歌手でタレントのマルシアが1月6日放送の「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系)に出演。うつ病で引退も考えた過去を明かした。
マルシアは2010年秋頃、ある歌番組の収録後に異変を感じたという。歌っているときの記憶がなく、なにを歌っているのか自分でわからない。そこから「どうしてもっとできないんだろう」という空回りが始まり、収録中に突然泣き出したり、トーク中も上手く話せなくなっていった。
マルシアは、「もう人前に立てないという思いが始まりましたね」「生きる味がしなくなった」と当時を振り返る。もっとも症状が重かったときは外出すらできず、何ヶ月間も家に引きこもっていたことを明かした。
事務所の社長とマネジャー含め数人を残して、携帯電話の連絡先もすべて削除。精神の限界を迎えていたマルシアは、「もうこの仕事はできない」と芸能界引退も覚悟。社長に「引退したい」という思いを伝えて、結局約1年半の間ひっそりと活動を休止していた。
うつ病となった原因は、2004年に俳優・大鶴義丹と離婚したこと。シングルマザーとなり、「ひとつの家の柱となったということは、稼がなきゃいけない」「娘を育てなきゃいけない」というプレッシャーに押しつぶされてしまったと打ち明けた。
その後、マルシアは故郷のブラジルからかけつけた母親の介抱によって徐々に回復。2012年に見事芸能活動を本格的に再開したそうだ。
なお、このVTRを見ていたお笑いタレントで俳優の渡辺正行は、「俺も昔うつになった」と告白。約8年前、50歳頃のときに男性の更年期障害からくるうつ病になっていたことを明かした。
(文/原田美紗@HEW)