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 史上最強のグルメブロガー集団「食べあるキング」が、名古屋の推しメシを食べ歩く番組『食べあるキングの推しメシ』(メ~テレ)。2015年7月、土曜深夜に放送が開始されると、食べあるキングたちのキャラクターと確かな情報が相まって、通常の放送時間では視聴率3.1%、総世帯視聴率(HUT)23~24%など好評を博し、シーズン2の放送が決定。さらにシーズン1、2ともに、動画配信サイトGYAO!にてネット配信されることも発表された。

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10月8日放送スタート(毎週土曜日 深夜0時55分放送)


放送後、同番組をGYAO!にて無料配信!『食べあるキングの推しメシ』特集>>

食べあるキングの推しメシ 初回放送予告動画>>


 これまでのグルメ情報番組と言えば、レポーターによるおいしいお店紹介とおすすめ料理、そして臨場感あるロケというのが定番だったが、10月8日よりスタートする『食べあるキングの推しメシ』シーズン2では、そんな常識を打ち破る新たなスタイルを確立するという。番組を統括するプロデューサーの松岡雄浩さんと、「食べあるキング」の中心メンバーでありグルメエンターテイナーのフォーリンデブはっしーさんに番組の見どころや、"食"について熱く語ってもらった。

■高い支持で10月より続編放送が決定! ネット配信で全国へ

――7月にスタートした『食べあるキングの推しメシ』ですが、番組が企画された経緯を教えてください。

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10月8日放送スタート(毎週土曜日 深夜0時55分放送)


松岡:ある広告会社の方から「食べあるキング」というグルメブロガー集団がいることをお聞きしたんです。個々のキャラクターはもちろん"食"を企業や行政と一緒になってプロモーションしたり、いろいろな仕掛けを展開しているのを知り、すごく興味を持ちました。高い視聴率を稼いでタイムやスポットで収益を上げるという従来のビジネスモデルを超えたところで、何かできるのではないかという思いから企画がスタートしたんです。

――番組がスタートすると深夜にも関わらず好視聴率を記録し、大きな反響がありました。

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松岡:編成によって開始時間は多少前後しましたが、愛知・岐阜・三重エリアで24時55分という時間からのスタートで、おおむね平均して3%の視聴率を出していました。当時「食べあるキング」の知名度や露出はそれほど大きくなく、視聴者も大多数が「誰だろう」という存在だと思うのですが、裏の局でやっている有吉(弘行)さんの番組(有吉反省会)や、今田(耕司)さん東野(幸治)さんの番組(野望応援バラエティ『ノブナガ』)などに肉薄していくんです。「食べあるキング」たちのやっていることや表現力に興味を抱いている視聴者が多いんだなって実感しました。

――そして待望の続編が10月8日からスタートすることになったんですね。

松岡:通常エリア局の深夜番組にも関わらず、飲食や飲料、製薬会社などいわゆるナショナルクライアントと呼ばれる企業さんが提供についていただいたんで、これは快挙です。いわゆる人気タレントでもない「食べあるキング」という存在の方々に、こうした企業がついてくれることは驚きでした。

■企画のスタートは「Business to Business」モデル

――最初はお茶の間への情報番組という印象でしたが、お話をお聞きすると、ビジネスモデルの模索からスタートしたということなんですね。

松岡:その側面はありました。もちろん「食べあるキング」たちのポテンシャルは高いものだと信じていましたが、テレビタレントではないので、どこまで視聴者に訴求できるのかは未知数でした。まずは「B to B」をしっかりさせようという思いがあって。でもふたを開けてみるとC向け、きちんと視聴者に伝わっていると確信しました。

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10月8日放送スタート(毎週土曜日 深夜0時55分放送)


はっしー:2014年5月に「食べあるキング」を結成して、かなりのクライアントさんから引き合いをいただきました。そんな中、こちら側で決めているポリシーが「すべての企画に自分たちのオリジナリティを出すこと」なんです。例えば、新商品が出たとき「ブログに書いて」とか「イベントレポートを書いて」という依頼を頂くことも多いのですが、そのまま「ちょうちん記事」を書くようなお話しであればすべてお断りしています。自分たちで情報をかみ砕いて、生声で発信しているからこそ、読者さんがついてきてくれていると思っているので、僕らは「信頼性」こそ命、そのうえで活動を行うようにしています。
『食べあるキングの推しメシ』でもスポンサーさんとのコラボコーナーがありますが、単に商品を取り上げるのではなく「こうアレンジしたら面白い」とか「こういう使いかたをしたら楽しい」など自分たちなりにオリジナリティ、新しい発見を加えてお伝えしたので、視聴者やスポンサーさんにも喜んでもらえたのかなって思っています。

――もともと人気ブロガーでしたが、番組が放送されたことによって何か変化は?

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10月8日放送スタート(毎週土曜日 深夜0時55分放送)


はっしー:これまではSNSでの発信が中心でしたが、電波を通じて、いろいろチャレンジできることがありがたいです。東海エリアの方々がより興味を持って「食べあるキング」をウオッチしてくれたり、シーズン2ではより面白いフレームをメーテレさんが考えてくれたので、さらに楽しめるものを提供したいです。

松岡:「食べあるキング」のキャラクターが強いんです(笑)。風貌もおデブがいて、番長がいて、高級クラブのママみたいな人もいる。最初は個性が強いのでけんかしちゃうのなかって思ったのですが、皆さん仲が良いんです。そういう部分も画面に出ていますね。

■「食べあるキング」のおいしすぎるトークが中心! 想像だけでよだれが......

――はっしーさんが「シーズン2では面白いフレームを考えてくれた」と仰いましたが、シーズン2になってパワーアップした点を教えてください。

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松岡:オーソドックスなグルメレポート形式のシーズン1をやってみて、インスパイアされたことがあったんです。移動中のバスの中で、ずっとキングたちが食の話をしていたんですが、耳を傾けると、ものすごく話が深くて表現力もうまいので、聞いているだけでおなかが空いてくるんです。頭の中で映像が思い浮かんで、よだれを垂らしてしまうようなトークで(笑)。ならばそこをメインにしてはどうかって考えました。毎回来るゲストがテーマを決めるんです。たとえば"串"とか"赤身肉"とか......。そのお題に対して、「食べあるキング」たちがフリートークを展開して、ゲストに一番おすすめのお店を決めていくという構成です。第1回(10月8日放送)は「赤身肉」で、ゲストは春香クリスティーンさんです。

はっしー:「食べあるキング」メンバーは、単なるグルメ自慢をしたいわけじゃなくて、人を喜ばせるのが好きなんです。ゲストの好みや希望を聞いて、それならばこのお店、と提案する。好みを知ったうえで最適なお店を紹介して、笑顔になってくれるのが一番の快感なんです。

松岡:番組を見ている人が「食べあるキング」たちの話を聞いて、想像をふくらましてくれればいいなって思っています。昔と違って今は番組を見たらそこで終わりではなく、そこからインターネットなどで調べたりしますよね。番組を見て、より能動的になってくれたら嬉しいです。

■グルメ情報番組の新しい形にチャレンジ!

――グルメ情報番組でトークが中心で、お店にあまり行かないというのはなかなかチャレンジですね。

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松岡:まあまあチャレンジですね(笑)。でも確信はあるんです。映像見ているより、「食べあるキング」たちの話を聞いている方がよだれが垂れるってなかなかないですからね。

はっしー:より生声感が強まっているのかな、と。リアクションだけでなく、厳選した情報もいれていく。自分たちが毎日食べ歩いてきた中で「これをおすすめしたい!」という生声が熱量となってぶつかっていきます。まさに文字どおり、熱量=カロリーですからね!

――シーズン1は、名古屋地区が中心でしたが?

松岡:シーズン2からは全国のお店をとり上げます。東京のお店も多くなっていきます。

――それは、今回GYAO!でネット配信を行うという部分も念頭に置かれているからですか?

松岡:そうですね。エリア局からすると、全国にアウトプットできるというのは魅力的です。「食べあるキング」も個人ではテレビや雑誌に出ていることはありますが、集団で登場するのはそれほど多くないと思うので、彼らのすごさを全国の人に見てほしいです。

■はっしー流"おいしいお店探し"の極意とは?

――"すごさ"と言う意味では、はっしーさんがおいしいお店を探す方法は?

はっしー:僕の場合は、新規開拓とか穴場を発見するのが得意です。「食べログは3.0-3.3点の間に名店が眠っている」とずっと言い続けているのですが、その中で、地元の人が通う穴場を発掘するために、ウェブの情報を見極めて突撃していますね。

――打率はいい方ですか?

はっしー:ホームランとなるとそこまで高くないですが(笑)、ヒットだと結構な確率だと思います。「食べログ」の評価は、独自のアルゴリズムがあります。食通レベルの高い有力レビュアーが投稿しないとなかなか点数が上がらない仕組みですし、地元のおっちゃんたちが通い続けている穴場のお店などはなかなか点数が上がりにくいんです。そういう部分を見極めて突撃すると、おいしいお店にたどり着く確率は高くなります。僕はレセプションなどには行かず、基本的には自腹で食べ歩くことを心がけて、生声を発信するようにしています。

――はっしーさんは「オンザライス」を推奨していますが、ごはんとお肉の魅力は?

はっしー:お肉を食べると「明日からまた頑張ろう!」ってパワーをもらえますよね。ご飯に関しては、日本の昔ながらの食卓、白いごはんをオカズにオンザライスするという、その原点に立ち返って楽しんでいます。肉への想いや情報量に関しては負けない自信があるのですが......。シーズン2の第1回のテーマ「赤身肉」では予想以上に、ほかの食べあるキングからいろいろと差し込まれた展開になってしまったんです。

――放送が楽しみですね。

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松岡:夢中になっていることを言い合う熱量が視聴者を楽しくさせるというコンセプト。それが"食べる"という人間の根源的なところというのが、より身近に感じられると思いますし、そんなテーマを熱を持って楽しそうに語り合っている姿を見ていただければと思っています。

(取材・文・撮影:磯部正和)
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松岡雄浩(まつおか ゆうひろ)
愛知県出身。名古屋大学卒業後の1992年にメ~テレに入社。本社の制作部などを経て、東京制作部に異動。「ウドちゃんの旅してゴメン」「ザキロバ」演出・プロデュースなどを経て、2015年に『食べあるキングの推しメシ」を立ち上げる。現在も同番組のプロデューサーを務める。
座右の銘:「辛い時はプレイと思え」(みうらじゅん)

フォーリンデブはっしー
お米ソムリエの資格を持ち、肉を中心にごはんのオカズを求めて全国を食べ歩く、グルメエンターテイナー。グルメ界のトップブログ「イエス!フォーリンデブ★」を執筆し、雑誌連載多数、Jリーグなどのグルメ大使も務める。昨年のミラノ万博では日本館ステージにも立ち、日本の食の魅力を国内外に発信している。
座右の銘:「食で人生とお腹まわりを広げる、ウエストワイドストーリー」

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
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