お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、8年半ぶりにアルバム『Fantome』をリリースした歌手の宇多田ヒカルを「桁違いの天才」と絶賛。同アルバムに収録されている、椎名林檎との初のコラボレーション楽曲「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」の"新しさ"を分析した。
写真:Reuters/AFLO
宇多田ヒカル 「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」>>
太田は10月25日深夜放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で、『Fantome』をずっと聞いているとして、「桁違いの天才だね」「別に音楽に専門的に詳しいわけじゃないけど、『絶対新しいコレ』っていうのが本当にわかる」と宇多田を絶賛した。
とくに「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」がお気に入りらしい。同楽曲は、「君を盗んでドライブ」「朝昼晩とがんばる 私たちのエスケープ」などの歌詞からか、不倫をにおわせるような物語を想像していた太田だが、歌っているのは女性たちのデュエットということ、また唐突に「授業サボって」という言葉が出てくるところを、太田は「新しい、素晴らしい」と指摘する。
太田は「全然新しい感覚。恋愛とかドロドロまでもいかない、働いている女性たちの......って感じなのかな」と自身の解釈を述べる。続けて、「『アナ雪』のときに、これは新しいって言われたじゃない? 王子様に助けられるんじゃなくて女性たちが(助け合うって)。」と語り、大ヒットしたディズニー映画『アナと雪の女王』は、王子様に助けられるのではなく女同士で支え合うヒロインの姿が、新鮮さをもって受け入れられたことと重ねて評価した。
※「Fantome」の「o」はサーカムフレックス付きが正式表記。
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(文/原田美紗@HEW)