お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の新作が『文學界』9月号に掲載されることがわかった。同誌の担当編集者が7月29日、「白熱ライブ ビビット」(TBS系)の取材で明かした。
写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ
同番組によると、『文學界』の若手女性編集者が又吉の才能を発掘したそう。その編集者は、又吉のトーク番組などでの言葉のチョイスやエッセイにセンスを感じ、2011年に文学作品の展示即売会で又吉と偶然出会った際、「一個人として又吉さんの作品が純粋に読みたい」とラブコールを送った。だが、当時の又吉は「自分が書いていいのか、意味があるのかわかりません」とためらっていた。
だが、編集者は猛アタックを続けた。オススメの本を渡すなどして約3年間かけて信頼関係を築き、ついに昨年冬、又吉から「書きましょう」という答えを引き出すことができた。芸人の仕事もあり、小説の打ち合わせは深夜に行われることもあった。編集者いわく「楽しそうではあったが、常にエナジードリンク」という過酷な状況での執筆活動だったそうだ。
さらに編集者は、8月7日発売の『文學界』9月号に「新たな作品を掲載予定」だと明かす。ジャンルはエッセイだそうで、「これまたすごいものになっている」と太鼓判を押した。
なお、『文學界』9月号では、『スクラップ・アンド・ビルド』で又吉とともに第153回芥川(あくたがわ)賞を受賞した羽田圭介氏と又吉のスペシャル企画も行われる予定だ。
(文/原田美紗@HEW)