90年代の大ヒットバラエティ番組「進ぬ!電波少年」の人気企画「電波少年的東大一直線」で知られるお笑いタレント・坂本ちゃんが、家族からしつこく金を無心された末に絶縁したことを告白した。
坂本ちゃんは12月10日深夜放送のテレビ東京系「ヨソで言わんとい亭~ココだけの話が聞ける(秘)料亭~」に出演。もともとはアルバイトで月収8万円の生活だったが、6カ月間の「電波少年的東大一直線」企画終了とともにテレビで引っ張りだことなり、当時の最高月収は800~900万円だったことを明かした。
だが坂本ちゃんは、自身が裕福になったことで、「変わってほしくなかった親兄弟が変わってしまった」と振り返る。実家に仕送りしたところ、親兄弟が坂本ちゃんを"金のなる木"とみなし、毎日電話で「金よこせ」と要求してくるようになってしまった。坂本ちゃんが「今日は大阪だから」とやんわり断っても、母親は「大阪まで取りに行くから」と食い下がったという。
坂本ちゃんは「やっぱりお金あるから言われるたびに出しちゃうんですよ」と語る。始めに1000万円ほどを渡したら、毎日10分おきにあった電話がぴたっと止んだ。しかし1週間もすると、今度は弟から「またヘマやっちゃって」と連絡がきた。
結局総額2000万円ほど渡してしまったという坂本ちゃん。しかしそこでふと「私、蓄えもないし、仕事もなくなったじゃん」と気づくことができた。その頃には事務所にまで電話がくるようになったので、マネジャーを通して「自分の身を守るために自分の中では縁を切りました」と告白した。だが絶縁した今でも時々事務所に家族から電話がかかってくるそうだ。
(文/原田美紗@HEW)