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3月11日(土)公開の映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず。天性の笑顔を持ったチアダンス部員役として、弾けるような演技を見せた彼女の本作への思い、そして大ブレークの裏にあった葛藤とは?

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映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず=3月11日(土)公開


映画『チア☆ダン』劇場予告編映像>>


■役を自分に"染み込ませる"イメージで

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映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず=3月11日(土)公開


『チア☆ダン』(監督:河合勇人)は、福井の県立高校のチアリーダー部が全米チアダンス選手権大会で優勝した奇跡の実話をもとにした青春感動サクセスストーリー。広瀬演じる主人公・友永ひかりは、サッカー部の孝介(真剣佑)を応援したいという軽い気持ちでチアダンス部に入部した、天真らんまんな女子高生という役どころだ。おでこを出したポニーテールにチア衣裳という新鮮な姿を披露した広瀬は、「なんかキラキラしてるって言われます」と反響を明かす。

「こんなに衣裳の露出が多かったことがないので、寒かったです(笑)。新潟で初夏に撮影だったんですけど、ずっとジャージを着ていました」

広瀬にとって、オリジナル作品への出演は久しぶり。

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映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず=3月11日(土)公開


「原作ものだと自分が役に寄っていくイメージですが、今回はモデルとなった方がいるとはいえ、"ひかり"はオリジナルの存在。だから、役を自分に寄せていくというか、自分に役を染み込ませていくようなイメージで演じました」

しかし、基本的におとなしいタイプの広瀬が、お調子者のひかり役をどのように"染み込ませて"いったのか?

「とにかく体温を高く保とうと。普段から皆と一緒に行動して、一番喋(しゃべ)っていよう、一番笑っていようと心がけていました。あとは部屋でもずっと踊って、テレビのボリュームも大きくして、音楽もかけて、鼻歌を歌ったり。とにかく音がない状態を失くすようにしました。......いやー、疲れました。撮影後はしゃべらなくなっちゃいました(笑)」

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映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず=3月11日(土)公開


役と自分が同化するあまり、現場で泣き崩れてしまうこともあった。劇中、ひかりはケガのせいで、チームがどんどん技術を高めていく中、しばらく見学の立場になってしまう。

「私自身ちょっと体調が万全じゃない時期だったのが重なって、キラキラしている皆を見送ることがつらすぎて。監督からは『泣いたらカットをかけないといけないから、それまで踏ん張ってほしい』って言われていたので、カットがかかった瞬間にその場で崩れ落ちて1人で大号泣したんです。あのときは撮影が終わってからも、帰りの車でずっと泣いていました」

■真剣佑は福井弁の先生!? チアダンスの練習は楽しかった!

広瀬たちキャストによるチアダンスも本作の大きな見どころ。役作りのため楽器演奏など何かを練習する機会も多いが、もともと体を動かすことが大好きなので、チアダンスの練習は楽しめた。

「楽しかったです! 撮影中は、筋肉のことばかり考えていました(笑)。毎晩お風呂でマッサージしてほぐしたりしたんですけど、あるとき筋膜ローラーなるものを発見して。硬くなった筋肉はほぐさないといけないんですけど......(広瀬の熱い筋肉トークが続く)。筋肉関係のグッズがいつもバッグに詰まっていました。いい整体とか、筋肉にいいことを見つけたら、関西のおばちゃんみたいに皆にオススメしていました(笑)」

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映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず=3月11日(土)公開


同年代のキャストが集まっただけあって、女子高のような雰囲気で撮影は進んでいった。とくに広瀬、中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原遥たちチアダンスチーム「JETS」のメンバーは一緒に行動することが多かった。

「アメリカに行った日も到着してすぐ皆でプール行って、何時間もはしゃいで、エネルギーの塊のような感じでした。私はすぐ疲れちゃうんで寝ていたいタイプなんですけど、年上の方(中条と山崎)から誘われたので......! ひかりとして元気で絶対負けちゃダメだと思ったんですけど、途中からあまり記憶がないです(笑)。5人の中では、あやみちゃんが一番天真らんまんです。ハッピーオーラ全開で癒やされました」

ちなみに福井弁は、昨年公開の映画『ちはやふる』で福井弁を習得していた真剣佑に教えてもらったという。

「確認は全部マッケンにお願いしていました! 勝手に福井弁の先生のつもりで教わっていました(笑)」

■思わず大号泣......当時抱えていた悩みを今では克服

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映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず=3月11日(土)公開


いまや押しも押されもせぬ人気女優となった広瀬だが、女優デビューしたのは2013年。急速なブレークの中で、本人も心が追いつかない部分があった。昨年3月に放送された日本テレビ系「火曜サプライズ」では、スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之氏からオーラ鑑定を受ける中で、「自分が目指す方向と、他人から求められているものが全然違う」と涙していた。一体あのとき、どんな苦悩があったのだろう?

「ああ~、あの大号泣した......(笑)! なんだろう。10代だからこそできるものって、10代のうちは本当のよさがまだわからないんです。だから、もっと大人っぽいことをやりたいなと思っても、まだそうじゃないんだって。年齢が追いつかないもどかしさを感じていました。」

デビュー当時の居心地の悪さが薄れたきっかけが、山下達郎の楽曲「クリスマス・イブ」の30周年記念ショートフィルム(2013年)に出演した際の、村松亮太郎監督の言葉だ。監督は、あまり周囲に自分の思いを伝えられなかった広瀬に、「誰もあなたに対する責任を死ぬまで取ってくれない。だから、意見を言う権利があるんだ」と教えてくれたのだという。

「自分は何も言っちゃいけないと思っていたから、それから少し気が楽になりました。あと江原さんにも『楽になったと言える時が絶対来る』っておっしゃっていただけて、確かに年を重ねるごとに前ほど窮屈さは感じなくなっているんです。『チア☆ダン』は、本当にのびのび演じさせていただきました。開放感があったというか、すごく気持ちよかったですね」

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映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず=3月11日(土)公開


10代の焦燥感を抱えて、もがきながらも少しずつ光が見えてきた広瀬。その喜びが、劇中の弾ける笑顔にも反映されているのだろうか――。『チア☆ダン』で描かれるような本気100%の日々を、18歳の広瀬も女優として送っているようだ。

■映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
2017年3月11日全国東宝系にて公開。キャスト:広瀬すず、中条あやみ、真剣佑、 天海祐希、他。

広瀬すずほか、キャストからのコメント&ダンス映像>>


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映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務める女優・広瀬すず=3月11日(土)公開


◆広瀬すず(ひろせ・すず)
1998年6月19日生まれ、静岡県出身。2013年4月期放送のフジテレビ系「幽かな彼女」で女優デビュー。今年の「第40回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞・優秀助演女優賞を始め、女優として数々の賞を獲得している。今年は『チア☆ダン』の他、8月18日より公開の劇場版アニメ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(主演)、『三度目の殺人』(9月公開)、秋公開の『先生!』(10月28日公開)が控えている。
座右の銘は、「志を持って日々新た」。

(取材・文/ 原田イチボ@HEW
(写真/ 中村好伸)

◆ヘアメイク ENISHI 菅野綾香
◆スタイリスト 中村有咲

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
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