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日本テレビと動画配信サイト「Hulu」が共同製作したドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』が10月8日(土)より連続ドラマ化される(毎週土曜日よる9時)。破天荒な凸凹刑事コンビ、京極浩介&望月亮太は、もちろん前作から引き続き、唐沢寿明と窪田正孝が演じる。これまで数多くの刑事ドラマが製作されてきたが「こんなの今までにはなかったよね」と笑顔で語る唐沢と窪田に本作の魅力や、物語のユーモアの一つとなっている世代間ギャップなどについて聞いた。

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10月8日(土)よる9時スタート 土曜ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」(初回は15分拡大)
唐沢寿明(右)と窪田正孝(左)


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■地上波で挑む! ハチャメチャな刑事ドラマ

――スペシャルドラマ、動画配信を経て、いよいよ連続ドラマとして放送されることになりました。

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昭和の肉食系デカ 京極浩介役を演じる唐沢寿明


唐沢:「Hulu」みたいなオンデマンドって結構自由に表現できたけれど、今回どこまで地上波でできるかっていうのはありますよね。でも脚本を読んですごく工夫されて書かれていたから、大丈夫だなと思いました。普通の刑事ドラマの雰囲気じゃないからね。この物語って本当に単純明快な話。今のドラマには絶対条件だと思いますよ。

窪田:台本がすごく分厚いんです。時間内に全部できるのかなって思っていましたが、すごく内容が濃いですよね。

――ドラマがスタートした時点から亮太のキャラクターは大きく変わっていきました。相手役の唐沢さんの演技に引き出されて亮太が変化していったのでしょうか?

唐沢:最初はコンピューターオタクで、若いのに暗い役でかわいそうだなって思っていたんです。それでいろいろやっていたらあんなになってしまって......(笑)。

窪田:本当に唐沢さんに引き出していただきました。

唐沢:自分もそういう経験が過去にあったから。樹木希林さんと親子の役をやらせてもらった作品(『輝け隣太郎』)で、樹木さんがなかなか台本どおりに演じてくれなくて。それで鍛えられた。どんどん引き出されて良くなれば、自然と亮太の出番も多くなるし、そうすれば俺も休めるでしょ?(笑)

――そんな亮太はさらに連ドラで変わっていくかもしれませんね。

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現代の草食系デカ 望月亮太役を演じる窪田正孝


窪田:人間関係でいえば、ドラマで放送時間も増えたので、より幅が広がっています。同期の仲間だったり、恋人だったり"気まずい晩餐会"もそうですが、新しい人間関係によって亮太もどんどん変化していくかもしれない。それはとても楽しみです。

――連ドラが終わるときの亮太のキャラクターにも注目ですね。

窪田:最終的に京極さんのスタジャンを受け継げるような亮太になっていればと思っています。京極さんは、ポスターで着ているようなレイヴァンのサングラスにMA-1のような姿も見たいですが、新しい女性とデートして、(和久井映見演じる)元妻の加奈子さんとけんかしたり......みたいなのも見てみたいです。

■遊び心がある現場! 作りたくてしょうがない感がすごい!

――いろいろと想像ができ、キャラクターが一人歩きしていくぐらい魅力的ですが、こういった作品は特別ですか?

唐沢:作り手側の"作りたくてしょうがない感"がすごいんだよね。それって一番大事なこと。ドラマの現場って普通、視聴率がどうだとか少し暗いんだけれど、このドラマはまったく違うんですよ。彼(窪田)の設定も、俺の娘と付き合い始めるんだけれど、普通ならそこが癒やしになるはずなのに、修羅場だったり......。生きている間、八方ふさがり、行き場がないというのも楽しいよね。

窪田:みんな遊び心がありますよね。もちろんシリアスに真剣にやっているのですが、その中で、どうやったらもっと面白くなるかとか、個人個人ですごく考えているんです。シンプルな話だからこその難しさはありますが、やりがいはあります。

――唐沢さんに引っ張られているという発言がありましたが、ご自身が唐沢さんを巻き込んでやろうという野望は?

窪田:いえいえ、巻き込めるわけがないです。

■唐沢&窪田、お互いのプライベートを語る

――プライベートではグイグイ来る先輩はいかがですか?

窪田:人付き合いが苦手で、自分からあまり誘うことがないので、ご飯とか誘っていただけるのはうれしいですし、ドラマはみんなで作っていくものなので、親交を深めたいと思っています。

――役柄では亮太は大きく変わりましたが、唐沢さんから見て、窪田さん自身は出会ったころと変わりましたか?

唐沢:プライベートはいまどきのすごくまともな若者ですよ。お酒も飲めないし、ある程度の時間になると「唐沢さん、先帰ってもいいですか?」ってね。俺の場合、飲みに行ってもご飯だけ食べに来るやつもいるし、そんなのは全然かまわないんだよね。無理やり飲ませるのとか、帰っちゃダメだとか、俺が先輩にされたら嫌だから、そういうことしないしね。

窪田:本当にいい先輩です。

唐沢:この前なんか「頑張って1杯飲みます」っていうからビール飲むのかなって思ったら「シャンディ・ガフくださいって」って言うんだよ。何だよシャンディ・ガフって話になってね(笑)。

――ドラマの見どころでもある世代間ギャップをリアルに味わっている感じですね。

唐沢:全然、別の生き物ですよ。でも彼から見たら俺だってそう見えるんじゃないかな。彼中心で話をすれば、俺なんか周りにいないような遠い昔の人って感じじゃない?

窪田:いえいえそんな......。

■バブルは狂った時代だった

――京極は1980年代の記憶のまま、現在に戻ってきたしまった感じですが、当時の印象は?

唐沢:ちょうどバブルの時期だよね。活気はあったけれど、いろいろな意味で狂った時代だったよね。当時六本木でバイトしていたんだけれど、あの場所って本当にわかりやすい。みんな会社の金で飲み歩いていて、店の女の子も、赤とか白とかの派手な小ベンツとか乗っている時代。

窪田:仕事終わって朝まで飲んで、そのまま現場に来てまた撮影という話を聞くと、今では考えられないなって正直思います。

――そうした世代間のギャップなど、面白いネタがいっぱいちりばめられており、幅広い世代に人に受けるドラマですよね。

唐沢:俺の世代はスマホとかない時代だったので、人と話すことがすべて。女の子に告白するのだって、直接話したり、せめて電話だよね。すごい緊張感。だから話すことに慣れているんですよ。でも今の若い子の世代は、すでに生まれた時からメールやスマホなどがあるので、そっちでコミュニケーションをとることに不自然さはないよね。ドラマではそういう部分をうまく融合させているよね。

窪田:難しいですね。携帯やインターネットが普及してきたので、人と話すより、機械を通して話す機会が増えました。でもそうした技術的な変化に気づかずに生活している人って、僕も含めて多いと思うので、こうした部分にドラマでスポットが当たるのは面白いです。

■間違いなく今までにはなかったような刑事ドラマ!

――アクションシーンも連ドラではパワーアップしているようですね。

唐沢:より増えていくんじゃないですかね。ワイヤーアクションとか、落っこちるのとか、俺がやらされるんじゃないですかね。まあ落ちるは下にマットがあれば簡単だけれど、パンチとかキックは彼に任せますよ。

窪田:これまでもアクションは結構やらせていただいています。得意という意識は持ったことはないのですが、芝居という大きなくくりだとアクションも体現方法だと思うので、ずっとやらせてもらっていれば、一つの武器になるとは思っています。

――非常に個性あふれる刑事バディものとしては、今後に語り継がれるようなドラマになりそうですよね。

唐沢:間違いなく今までにはなかったような刑事ドラマだよね。楽しんで真面目にやれば視聴者にも伝わるだろうし、白けている若い世代にも伝わるんじゃないかな。変な事件が多い時代だからこそ、こういう作品を見て笑って欲しいよね。

――最後に座右の銘をお聞かせください。

唐沢:なるようになる。ケセラセラ。いろいろ物事考えてもしょうがないよね。「このシーン、うまくいくかな」なんて思ってもしょうがない。やるしかない。

窪田:座右の銘というわけではないですが、「舐めるな、慣れるな、手を抜くな」と父親に言われた言葉はずっと響いています。ずっとやっていると手を抜いてしまったり、余裕ができたりしちゃうと思うのですが、そうならないように心がけています。

(取材・文・撮影:磯部正和)

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10月8日(土)よる9時スタート 土曜ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」(初回は15分拡大)


唐沢寿明(からさわとしあき)
1963年6月3日生まれ、東京都出身。映画、テレビドラマ、舞台など幅広く俳優活動を行う。1992年、主演映画『ハロー張りネズミ』や『おいしい結婚』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞すると、数々の映画やドラマで主演を務めるなど、若手実力派俳優として活躍する。その後もコンスタントに映画やドラマに出演。現在放送中のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では、「あなたの暮し」の敏腕編集長・花山伊佐次を好演し話題になっている。座右の銘は「なるようになる ケセラセラ」。

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10月8日(土)よる9時スタート 土曜ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」(初回は15分拡大)


窪田正孝(くぼたまさたか)
1988年8月6日生まれ、神奈川県出身。ドラマ『チェケラッチョ!! in TOKYO』で主演を務め俳優デビュー。その後も、ドラマや映画に多数出演し、存在感を示す。2015年にはドラマ『デスノート』で夜神月を演じ話題を呼ぶと、2016年に公開された映画『ヒーローマニア-生活-』や『64 -ロクヨン-』で高い演技力を印象付けた。2017年には石田スイの人気コミックを実写映画化した「東京喰種トーキョーグール」で主演を務めることも発表されている。

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