ここから本文です

札幌出身のシンガーソングライター佐藤広大が、2月8日にシングル「スノーグローブ」でメジャーデビューの夢を果たす。予言めいた親友の言葉に導かれるようにシンガーを目指し、地元札幌を拠点に地道なインディーズ活動を続けること、約10年。大学時代の同級生で親友のEXILE SHOKICHIもデビュー作に参加する華やかなスタートを切る。佐藤のナイーブな歌声に隠された、夢を諦めない不屈の精神の源は何だったのか?

サムネイル

佐藤広大、2月8日にシングル「スノーグローブ」でメジャーデビュー


親友EXILE SHOKICHIとの出会いと別れの軌跡を描いた楽曲「スノーグローブ」>>


■熱い友情から誕生したメジャーデビュー曲

「メジャーデビューの連絡がきたときは、『え!何言ってるの?』と一瞬時が止まったようでした。本当に不意打ちで。気持ちを落ち着かせるために、夜な夜な家の近所を散歩しました(笑)。デビュー曲の「スノーグローブ」は、意外にも北海道出身の僕に冬の曲がなかったので、冬をモチーフにした曲を作りたくて夏頃から制作にとりかかっていたんです。僕は歌詞を書くとき、想像力を働かせることもあるけれど、実体験を元にして書くことが多いですね。この曲は僕が生まれ育った大切な場所・北海道の情景や僕が大学時代に出会い、ともにボーカルユニットを組んでいた10年来の親友でもあるEXILEのSHOKICHIと過ごしたことが元になっています。聞いてくれた人が大切な人や場所を思い浮かべてくれるとうれしいです」

「SHOKICHIにも、何かしらメジャーデビューに関わってほしいとずっと思っていたんです。カップリング曲「Diamond Dust feat. EXILE SHOKICHI」では共演できたのでうれしかったです。一緒にスタジオに入ったときは、がっちり曲について話し合うというよりはすごく楽しんで制作していました。歌詞は彼が僕に向けて書きたいと言ってくれて、ボーカルディレクションやデュエットも申し出てくれたんです。もともと一緒にやっていたので、僕の歌い方についてもすごく理解してくれていて、僕の一番良い所を引き出してくれました。安心して曲作りを彼に委ねられました」

「こうやって夢が叶(かな)い、2人で再び歌えているという状態は、「Diamond Dust feat. EXILE SHOKICHI」のサビ"絶対叶うなんて 言い切れないけれど 選んだMy dream 間違いないはずさ"という歌詞を体現できたことにもなってうれしかったです。"諦めないエナジー"という歌詞も僕は大好きですね。僕はインディーズでこの10年間ずっとやってきて、やっとメジャーデビューの夢が叶(かな)ったので、すごく心に沁(し)み入る言葉です」

■親友と運命を大きく分けたオーディション

サムネイル
佐藤広大、2月8日にシングル「スノーグローブ」でメジャーデビュー


「SHOKICHIと僕は、ともに北海道からオーディションを受けに行ったんですが、東京から北海道へ帰るフェリーでオーディション合格の連絡が、SHOKICHIにだけきたんです。『合格の電話鳴れ』と2人でずっと祈っていました。待てども鳴らない電話を握りしめながら、SHOKICHIだけ合格したという現実を受け入れるのは、僕にとってものすごく酷なことでしたね。そのフェリーは15時間くらい乗っているので、その間僕の中には悔しさや寂しさ、そして切なさなど、いろいろな感情が噴き出していました。一番近い友達だと思っていたSHOKICHIと二人三脚で同じスタートを切ったはずだったのに、彼はオーディションに合格して僕とは全く違う世界に行ってしまったと、置いていかれたような心境に当時は陥りました」

「僕はその後またオーディションを受けるんですけど、その審査員席にはSHOKICHIがいたんです。ラストチャンスだと思って挑んだんですが、また落ちてしまいました。そろそろ潮時なのかなと思っていたら、SHOKICHIが『夢は叶う!』という熱いメッセージをメールしてくれたんです。それまでは先にスター街道を突っ走っていったSHOKICHIにコンプレックスを抱いていたんですけど、それですっかり僕は吹っ切れました。元相方が国民的グループのEXILEにいるということは、自分はすごく恵まれて幸せなんじゃないかと思えてきたんです。その視点に立てたときから、自分の生き方や音楽の方向性が変わっていきました」

■寸劇に手品にイリュージョン!?  下積み十分で広がる可能性

「僕は下積みで他の人が体験していない深い谷を散々見てきているという自覚があります。誇りに思っているくらいですね(笑)。僕がよく使っている"恩楽"という言葉は、オーディションに落ちたときに、気持ちを改めて自分なりの音楽をゼロからスタートさせていこうと決意したときに思い浮かびました。音楽活動が軌道に乗らず、僕が落ち込んでいるときでも、周囲はいろいろなサプライズで楽しませてくれたり気にかけてくれたりして、目に見えない愛情をたくさんもらったんです。僕はこの人たちに何を返していけばいいのかなと思ったときに、"ありがとう"という気持ちを音楽で伝えていくことだと思ったので、この言葉を使うようになったんです」

「自分のことは"オールドルーキー"だなんて思っています(笑)。このメジャーデビューをきっかけに僕の曲を聞いてくれる方には、楽曲と一緒に僕の人となりも知ってもらえたらうれしいですね。
今後は、誰もが耳に残るような曲を作りたいと思っています。ライブステージでの生バンド演奏やダンサーとの共演も実現させたいし、米歌手のブルーノ・マーズがやるような、サイドにMCをつけてボーカルもステップを踏みながら歌って踊るパフォーマンスもやってみたいです。でも実はイリュージョンもやってみたいんです(笑)。ステージで急に『あ! 広大消えた?』『あっちで歌ってるぞ!』みたいなサプライズやサーカスも採り入れてみたいですね。エンターテイナーとして役者さんと寸劇をやったり手品とかも表現方法の一つとしてやりたいんです。『あいつのライブおもしろいんだよね』と言われるようになりたいです。ライブステージを、佐藤広大が手掛ける一つのエンターテインメントコンテンツとして作り上げてみたいです」

■親友とともに歩むアーティスト人生

「もう1人僕には中学時代からの大切な親友がいたんです。高校2年生のとき、その子が亡くなる寸前まで"大学へ行け、歌手になれ"と僕に言ってくれていたおかげで歌手になれました。その言葉の意味を確かめるために僕は10年以上に渡って諦めずに音楽活動をやってきているんです。彼の言葉がなければ僕はたぶん大学に行ってなかったので、大学で出会ったSHOKICHIとは友達になれていなかったかもしれません。親友が親友をつないでくれたんだなと思っています。でもまだまだ彼が歌手になれと言っていた言葉の意味を確かめていきたいです。常にそれを探す旅に出ているような気分で、僕は彼の分まで生きていると思っています。良い生き方をすれば良い人生が送れると僕は信じています。今後も"諦めないエナジー"で、人の心に寄り添えるような歌を歌っていきたいです」

◆佐藤広大(さとう・こうだい) プロフィール
札幌在住シンガーソングライター。大学在学時代にボーカルユニット"JACKPOT"、コーラスグループ"Symphony"のメンバーとして活躍し、2009年より本格的にシンガーを目指す。2016年7月にリリースしたシングル「My ONLY ONE feat.宏実、YUTAKA(Full Of Harmony) 」は読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」のEDテーマに選ばれ、オリコンデイリーチャート18位、FM NORTH WAVE「SAPPORO HOT100」2週連続2位を記録。持ち前のコミュニケーション能力を最大限に生かし、現在はNORTH WAVEにて「from R&B」「RADIO GROOVE」のレギュラーを持つ。そして2017年2月8日、AndRecレーベルよりついに念願のメジャーデビューを果たす。
座右の銘「一日一善」

(取材・文/岩木理恵@HEW
(写真:トレンドニュース)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ