自分勝手だけど憎めない"アル中夫"の実話を実写化! ダメ夫を支える家族に涙する映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』

2022/6/13 17:50

実話を元にした感動作『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(2010年)を動画配信サービス「GYAO!」にて6月29日23時59分まで無料配信中。アルコール依存症の夫を離婚後も支え続けた妻ら家族の愛が涙を誘う。

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映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう』


「別れた家族と一緒に暮らしたい」と願うアルコール依存症の男は、苦しみながらも治療に励む。しかし、彼は医師から「死にリーチがかかっている」と言われ......。男を支え続けた家族の愛に感動する映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』を無料配信中>>

本作は、戦場カメラマン・鴨志田穣の自伝的小説が原作。鴨志田の妻は、自伝的コミック『毎日かあさん』がベストセラーとなった漫画家・西原理恵子だ。配信中の映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』は、鴨志田が自身を「塚原安行」、妻の西原を「園田由紀」というキャラクターに置き換えた物語だ。

戦場カメラマンの塚原安行(浅野忠信)と売れっ子漫画家の園田由紀(永作博美)は結婚して子どもにも恵まれたが、安行のアルコール依存症が原因で離婚し、今は別々に暮らしている。飲酒をやめられない安行は、何度も病院に運ばれて入退院を繰り返していた――。

結婚していた頃から安行はアルコール依存症で、ひどいときには酔って家で暴れ、由紀の漫画を破くなど自分勝手な振る舞いで家族を傷つけた。彼女と別れた後も安行は酒を断つことができず、便器が真っ赤になるほど吐血してしまう。かれこれ10回も吐血を繰り返し、そのたび一緒に暮らす実母だけでなく、別れた由紀にも迷惑をかけている。安行の過去の行動は許されるものではないが、「家族と一緒に暮らしたい」と苦しみながら治療に励む姿はどこか憎めない。

また、安行の妻・由紀の献身的な愛も胸に刺さる。離婚しても彼女は「一度好きになった相手で、子どもたちの父親だから」と安行の病室に通い続けるのだ。由紀と子どもたちが、入院する安行と手作りの弁当を食べるシーンや、子どもに隠れて彼女が涙するシーンが印象に残る。最後の最後まで夫を支え続けた家族の愛に涙が止まらなくなるはずだ。

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映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう』


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(文/藤原利絵@HEW