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2013年上半期に放送されて一大ブームを巻き起こしたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。期待されながらも続編やスピンオフは制作されず、そのためいまだに"あまロス"を引きずっているファンもいるようだが、そんな「あまちゃん」ファンにとってはうれしい1カ月がやってきた。「あまちゃん」出身女優である有村架純、橋本愛、のんの出演映画が立て続けに公開されるのだ。

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能年玲奈/Rena Nonen, Jan 18, 2015 : 映画「海月姫」(川村泰祐監督)のイベントに登場した能年玲奈さん =2015年1月18日撮影
写真:MANTAN/アフロ


■有村架純は"地道素直系女子"な就活生役

映画『何者』予告編映像>>


10月15日より公開スタートしたのが、有村の出演映画『何者』(監督:三浦大輔)。こちらは平成生まれの作家・朝井リョウによる直木賞受賞作が原作で、就活生グループ内の人間模様を描いた青春物語となっている。互いの嫉妬が渦巻く"マウンティング合戦"とでもいうような物語の中で清涼剤的な存在となっているのが、有村演じる"地道素直系女子"瑞月(みづき)だ。

同映画はキャスティングの豪華さでも注目を集めており、有村のほかには佐藤健、菅田将暉、二階堂ふみ、岡田将生、山田孝之といった役者が出演している。「あまちゃん」では、主人公・天野アキの母親である春子(小泉今日子)の若き日の姿役という地味といえば地味な役どころだった有村が、今では大人気女優の仲間入りを果たしているのだから面白い。来年上半期放送の連続テレビ小説「ひよっこ」の主演も決定しており、朝ドラ枠に見事な"凱旋(がいせん)"を果たすこととなった。

■橋本愛は宮崎あおいと母娘役で共演

映画『バースデーカード』予告編映像>>


10月22日からは橋本愛が出演する映画『バースデーカード』が公開となる。「20歳を迎えるまで私たち姉弟に毎年手紙を贈ること」という亡くなった母親との約束を描いた物語だ。橋本は娘の紀子役を演じ、屈指の実力派女優である宮崎あおいと母娘役で初共演した。

有村が、主演を務めた月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を始め積極的にドラマに出演している一方で、橋本は活動の中心を映画に広げた様子。公開規模の大きい作品だけでなく、昨年1月公開の映画『ワンダフルワールドエンド』や今年9~10月に上演された舞台『夢と希望の先』など小規模でも橋本自身がファンだと公言するクリエイターが関わる作品にも出演しており、映画作品に情熱を注ぎながらマイペースに仕事をしている印象だ。年を経るごとに真価を発揮していくタイプの女優かもしれない。

■のん、久々の映画仕事で声優務める

『この世界の片隅に』劇場予告編映像>>


能年玲奈改め"のん"が主人公・すず役の声優を務める、戦争と広島を描いたアニメ映画『この世界の片隅に』(監督:片渕須直)は11月12日公開。昨年4月に独立騒動が報じられてから実質的な休業状態にあったのんだが、『この世界の片隅に』は久々の大仕事。2014年12月に公開された『海月姫』から約1年11カ月ぶりに映画に関わることとなった。

原作漫画は、こうの史代による「第13回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞を受賞した作品。また片渕監督は、2009年公開のアニメ映画『マイマイ新子と千年の魔法』で「第14回文化庁メディア芸術祭」優秀賞を受賞。NHK『花は咲く』アニメ版でタッグを組んだ2人が再び作品を作るということで、映画ファンからは期待をかけられている。さらに片渕監督は「ほかには考えられない」とのんの声の演技を絶賛しており、しばらく表舞台からは遠ざかっていた彼女だが、「のん、ここにあり」と世間に知らしめる1作となりそうだ。

毎週のように「あまちゃん」女優の最新映画が公開される1カ月間が始まり、ファンにとってはなんともうれしいところ。いつか3人の再共演も実現してほしいものだ。

※文中の宮崎の「大」は「立」表記。

(文/原田美紗@HEW

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