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日本文学に影響を受け、日本語を大事にした歌詞やメロディセンス、力強い歌声によって話題を集めている2人組、イトヲカシ。動画サイトや路上ライブを中心に活動を展開し、Twitterの合算フォロワー数が55万人を突破するなど着実にファンベースを築きあげてきた彼らが、デビューシングル「スターダスト / 宿り星」を9月21日にリリースする。「ひたむきに生きれば、きっと夢は叶(かな)う」という、自らへの決意表明を歌ったアップテンポなロックナンバー「スターダスト」と、テレビ東京系アニメ「双星の陰陽師」エンディングテーマとなった壮大な「宿り星」、いずれもイトヲカシの魅力をぎゅっと詰め込んだ良曲だ。

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イトヲカシ 伊東歌詞太郎(左)と宮田"レフティ"リョウ(右)
デビューシングル「スターダスト / 宿り星」を9月21日にリリース


 将来的にはワールドワイドな活動を目指すという伊東歌詞太郎(ヴォーカル)と宮田"レフティ"リョウ(ベース、ギター、キーボード)に、今の心境を語ってもらった。

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■ 本を読むのがとにかく大好きで、大学三年のときは年間1000冊くらい読んでいた

ーーまずは、イトヲカシ結成の経緯を教えてください。

伊東:僕らは14歳の時にバンドを組んでいたのですが、解散してからはそれぞれ別のバンドを始めて。それは音楽的にも、活動していたフィールドも、全く違うものだったんです。それから、そのバンドも偶然同じような時期に解散しちゃって、「今何やってんの?」みたいに連絡を取り合ったんです。そこで、「お互い、まだ音楽をやりたいと思っているなら、もう一度一緒に何かできるかもしれない」と思い、まずは作った曲をインターネットにアップロードしてみようということになって。それが思っていた以上に反響が大きくて、今に至るという感じです。

ーーユニット名の由来は、伊東さんの名前(伊東歌詞太郎)と関係があります?

伊東:それが関係なくて(笑)。イトヲカシって、「大変趣深い」っていう意味じゃないですか。そういう音楽を作っていきたいっていうのもあるし、何よりも日本語の歌詞を大事に作っていきたい。それで、古語であり、美しい日本語でもあるこの言葉をユニット名にしました。

宮田:カタカナっていうところも、「ヲ」という文字を使っているところも気に入っています。検索しても他には出てこないっていう意味では SEO対策的にもバッチリ(笑)。

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イトヲカシ、デビューシングル「スターダスト / 宿り星」を9月21日にリリース


ーー日本語にこだわる理由は?

伊東:本を読むのがとにかく大好きで、大学三年のときは年間1000冊くらい読んでいたこともありました。そういう意味では、自分にとって慣れ親しんだ言語ですよね。それに、海外へ行って気づいたのは、日本語には一つの物事に対して何パターンも言い回しがあるということ。それをTPOによって使い分けたりするのが、なんとも奥ゆかしいなと。

宮田:音楽をやっていても、日本語の響きは独特だと思いますね。英語も、言葉の意味がわからなくても響きだけで琴線に触れるものがあるように、日本語も意味を離れて響きとしても美しい。それは、海外でライブをやったときに、お客さんの反応を見ていて改めて実感したことでもありますね。

ーー影響を受けた作家、詩人は?

伊東:堀口大學(明治から昭和にかけての詩人、歌人、フランス文学者)と、谷川俊太郎。それから高村光太郎や中原中也も......やっぱり詩人が中心ですね。聖書にも影響を受けているかもしれない(笑)。内容とか、言い回しとか。

ーー音楽的に影響を受けたのは?

伊東:小さい頃にカセットテープが擦り切れるくらい聞いたのが、「星に願いを」。歌っている女性シンガーが誰なのかもわからなかったんですけど、そのあと映画『スタンド・バイ・ミー』を見て感動して、B.E.キングを聞きまくりました。コードが4つしかないから、ギターでコピーしたりして。そこから音楽にのめり込んで行きました。

宮田:僕は兄の影響で、小さい頃からロックを聞いていました。一番好きなバンドを一つ挙げるとすればHi-Standardですね。あとはグリーンデイ。そこからルーツミュージックを掘り下げていきました。それと同時に、映画音楽も好きで久石譲さんにもすごく影響を受けています。エレクトーンでコピーしたりしていましたね。他にもミクスチャーや、ベン・フォールズ・ファイヴのようなピアノロックなども聞いていました。

■ 一生懸命真面目にやっていれば、夢って叶(かな)うんじゃないかと

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イトヲカシ、デビューシングル「スターダスト / 宿り星」を9月21日にリリース


ーーデビューシングル「スターダスト / 宿り星」は、どちらも「星」がモチーフになっていますね。

宮田:僕ら、星が大好きなんです。路上ライブが終わったあと、男だけで星を見に行っちゃうくらい(笑)。イトヲカシの曲は、星をテーマにしたものが他にもたくさんある。

伊東:摩周湖の星空とか最高だったよね(笑)。そう、好きなものを歌にしていたらたまたま今回も被っちゃった。小学校の頃、新潟の燕三条にあるお寺に泊まったことがあって。そこで見た星空が、そのあとどこで見たプラネタリウムよりも綺麗だったんです。それが忘れられないんですよ。アンドロメダ星雲や天の川まではっきり見えるくらい。それからずっと星が大好きです。

宮田:美しさと同時にはかなさを感じるところも好きですね。「今、光って見える星は、実際はもう存在していないのかもしれない」って思ったりすると、なんだか切なくなってくるんです(笑)。

ーー「スターダスト」は、どんな風にして生まれた曲ですか?

伊東:流れ星って、実際はすぐに消えてしまうものだから、そこに3回願い事をするなんて絶対に無理じゃないですか(笑)。それに、流れ星に願い事をするって、例えば僕だったら「音楽で成功したい」っていうことなのかもしれないけど、そんな大事な願いは、流れ星なんかに委ねるのではなく、自分で頑張るしかない。夢を叶(かな)えることは甘くないんだ、っていうことをこの歌詞に込めました。逆に言えば、一生懸命真面目にやっていれば、夢って叶(かな)うんじゃないかと思っていて。自分はゼロからユニットを立ち上げてここまで来て、そういうふうに思うんですよね。

宮田:僕らの決意表明のような曲です。それと、いわゆる「王道のJ-POP」って今あんまりないじゃないですか。僕らはそういう音楽を聴いて育ってきたし、そういう系譜を受け継ぎたいと本気で思っているので、サウンドも演奏も歌詞も、奇をてらわない音楽、ベーシックな音楽。普遍的な感動のある王道の音楽を目指したし、それがうまく落とし込めたと思っています。

ーーPVは物語仕立てになっていて、映画『スタンド・バイ・ミー』を彷彿(ほうふつ)させます。

伊東:出来上がったのを見たときに感動しましたね。胸がギュッと締め付けられるような青春物語にしたかったので、とても満足しています。

ーー「宿り星」は、テレビ東京系アニメ「双星の陰陽師」のエンディングテーマでもあります。

伊東:エンディングテーマを作るにあたって、原作を読んだら大ファンになってしまって(笑)。原作の世界観とイトヲカシらしさの両方がちゃんと前に出てくるような楽曲を目指しました。

宮田:ストリングスを取り入れて奥行きや広がりを出しつつ、ドラムやギターの音はラウドでひずんだサウンドにして、「はかなさと力強さ」が同居しているようなサウンドを目指しています。

ーー今後の目標は?

伊東:武道館でのワンマンライブですね。なぜ武道館に憧れているのか、その理由さえもう忘れてしまったくらい、当たり前のようにずっと憧れ続けているんです。あと、僕らはインターネットの世界で名前を知られるようになって、そこからデビューすることができたわけですけど、今後はインターネットを知らない人たちにも知ってもらえるような存在になりたい。そして、親孝行のためにも早く紅白歌合戦にも出たいですね!(笑)

イトヲカシ 「コメント映像」>>


◆ イトヲカシ
伊東歌詞太郎と宮田"レフティ"リョウによる2人組ユニット。4年間の準備期間を経て、3回の全国路上ライブツアーにて計3万人以上を集める規模感にまで成長した事を受け、5月11日に初の全国流通盤ミニアルバム「捲土重来(けんどちょうらい)」をリリース。オリコンウィークリー5位を獲得し、5月14日~6月11日に自身初の全国ライブハウスツアー「イトヲカシ first one-man tour 『捲土重来』」を開催。チケットは全会場即完売となった。座右の銘は、伊東「キミの夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ 僕の夢が叶うのはあなたのおかげだぜ」(ピロウズ「Funny Bunny」より)、宮田「自分に嘘をつかない」

(取材・文・撮影/黒田隆憲)

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