フィギュアスケーターの羽生結弦が、4月10日の「情熱大陸」(MBS・TBS)の放送第900回に出演する。番組では、ボストン世界選手権(3月30日~4月2日)に挑む羽生の3ヵ月間に密着する。
同番組の記念すべき第900回は、「王者の覚悟~五輪金メダリストのプライド~」(仮)として、いまや"絶対王者"と呼ばれるようになった羽生を追う。取材が始まったばかりの今年1月、羽生はカメラの前で「ある意味、孤独ですよね。こういうことって」という言葉をもらした。昨年のNHK杯、グランプリファイナルでは、異次元のスコアを叩きだして、「難しいことができて当たり前。進化し続ける」と宣言した羽生の、王者ゆえの孤独に取材班は迫っていく。

3ヵ月の取材は、今シーズン最終戦となるボストン世界選手権の直前まで行われた。羽生は現在フリープログラムに4回転を3度入れており、世界最高点をマークしているだけに今できることを確実にやれば敵がいないのは事実。しかしさらなる進化を目指す羽生は、より難易度が高く、公式戦ではまだ誰も成功したことのない"4回転ループ"に挑戦したいと考えている。練習では完璧に成功させており、あとは本番で挑戦する勇気だけだが――。試行錯誤の末に伝説を生み出してきた21歳の彼は、何を考え、どんな日々を過ごしているのだろうか?
なお第900回という節目に自身が登場することについて、羽生は「プレッシャー、めちゃプレッシャー(笑)」とコメントする。珍しく緊張をのぞかせつつも、「等身大の自分でいればいいかなと思っています。それが900回であろうと901回であろうと、もし1000回であったとしても、自分というものは自分しかいないので、自分らしく表現できればと思います」と語った。
羽生結弦が登場のMBS・TBS「情熱大陸」は、4月10日の23時~23時30分放送。




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(文/原田美紗@HEW)