。最初に先生が弾いてくれるんですけど、終わった後にジブリの曲を弾いてくれたり。癒やされましたね」

――「音楽は自由だ、音符にとらわれる必要はないんだ」といったセリフがありましたけど、俳優という同じ表現者として共感する部分もあるんじゃないですか?

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9月10日公開 映画「四月は君の嘘」広瀬すず&山崎賢人



山崎「それはありましたね」

広瀬「弾いている時に音楽と一体になったというか、体が自然とその世界に酔いしれることができたというか。そんな瞬間はありました。特にバイオリンは立ちの姿勢で弾くので、思わず一歩を踏み込んじゃったり、身体が自然に動くというか。」

ーーまさに「音楽は自由」という感覚ということですね。

広瀬「楽しくなる感覚はありましたね。お互いにゼロからのスタートだったので。二人で弾いているシーンも楽しかった。本来なら、なかなかありえない距離感で演奏していたんで」

山崎「普通、バイオリンはお客さんの方向に向くのでピアノに向き合わないんですけど、向き合うという特殊な撮り方だったので」

広瀬「お互いの顔も見られるし、音楽も一緒にその場で作っているという感覚があって」

山崎「そこは一体感に包まれたというか。それこそセッションという感じですごく楽しい瞬間でしたね」

――風景がとてもきれいでした。鎌倉や江ノ島あたりもロケ地にあったようですが、特に広瀬さんは『海街diary』で鎌倉での撮影と重なり、思うところもあったのでは?

広瀬「やはり、鎌倉ならではのちょっとした風景にほっこりします。そういう日常的な場所で、いろんなものを抱えている二人が描かれるんですけど、そういう風景ってやはりあそこでしか切り取れないものじゃないかなと思います」

――かをりは、相手に土足で入り込むじゃないですが、かなり積極的にグイグイいくタイプだと思うんですが、そういう女子はお好きですか?

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かをりに惹(ひ)かれていく元天才ピアニスト・有馬公生役に山崎賢人



山崎「嫌いじゃないです(笑)。すごくいいと思います。自分の意思がある女の子だし、かをりは、本当はすごく心が優しいですからね。ちゃんと考えて行動してますから。あの底抜けな明るさは元気が出ます」

――逆に広瀬さんは公生みたいな......。何系男子というのか分からないですが。

広瀬「さえない系男子ですかね。ふふふ」

山崎「ピアノは超人系だけど」

――彼みたいなタイプはどうですか?

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自由奔放な個性派ヴァイオリニスト・宮園かをり役の広瀬すず


広瀬「素直になってもっとがんばって、という気もしますけど(笑)。でも逆に流されないタイプという気もするし、ちゃんとまわりも見えているし。自分が思っていることも分かっているから。なんかそれがすごく大人だなと思います」

――お気に入りのシーンやセリフはあります?

広瀬「あれいいよね。落ち込んでいる公生に、渡が『無理かどうかは、女の子が教えてくれるさ』ってセリフ。笑っちゃったもん」

山崎「何、突然、名言言ってるんだって(笑)」

広瀬「あれを違和感なく言うからすごいよね、(中川)大志は」

山崎「さわやかだよね」

広瀬「名言がいっぱいあるよね、この映画。心に残るセリフが」

――今回、高校生という17歳の役をやってみてどうでした?

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9月10日公開 映画「四月は君の嘘」


山崎「いやいや、普段通りですよ。今は21歳ですけど、17の時は21歳なんてすごい大人だと思っていたんですけど、逆にどんどん幼くなっているんじゃないかというくらい、子供になっているし」

広瀬「(笑)」

山崎「でも、すずも、太志も、(石井)杏奈ちゃんも、みんな17歳なんですよ。その中に入って、なんかいいなと思いました。17歳の時に、17歳の役をできるというのは、本当に今しかないことだから」

広瀬「いいでしょ! ふふふ」

山崎「うん(笑)。そういうキラキラした部分も見てもらいたいですね」

映画「四月は君の嘘」は9月10日公開。

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自由奔放な個性派ヴァイオリニスト・宮園かをり役の広瀬すず


◆広瀬すず(ひろせすず)
1998年6月19日生まれ、静岡県出身。2012年に雑誌「Seventeen」の専属モデルとなり、13年、ドラマ「幽かな彼女」で女優デビュー。15年、「学校のカイダン」でドラマ初主演。映画『海街diary』(15)で日本アカデミー賞新人俳優賞他、数々の賞を獲得。『ちはやふる-上の句・下の句-』(16)で映画単独初主演を果たした。今後の公開作に『怒り』(16)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17年公開予定)などがある。
座右の銘は「志を持って日々新た」

◆山崎賢人(やまざきけんと)
1994年9月7日生まれ、東京都出身。2010年にドラマ「熱海の捜査官」で俳優デビュー。映画『管制塔』(11)で映画初主演。15年にNHK連続テレビ小説「まれ」、「デスノート」で幅広い人気を獲得し、映画『ヒロイン失格』(15)、『orange-オレンジ-』(15)が大ヒット。日本アカデミー賞新人俳優賞などを獲得した。CX月9ドラマ「好きな人がいること」に出演中。
座右の銘「人生1回」

※文中の「山崎」の「大」は「立」表記

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9月10日公開 映画「四月は君の嘘」広瀬すず&山崎賢人


(取材・文/壬生智裕)
(写真:トレンドニュース)


トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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