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年商30億円の父親を持つ超お金持ち家庭で育った上田雅史と、親の借金が重なり家を差し押さえられたこともあるド貧乏家庭で育った嘉数正、ごくごく普通の一般家庭で育ったレフト鈴木の3人からなるお笑いトリオ・くりおね。"超格差トリオ"とも言えるほど幼少期の生活が異なるため、不仲を疑われがちな彼らだが、年に1回は一緒に旅行に出かけるほど仲が良いのだという。こんなにもバラバラの価値観を持つ彼らがなぜ仲良く芸人活動を続けていけるのだろうか......?

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 お笑いコンビ・くりおね)


■親からマンションもらい家賃収入が年間3,800万円

鈴木「上田の家は本当にびっくりするくらいお金持ちで、過去のエピソードとか聞いても本当にすごいんですよ」

上田「話すと驚かれることは結構ありますね。例えば親からマンション2棟をもらったことがあるとか(笑)。マンションは関西のほうにあるんですけど、今は部屋を貸し出して年間3,800万くらいの家賃収入を得ています。そこからメンテナンス費用とかは引かれちゃいますけどね。その他だと、僕が家で筋トレをしていたらお父さんが駅前に僕専用のジムを作ってくれたりとか、『パソコン習いたい』って言ったら僕のためにスクールも作ってくれました」

鈴木「すごいですよね。通わせるんじゃなくてスクール自体を作っちゃうって。でも最近は別にお金をもらったりとかはしていないんでしょ?」

上田「そうだね。今はもらったマンションの家賃収入もありますし、その収入を使って自分でお店を出して年商4,000万くらいは稼いでます」

嘉数「経営も軌道にのってるのがまたすごいよね。上田って別に勉強ができるわけじゃないし、九九も言えるかわからないくらいなのに『純利益が~』とか実際の経営に関する話はすごいもんね。もともと要領が良いんだろうなぁ」

■家を差し押さえられて小学4年生でホームレス生活

嘉数「僕は上田の家とは真逆でド貧乏だったので上田の家の話は聞く度に驚かされます。僕の人生で一番大変だったのはお父さんの借金が重なってしまった小学校4年生頃のときです。もともとやってたギャンブルに加え、ネズミ講に連帯保証人、これが全部1年に重なって団地を差し押さえられてしまいました。僕には姉がいるんですけど、姉は差し押さえになる前に察知して友達の家に泊まりに行ってしまって、差し押さえになったときには家に親と僕だけが残っていました。

しかもその後、親に『ちょっと家を探しに行くから待ってて』って言われて海岸に僕ひとり置いていかれてしまったんです。ちょうど近くにテトラポットがあったので、僕はそれから2週間親が帰ってくるまでテトラポットに住んでいました(笑)。食べ物もなくてどうしようかと思ったんですけど、他の場所に移動したら親が帰って来ても分からなくなってしまうと思ったので、ご飯は観光客が置いていくゴミを漁ったり、その辺に生えているハイビスカスとかスミレを食べて過ごしていました。もうおなかが減っておかしくなっていたので、1回フナ虫を食べようとしたこともありますよ。口に含んだら土の味がしてまずかったのでやめましたけど。その他で食べられなかったものでいうと釘(くぎ)ですかね。飲み込めませんでした」

鈴木「釘(くぎ)を食べようとしたんだ(笑)」

嘉数「うん(笑)。そうやって生活してたら、ちょうど2週間後くらいに親が帰って来て、『家見つかったよ~』って普通に言われました。家って言っても知り合いの持ってるコンテナだったんですけど、そこからは無事に親と生活できるようになって、後にまた団地で暮らせるようになりました」

■「貧乏だったんだしお金持ちは嫌いじゃないの?」

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超お金持ち家庭で育った上田雅史(写真右)とド貧乏家庭で育った嘉数正(写真左)、一般家庭で育ったレフト鈴木(写真真ん中)


鈴木「僕はド庶民なのでふたりの感覚が一般とかけ離れすぎていてびっくりさせられることばかりです。上田なんかどこに行くのにも大抵タクシーを使うので地下鉄の乗り方も知らなかったですからね」

嘉数「でも、これだけバラバラの生活を送ってきたにしては僕たちかなり仲が良いよね。僕なんかよく『貧乏だったんだしお金持ちの上田のことを実は良く思ってないんじゃないの?』とか聞かれたりするんですけど、全然そんなことはなくて、むしろお金持ちのおこぼれをもらえたりするので感謝しているんです(笑)。上田がもう着なくなった高いブランドの服をタダでもらえたりもしますし、今では上田が代官山に出しているバーの店長もやらせてもらっています!」

鈴木「すごく出世したよね。相方から給料もらってるってすごいけど(笑)」

上田「でも嘉数はお金の使い方が下手すぎて月20万の給料を出してるはずなのに給料日前はいつもお金がないんですよ。貯金もしていないみたいだし」

嘉数「あればあるだけ使っちゃうんだよね。上田を近くで見ているせいもあるんだろうけど、高いお寿司(すし)をひとりで食べに行っちゃったりタクシーもよく乗っちゃったりする」

鈴木「それ本当に直したほうがいいよ。でも僕らはそんな感じで仲良くやっていますね。よくそれぞれの価値観が違うぶんケンカも多いんじゃないかって言われるけど、逆にもともとそれぞれのことを"自分とは全然違う人"って認識して付き合ってるから大抵のことは受け入れられて不満があまり出てこないんですよね。あとよく言われることでいえば上田はしょっちゅう『そんなに稼ぎがあってなんでお笑いやってるの?』って言われてるね(笑)」

上田「そうなんですよ。でも僕から言わせてもらえば、芸人を辞めてる人ってみんなお金がなくて辞めてるじゃないですか。だから逆にいえば僕はお金に困ってはないのでいつまでも続けていきますよ。もともとお笑いが好きで始めたわけですし、いつか芸人だけの収入で食べていけるくらいにはなりたいですね」

「それぞれのことを"自分とは全然違う人"と認識する」か......。確かに世のコンビやグループはこの意識をしっかり持つだけで不仲や脱退、解散がだいぶ減るのかもしれない。3人にはこれからもお互いのことを尊重し合い、不思議だけれどなぜか見ていて微笑ましいこのままの関係性でいてほしいものだ。

◆くりおね
超お金持ち家庭で育った上田雅史(写真右)とド貧乏家庭で育った嘉数正(写真左)、一般家庭で育ったレフト鈴木(写真真ん中)の3人からなるお笑いトリオ。もともと上田と嘉数がヘッドスライディングというコンビ名で活動しており、そこにレフト鈴木が加入し、同時にトリオ名をくりおねに改名した。年に1度は一緒に旅行に出かけるほど仲が良いトリオとして知られている。座右の銘は上田が「自由」、嘉数が「人生山あり谷あり」、鈴木が「勤倹力行」。

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(取材・文/木村彩乃@HEW

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
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