女優・遠野なぎこが6月9日より、いわゆる"いのちの電話"と呼ばれる電話相談サービスを開始することがわかった。6月2日、遠野がブログで発表した。
写真:まんたんウェブ/アフロ
遠野は、「昨年から関係者の方々に相談をしてお話を進めていた、皆さんと私との"新たな繋がり"が遂に実現しました ずっとずっとずっーと願っていた、皆さんとの新たな"繋がり"。それは...自身が主体となって『いのちの電話』を開設する事でした」(原文ママ、以下同)と発表する。
被虐待経験があり心の病気を患っている遠野は、同じ苦しみを抱える人々の助けになりたいという考えのもと、これまでブログを通じてファンの悩み相談に答えてきた。だが、個人情報の取り扱いなどの問題もあり、ブログでの悩み受け付けに限界を感じてきていたのだという。そこで思いついたのが、電話での悩み相談。遠野は、「...カウンセラーの資格を持たない私に出来る事は正直限られていると思います。それでも、お医者様でもカウンセラーでもない皆さんと同じ"心の病と闘う人間の一人"として同じ目線で"仲間"として励まし合い勇気付け合える場所に出来たら...そう願っています」と胸の内を明かす。
また、"いのちの電話"は、有料となるそう。「私は事務所に所属をする、いちタレントであり周囲のスタッフの方々のお力を借りなければこのような行動を続けて行く事は出来ません。その為、ボランティアではなく有料という形をとらせて頂きます事をどうかご了承下さい」と理解を求めている。
遠野による"いのちの電話"は、6月9日より開始。予約開始日や予約方法は、またブログで告知するとのこと。
(文/原田美紗@HEW)