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 モデル、女優、歌手と幅広いジャンルで活動している西内まりや。そんな彼女が、10月1日に公開される『CUTIE HONEY -TEARS-』で映画初主演を務める。永井豪原作の「キューティーハニー」といえば、40年以上のあいだ、さまざまなメディアミックス企画で愛されてきた作品。当然プレッシャーも大きいと思われるが「私にしかできないハニーを演じようと楽しみだった」と笑顔で語った西内に作品の見どころや、自身の芸能活動の原動力となっている想いを聞いた。

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西内まりや、10月1日に公開される『CUTIE HONEY -TEARS-』で映画初主演


■コンプレックスをプラスに変えられました

――映画初主演ですね。

西内:ついに来たというか、自分にとってまた新しい挑戦だなと責任を感じる一方、ワクワクして楽しみだなという気持ちも大きかったです。

――しかも長年多くの人に愛されてきた「キューティーハニー」という題材でした。

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西内まりや、10月1日に公開される『CUTIE HONEY -TEARS-』で映画初主演


西内:最初に企画書を見せていただいた時、本来のキューティーハニーとは、またイメージの違った、新しい世界観のとてもスタイリッシュな作品だと感じました。最初はとても不安だったのですが、台本を読ませていただき、顔合わせをした際、プロデューサーさんや監督さんがすでにしっかりとしたイメージを持っていらっしゃったので、迷うことなく私にしかできないハニーを演じようと思いました。

――「私にしかできないハニー」。どんな部分にこだわったのでしょうか?

西内:ハニーはアンドロイドなのですが、父親に実の娘の感情を埋め込まれているという設定なんです。ハニーは人を傷つけてしまう可能性があるため、あまり周囲と接触を持たないのですが、それは彼女の優しさだったり、強さの表れなんです。自分を信じて動く姿も含め、私が目指している理想の女性に近かったんです。なので、そういったまっすぐな部分をしっかり理解して演じることによって、自分にしか出せないものが表現できるのではと思って演じました。

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西内まりや、10月1日に公開される『CUTIE HONEY -TEARS-』で映画初主演


――立ち姿もさまになって美しかったです。

西内:私は筋肉質なことがコンプレックスだったのですが、この作品ではプラスにとらえることができました。ボディラインが出てしまうので、あまり細すぎては魅力的じゃないし、昔から「デカイ」って言われてきたのですが、逆に劇中では堂々と立ち振る舞えたし、自信になりました。

■バドミントンをやっていた時の部活のようなアクション練習

――アクションシーンも想像以上にハードな映像になっていますね。

西内:1カ月半の撮影でしたが過酷でした。アクション担当の先生が「アクション映画では、程よく自分の中でオンとオフを切り替えないと限界が来てしまう」と仰っていたのですが、最初はそれが難しく、慣れたのは最後のほうでしたね。

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10月1日に公開『CUTIE HONEY -TEARS-』


――撮影前には体力作りはされたのですか?

西内:バトミントンを6年間やっていたのですが、その時の部活を思い出しました。夕方から体育館に集合して、走ってストレッチして、受け身やキックの練習。ワイヤーアクションや何メートルもある高いところからジャンプしたり......。アクションはスポーツではなく演技なので、動きと感情がリンクしなくてはならないんです。そういう部分もすごく勉強になりました。

――CGの撮影はいかがでしたか?

西内:景色も何もないところでの演技は想像力を必要とされますね。経験がなかったのでドキドキしましたが、監督がOKを出していただいたものに対しては信じるのみでした。いろいろな勉強ができました。

――三浦貴大さんと対峙(たいじ)するシーンが多かったですが、共演してみていかがでしたか?

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10月1日に公開『CUTIE HONEY -TEARS-』


西内:年上の先輩なのですが、役柄的に私の方が引っ張っていく方だったので、カットがかかるたびに「すみません」って言っていました(笑)。すごく穏やかな方で、三浦さんだからこそ、近すぎず遠すぎずという程よい関係性が出せたのかなって思います。

■音楽活動によって変わった仕事への考え方

――本作では、主題歌「BELIEVE」も担当し、ご自身が作詞をされていますね。

西内:作詞をする上で一番気をつけたのは、映画の世界観を崩さないこと。そしてハニーの、自分を信じて何かを犠牲にしてまで立ち向かっていく姿をサビに込めました。聴いている人に寄り添って、そっと背中を押せるような言葉選びをしました。

――挿入歌の「キューティーハニー」も歌われていますね。

西内:物心ついたときには倖田來未さんの「キューティーハニー」をカラオケで、お尻を振りながら歌っていたんですね。なので、自分がお仕事で歌うなんて不思議な感覚でした(笑)。

――女優、モデル、歌手と幅広く活躍されていますが、それぞれ表現方法の違いなどは意識しているのですか?

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西内まりや、10月1日に公開される『CUTIE HONEY -TEARS-』で映画初主演


西内:少し前までは、正直それぞれ表現方法が違うお仕事だなって思ってたんです。求められるものも違うし、毎日切り替えをしていました。自分の中で混乱していた時期もありました。でもある時期から、全部同じなんだと思うようになったんです。歌も演技もモデルのお仕事も、私自身の人生観をもとに、すべておこなっていけばいいんだって思えるようになったんです。

――そのように変わるきっかけはあったのですか?

西内:やっぱり音楽活動ですね。イベントなどでステージに立たせていただき、たくさんの方と直接会う機会をいただいたんです。当然台本はありませんし、自分自身がいろいろなことを感じたり、多くの感情を知っていないと、私が発する言葉にも説得力がないだろうし、歌詞でも表現ができないと思ったんです。そう考えたら、自分を作るのではなく、本音で向き合うことが必要なんだって。以前はモデルのお仕事の時は、みんなの憧れの存在でいなければという思いがあったのですが、「西内まりや」という人間がすべてなんだと思ったら、全部のお仕事が一つにつながったんです。

――その意味では西内さんにとって歌うことはとても大切なことですね。

西内:保育園に通っているころから好きでしたね。ピザ作りが好きだったのですが「ピザづくりの歌」や「生地を伸ばす歌」なんかを勝手に作って歌っていたみたいです(笑)。事務所に入ってからも、歌、ダンス、演技、モデルのレッスンをしていましたが、歌やダンスで表現することが一番楽しかったです。

――では音楽活動は西内さんにとってはとても大事なものなんですね。

西内:やっているともっと羽ばたきたい、もっと自分が思う以上に大きくなりたいと思い悩むこともありますが、それでもやっぱりステージにたって自分の体全体で伝えたいなって思いは大きいですね。音楽をやることでいろいろな幅も広がると思いますし、これからも自分自身の言葉でいろいろな思いを伝えていけるようにパフォーマンス力や世界観を作っていけるようになりたいです。

■西内まりやは「人を幸せにできる人」

――本作のプロデューサーが西内さんの起用理由を「人を幸せにできる人」と仰っていました。

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西内まりや、10月1日に公開される『CUTIE HONEY -TEARS-』で映画初主演


西内:私がこういったお仕事をさせていただいている理由は、好きだということもあるのですが、私が演じた作品や歌った曲、しゃべっている言葉で笑顔になったり、心動いたり、勇気をもってくれたらうれしいなっていう思いがあるんです。私自身もいろいろな映画や音楽でそういう気持ちになったことがたくさんあったんです。だから「人を幸せにできる人」と言っていただけることはすごくうれしいです。

――そんな西内さんの座右の銘はなんですか?

西内:今までは「努力の上に花が咲く」という言葉が好きだったのですが、最近変わってきたんですよね。座右の銘ではないですが、ずっと大切にしているのは、ブログの最後にいつもつづっている「Keep your smile」という言葉なんです。無理して笑うのではなく、心から湧き出る自然の笑顔を大切にしようと思っています。

――最後に作品の見どころを

西内:スタッフさんの努力と愛が詰まった美しい映像に代表されるように、原作のイメージから一新されたスタイリッシュな世界観を堪能していただきたいです。いい意味でこれまでの「キューティーハニー」のイメージを裏切ることができればと思っています。また最後の曲も思いを込めて作詞したので、ぜひ聴いていただきたいです。

(取材・文・撮影:磯部正和)

西内まりやが歌う主題歌『BELIEVE』(2016年9月21日リリース)無料配信中>>


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西内まりや、10月1日に公開される『CUTIE HONEY -TEARS-』で映画初主演


西内まりや(にしうちまりや)
1993年12月24日生まれ、福岡県出身。07年に雑誌「二コラ」の専属モデルとして芸能活動を開始。10年より「Seventeen」専属モデルを務める一方で、08年にはドラマ『正義の味方』で女優デビューを果たす。14年には「LOVE EVOLUTION」で歌手デビューすると、第56回日本レコード大賞新人賞および、最優秀新人賞を受賞。モデル、女優、歌手とマルチな才能を発揮する若手アーティストだ。

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