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テレビ東京系ドラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」は、どこまでが本当で、どこまでがうそかわからない異色の"ドキュメンタリー"ドラマ。子役・芦田愛菜をはじめ、突然登場する豪華出演者・出演協力者も見どころのひとつだが、同じことが主題歌にもいえる。
主題歌「カンヌの休日 feat. 山田孝之」(2月15日リリース)では、なんと俳優・山田孝之とロックバンド・フジファブリックがコラボした。なお、楽曲「カンヌの休日 feat. 山田孝之」のMVショートバージョンが動画サイト「GYAO!」にて公開中。

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Apr 30, 2016 : 初の著書「実録山田」発売記念イベント前に会見(写真:MANTAN/アフロ)


俳優・山田孝之とロックバンド・フジファブリックがコラボしたMV>>


■真実かわからない"ドキュメンタリー"

1月6日よりスタートした「山田孝之のカンヌ映画祭」(毎週金曜深夜0時52分~)は、2016年夏、山田がカンヌ映画祭を目指して映画を制作する姿に密着した"ドキュメンタリー"。......と銘打ってはいるが、同ドラマの監督を務めるのは、山下敦弘と松江哲明。カルト的な人気を集めた、あの「山田孝之の東京都北区赤羽」と同じスタッフなのだ。

山田の東京・赤羽での生活に迫った「山田孝之の東京都北区赤羽」もドキュメンタリーという形を謳ってはいたが、実際は、どこまでが本当でどこまでがうそかわからない、モキュメンタリー(フィクションをドキュメンタリー風に描く表現)と呼ばれる手法で作られた作品だった。

その虚実のあいまいな空気は、「山田孝之のカンヌ映画祭」にもすでに漂っている。山田は劇中で、俳優ではなくプロデューサーとして受賞を目指すと言い張り、そのための映像制作会社・合同会社カンヌまで設立してしまう。この強引さ、行動力。やはり素直に現実として受け止めにくい。

■長澤まさみ、芦田愛菜、ムロツヨシ......関わる顔ぶれは異様に豪華

そんな不思議な雰囲気の深夜ドラマであるにもかかわらず、関わる顔ぶれは異様に豪華。まずナレーションを担当するのは、女優・長澤まさみ。そして第1話で、山田が自身の映画の主演として連れてきたのが、子役・芦田愛菜だ。さらに楽屋のシーンでは、俳優・ムロツヨシまで登場。また、第2話では、カンヌ映画祭について学ぶため日本映画大学を訪れたが、矢田部吉彦、安岡卓治、天願大介、佐藤忠男とそうそうたる映画人たちが登場した。

こういった出演者・出演協力者たちは事前に発表されず、1月20日放送の第3話以降は、誰が登場するのかまったくわからない。視聴者が放送を見て初めて「まさか、この人が!」と驚く形になっている。

■フジファブリックに山田がボーカル参加

フジファブリックに山田がボーカルとして参加した主題歌「カンヌの休日 feat. 山田孝之」も話題をよんだ。こちらは、カンヌ映画祭で賞を獲った映画のタイトルで歌詞がほぼ構成されているというユニークな1曲だ。

MVを手がけたのは、「山田孝之のカンヌ映画祭」の監督にしてメインキャストでもある山下敦弘。レッドカーペットの上で熱いパフォーマンスを披露する山田とフジファブリックのメンバーたち、そして謎の老人......という、力強さと華やかさの裏にほのかに猟奇性を漂わせた映像となっている。

松江監督は公式サイトにて、「一体、何人の先輩監督たちに怒られることになるんだろう」「正直、撮影素材を観ながら『やりすぎじゃないか。でも...もっとやれ!』と思う自分がいます」と意味深長にコメントしている。「山田孝之のカンヌ映画祭」、他に一体どんな仕掛けが用意されていることやら。楽しみなような、少し恐ろしいような......。

(文/原田美紗@HEW

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