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史上最大の"10股不倫ドラマ"『黒い十人の女』。
もともとは1961年に封切られた映画だった。その時の性悪な主人公は船越英二が演じた。なんと今回主役の船越英一郎の父である。その後02年に単発テレビドラマとしてリメイクされ、11年の舞台化を経て、今回バカリズムがシナリオを担当して連続ドラマとなった。
"他人の不幸は蜜の味!"というが、一人の男を巡って多くの女が右往左往・阿鼻叫喚(あびきょうかん)となる様は、見る人の快哉(かいさい)を得ている。

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サムネイル
船越英一郎/Eiichiro Funakoshi, May 07, 2016 : 東京・丸の内TOEIにて開催された映画「ヒーローマニア-生活-」の初日舞台挨拶
写真:MANTAN/アフロ


ただし視聴率的には3%前後をフラフラする程度で、必ずしも大ヒットとなっていない。ところが同じモニター1000人のテレビ視聴動向を毎日追うデータニュース社「テレビウォッチャー」の調査では、極めて高い評価となっている。
例えば5段階評価で集計される満足度では、初回こそ3.44とあまり高くなかった。"10股不倫"という特殊な設定に対して拒否感を持つ視聴者がいたようで、ドラマの平均の3.6~3.7を下回ってしまった。ところが2話以降は急上昇し、4.0をずっと超えている。特に直近3話は4.20⇒4.12⇒4.17と異例の高さだ。
「次回も見たい」率も高い。初回こそ3分の2ほどに留まったが、2話以降は9割前後で推移している。
"10股不倫"という奇想天外な状況で、バカリズムの脚本は破たんすることなく、テンポよく出演者たちを悲惨な状況に追い込んでいる。

「テレビウォッチャー」モニターの声。

「話がこじれていく感じが面白かった」男29歳
「さすがバカリ先生」女31歳
「ギャー、どろ、ドロ、泥、面白い」男41歳
「愛人同士のバトルが迫力あって驚く」女47歳
「いよいよ役者がそろって、ラストに向けて見物という感じ」女24歳

絶賛するものが多い。愛人が少しずつ登場し、時にドロドロのバトルを展開し、時に権謀術策で共闘したりと、「女は本当に怖い」(女54歳)と思ってしまうドラマになっている。
特に第8話は本妻と愛人9人が全員集合し、恐ろしさは10倍になった。

風の妻・睦(若村麻由美)の店に、愛人の1人である如野佳代(水野美紀)の呼びかけで、ついに全員が集結。
「えー皆さん、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。ここにいる10人は、風松吉の奥さまと9人の愛人」とあいさつを始める佳代。戸惑う愛人たちに妻の睦を紹介する。「いつも風がお世話になっております」さらに戸惑う愛人たち。「じゃあ、この流れで全員自己紹介しましょうか」と、愛人9人が順に自己紹介をしていくことに......って、全く変なシチュエーションだろう!

全員が自己紹介を終え、再び話し出す佳代。「1人の男に人生を狂わされたという意味では、この10人は仲間だと思うの......」「佳代さん、前置きはいいから早く用件を言ってもらえない?」佳代に突然呼び出され、意味がわからないままの愛人たち。そして、佳代はついに本題を切り出す。
「私たちはなんとかして1日でも早くこの地獄から抜け出さなければいけない。その解決策を私は皆さんに提案したい。」「提案?」「そう、私たちがこの地獄から抜け出すための唯一の方法......」佳代は愛人たちに驚きの提案をした。騒然とする愛人たち―。

提案に賛成する者と反対する者......愛人たちの意見は割れた。それをきっかけに愛人同士のケンカが勃発。お互いを罵り合う不倫女たち。そんな愛人たちをなだめる睦。

と、そこへ突然、張本人の風が入ってきた。驚く10人の女。「打ち合わせが終わって時間が空いたから寄ったの。お邪魔しました、皆さんどうぞごゆっくり......」と出て行こうとする風......って、おまえどんな神経してんだぁ~!
しかも、風はとんでもないことを言い出す。

「ねぇ、今言ってたこと理解できた?」「いや、さっぱり」「あれ、どういう理屈?」「急すぎて何が何だか」「狂ってる」「怖い......」戸惑いを隠せない女たち。
すると一番気弱な愛人だったはずの久未(成海璃子)が突然言い放った。「やりましょう、あの腐れ外道!」。
激しく同意する女たち......

他人の不幸は蜜の味。女の敵は女......。
しかし不幸や理不尽は行きつく処まで行くと、変な連帯や共犯関係を生むらしい。
いずれにしても"10股不倫"された女たちの修羅場の極みを見ておけば、あなたはもう決してこれ以下の地獄を味わうことはない。
今後なにが起こるかわからない人生に備えるためにも、第8話は絶対"逃げる"より"役に立つ"。必見!


文責・次世代メディア研究所

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