指名手配犯となった娘と亡き母の絆に涙...映像美にため息が出るSFアニメ映画『ねむれ思い子 空のしとねに』

2022/6/16 17:10

アニメーション映画『ねむれ思い子 空のしとねに』(2016年)を動画配信サービス「GYAO!」にて無料配信中。指名手配犯となった娘と亡き母の絆を描いたストーリーに感動し、SF要素を取り入れた世界観と美しい映像に見惚(ほ)れる。

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映画『ねむれ思い子 空のしとねに』


犯罪者の娘は、事故死した当時20歳の姿の母と再会し......失った家族の時間を取り戻す母娘に涙があふれ、宇宙空間をはじめとする背景の美麗さに驚く! アニメ映画『ねむれ思い子 空のしとねに』を無料配信中>>

ヒロインの織音(CV:福島央俐音)は生後すぐに事故で両親を失い、19年たった現在はある事件をきっかけに警察に追われている。そんなとき、織音は「組織」のエージェント・蒼嶋ユリ(CV:田中敦子)と出会い、逃亡を手助けしてもらうのと引き換えに、実験用宇宙ステーションに連れていかれる。そこで彼女を待っていたのは、事故当時のままの20歳の姿をした母・里美(CV:井上喜久子)だった――。

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映画『ねむれ思い子 空のしとねに』


19年前、里美の遺体は火葬されず冷凍保存されていた。織音がやってきた宇宙ステーションでは、冷凍保存体の蘇生実験が行われており、里美はその被検体となっていたのだ。見た目も記憶も本人そのものだが、すでに彼女は人間ではなく、宇宙ステーションだけでなく地球上のネットワークも乗っ取る謎の生命体となっていた。しかし、娘である織音には優しく、ふたりは食事をして映画鑑賞をし、失った家族の時間を取り戻していく。最初は戸惑っていた織音がだんだん里美と打ち解けていく姿や、互いを思い合うふたりの別れのシーンが涙を誘う。

本作の作画は、監督の栗栖直也が7年にわたって、ほぼひとりで行ったというから驚きだ。3DCGを駆使して描かれた映像の中でも、特に宇宙ステーション内や宇宙空間、地球上の自然といった背景はリアルで美しく、里美が異形化するおどろおどろしい映像も見応えがある。

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(文/カオタニ@HEW