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『砂の塔~知りすぎた隣人』は、はっきり言って当初の評判がイマイチだった!?

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菅野美穂/Miho Kanno, Dec 08, 2014 : ディズニーの劇場版アニメ「ベイマックス」ドン・ホール監督、クリス・ウィリアムズ監督)のジャパンプレミアに登場した女優の菅野美穂さん=2014年12月8日撮影
写真:MANTAN/アフロ
 

初回の視聴率は9.8%と一桁どまりで、秋のGP帯ドラマでは8位スタート。データニュース社「テレビウオッチャー」の満足度は3.61。何とかドラマの平均点に届いた程度だった。ドラマの設定や内容についても、『名前をなくした女神』(11年春)や『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(15年春)などとの類似性から、批判の声が大きかった。

「ん。なんか、見たようなストーリー?」女50歳
「どこかで見たような内容のドラマ」男53歳
「ドラマでありがちなママ同士の感じに飽き飽き」女22歳
「以前に放送されたママ友のドラマと被る」男31歳
  <データニュース社「テレビウオッチャー」のシングルソース1000人調査から>

ところがドラマの評価や評判は、回を追うごとに挽回していく。
視聴率は9.8%で始まり、第3話に8.6%まで落ちた後に盛り返し、前回は10.1%と二桁に乗せてきた。「テレビウオッチャー」の満足度も、当初のギリギリ及第点から徐々に上げ、第5話は3.88と高評価になっている。

「見てると、イライラしてしまう。だから女どうしは嫌なの」女66歳
「女同士の戦いがありそうで怖かった」女36歳
「主人公がだんだん追いつめられてきて見ていてつらい」女53歳
「亜紀が本当にかわいそうで見ていられない気持ちになる」女37歳
「重いが、先が気になるので見たい」女34歳 <同調査から>

不思議なことに、そもそも設定や物語の展開に文句タラタラながら見続けた人が多かった。しかも圧倒的に女の視聴者で占められている。「テレビウオッチャー」1000人モニターで初回から第5話まで見続けたのは26人。うち85%は女。視聴者全体で数えても女が86%を占める。しかもなぜかF1(女20~34歳)の満足度が高く、過去2回は4.30前後と極めて高くなっている。

ちなみにここまでのストーリーは以下の通り。

平凡だが家族仲良く暮らしてきた主婦・高野亜紀(菅野美穂)。
煌(きら)びやかなタワーマンションに引っ越した高野家には、"憧れの新生活"が待っている......はずだった。ところが待ち受けていたのは、タワマン主婦たちの激しい虚栄心。"強制ハロウィン""地獄のランチ""フロア差別""ゴミ出しにも正装"等々......。
ドラマはアクの強い女たちの亜紀に対する意地悪な対応をこれでもかと描き、見ていて腹立たしいほど亜紀は追い詰められていく......。しかも唯一気を許せると思った佐々木弓子(松嶋菜々子)が、何やら最も怪しい存在......。
回を追うごとに、タワマン主婦たちの振る舞いは理不尽さを増し、想定外の出来事が複雑骨折をしたように起き上がって来る。

そして5話では、破局直前まで状況は悪化する。息子・和樹(佐野勇斗)が突然に亜紀の言うことを聞かなくなるばかりか、警察につかまってしまったのである。亜紀が生方(岩田剛典)に励まされているところを目撃されたのが直接のきっかけだが、和樹の闇はかなり深いことが次々に明らかになっていく。しかも、ここにも弓子の影が......。

こうした流れを受け、第5話で視聴者のイライラは頂点に達していた。

「あれだけ品行方正だった息子の豹変(ひょうへん)ぶりに驚く。多分、弓子のたくらみだと臭わせてはいるが真相が分からないのでイライラ感が募る」男51歳
「何がどうなっているのか全然展開が読めない」女53歳
「だんだん飽きてくる内容。もっとどんでん返しみたいなのを期待してる」女43歳 <同調査から>

見る側の思いは千々に乱れているようだが、それでも紹介した視聴者は皆一様に「次回絶対見る」と答えている。視聴率高騰の背景だ。視聴者全体でも、初回は8割を切っていた「次回見たい率」が徐々に上がり、前回はついに91.4%と秋ドラマの中で最高ランクまでに達していた。

で、第6話の見どころ。
亜紀の夫・健一(田中直樹)は、弓子とマンションのロビーですれ違う。弓子の顔を見てあぜんとする健一に、弓子は「久しぶり」と親しげに話しかける"意味深なシーン"。
さらに弓子に招かれ、亜紀は一家で弓子の家で食事をすることになる。仕事を終えた健一が、亜紀に呼ばれ弓子の部屋にやってくると、健一は弓子に驚き、意味ありげに睨(にら)んで......と、やはりここでも"意味深"。
弓子の策略で、健一に対する不信感を次第に募らせる亜紀、ついに2人は衝突へ......。

人の不幸は蜜の味。女の敵は女......。
女の中にはどっぷりハマっている視聴者が少なくないようで、次回もまたイライラが募りそう。

「みんなの目的がわからない。続きが気になる」女35歳
「もしかしたら、和樹は弓子と健一の子供では? 不気味だが、目が離せない」女62歳 <同調査から>

第5話で沸騰したイライラは、さらに第6話の視聴率高騰につながりそうだ。
おそらくドラマ制作陣は「順当な展開」とほくそ笑んでいるに違いないが......


文責・次世代メディア研究所

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