余命わずかな母は幼い娘に何を遺したのか? 実話を元にした、泣いて心があたたまる映画『はなちゃんのみそ汁』

2022/7/ 1 17:10

実話を元にした感動映画『はなちゃんのみそ汁』(2015年)を動画配信サービス「GYAO!」にて7月18日23時29分まで無料配信中。乳がんで余命わずかな母が、「自分の死後も暮らしていけるように」と、幼い娘に料理を教える姿が涙を誘う。

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映画『はなちゃんのみそ汁』


余命わずかな母に褒められ、楽しそうにみそ汁を作る4歳の娘と、娘を心配そうに見守る父がほほ笑ましい。家族の料理と食事のシーンに癒やされ、母親が涙をこらえる姿が胸に刺さる。映画『はなちゃんのみそ汁』を無料配信中>>

原作となったベストセラーエッセイは、33歳でこの世を去った安武千恵さんの生前のブログと、彼女の夫・信吾さんが妻と娘・はなちゃんとの日々をつづった手記をあわせたもの。乳がんになった千恵(広末涼子)は、信吾(滝藤賢一)にプロポーズされて夫婦になる。その後、彼女は抗がん剤治療の影響や病気の再発リスクなどの不安を抱えながらも、娘・はな(赤松えみな)を出産した。しかし、家族の幸せな日々は長くは続かず、千恵は再び病魔に襲われる。一度は快方へ向かうも、がんが全身に転移し、余命わずかな彼女はある決断をする――。

千恵の決断とは、「自分がいなくなっても暮らしていけるように」と、4歳になったはなに毎日みそ汁を作ることを約束させ、料理を教えることだった。料理を通した親子の交流のシーンは、どれもあたたかい。千恵に褒められながら、はなが楽しそうにみそを丸め、鰹節(かつおぶし)を削り、豆腐を切っていくのだ。そんな娘を、信吾が「はわわ......!」と心配そうに見守り、出来上がったみそ汁を飲んでメガネを曇らせたまま大喜びする姿にクスッとさせられる。一方で、病状の悪化による千恵の苦しそうな表情や、彼女がはなを抱きしめて涙をこらえる姿が切ない。

みそ汁をはじめ、玄米ごはんや玄米を使った菓子など、千恵とはなが作る健康的な料理も見どころ。料理のシーンはもちろん、家族3人がおいしそうに食事をするシーンも幸せに満ちあふれており、心がほっこりするはずだ。

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映画『はなちゃんのみそ汁』


余命わずかな母に褒められ、楽しそうにみそ汁を作る4歳の娘と、娘を心配そうに見守る父がほほ笑ましい。家族の料理と食事のシーンに癒やされ、母親が涙をこらえる姿が胸に刺さる。映画『はなちゃんのみそ汁』を無料配信中>>

(文/藤原利絵@HEW