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歌手の宇多田ヒカルが、約6年間の"人間活動"が自身の音楽活動に及ぼした影響について明かした。また育児の中でさまざまな発見があったことについて語った。

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宇多田ヒカル/Hikaru Utada, Nov 21, 2010
写真:MANTAN/アフロ

本人出演による『花束を君に』MUSIC VIDEO>>

2010年から続いていた"人間活動"期間を経て、ついに活動を再開させた宇多田は、9月22日放送のNHK「SONGS」に出演した。宇多田は人間活動に入ることを決断した心境を「若いときからずっと音楽ばかりやってきたし、流れをいったん止めたい、音楽以外のことをして成長したい」と説明した。

宇多田は活動休止前後の変化のひとつとして歌い方を挙げる。コピーライターの糸井重里氏に「歌いたくて仕方ないにしては苦しそうな(歌い方だった)」と指摘されると、宇多田は「苦しそうな歌い方してましたね。休んでいる間に一番変わったのはそこで、苦しくない歌い方をするようになったんです。過去のを聞いて、『なんで私、あんな苦しそうに歌っていたんだろう』って思った」と明かした。

もうひとつ、「リアリティーみたいなものが増したと思う。今までの曲はどこか空想の雰囲気があったと思うんです」と人間活動を経て歌詞も変化したと語る。「あなたの音楽はより肉体的になった」という感想が「一番うれしかった」と明かし、「すごく受け入れられた気がした。私が勇気を出して全裸でワーッといって、それをちゃんと受け止めてもらえた。私がリアルな生活をして、"宇多田ヒカル"っていうイメージとか、求められているものから離れて、普通のことをしていたっていうのもひとつの理由だと思う。『本当に生きている』っていう感じがしたんですよね」と活動再開した現在の心境を明かした。

子供の存在が、母親である歌手・藤圭子さんの死を乗り越えさせてくれた。宇多田は、「今もし子供がいなかったら、アルバムを作ったり、仕事を始めようって思えていないと思う」と告白する。育児の中で「私、こんなだったんだな。こんなことを親にしてもらった」などあらためて気づく部分が多かったとして、「それって結局親に対する感謝とか、『自分がどこにいるのか』が見えた瞬間。ずっと苦しんでいた理由、『わからない。なんでこうなんだ』っていう苦しみがフワッとなくなった気がして、いろんなものが腑(ふ)に落ちた」と語った。

(文/原田美紗@HEW

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