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猛烈な制作スピードを見せるシンガー・ソングライターの大森靖子が、今度は3月15日にデビュー3枚目アルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売することが決定。ヒャダイン、DAOKO、fox capture planたちとコラボした新曲含め13曲が収録される。

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大森靖子、3月15日にアルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売


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■アルバムでは他アーティストとのコラボが楽しめる

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大森靖子、3月15日にアルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売


昨年12月に完走した3作連続シングルリリース・プロジェクト『ワンダーロマンス三連福』に続き、アルバムでは他アーティストとのコラボが楽しめる。今回新たに生まれたのは、放送中のTBS系ドラマ「カルテット」の劇中音楽も担当する3人組バンド・fox capture planとの「ドグマ・マグマ」、ヒャダインとの「IDOL SONG」、気鋭の女性ラップシンガー・DAOKOとの「地球最後のふたり」の3曲。現代版ジャズロックをコンセプトとするfox capture planとタッグを組むのは、昨年7月に発売されたディズニーカヴァーアルバム収録の「不思議の国のアリス」以来2回目で、『kitixxxgaia』の中でも重要な1曲、"個"として生きる意味を歌った「ドグマ・マグマ」をともに制作した。

「IDOL SONG」では、アイドルの自己紹介フレーズをふんだんに歌詞に盛り込んだ。

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大森靖子、3月15日にアルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売


「アイドルの自己紹介、大好きなんですよ。でも最近アイドルのマイナス面ばかりニュースにされているのが気に入らなくて。アイドルというロマンチックなものをキレイに描いてあげたいという気持ちが、まずあったんです。あと今のアイドルシーンを全部ひっくるめたものを作りたいとも思って、だとしたらアレンジはヒャダインさんに頼むしかないでしょ! ヒャダインさんが完璧なアレンジをしてくれました」

「地球最後のふたり feat.DAOKO」は、大森のボーカルとDAOKOのラップによって曲が展開していく。

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「DAOKOちゃんが私の曲を聞いてくれているって知って、私もDAOKOちゃんの曲を聞いてみたらすごく良くて。しかも顔見たらエロくて。いろんな意味で、『やりたい』って思ったのがきっかけです(笑)。曲は岩崎太整さん(『俺物語!!』や『SR サイタマノラッパー』シリーズなど、さまざまな映画・ドラマの音楽を手がけるミュージシャン)に書いてもらったんですが、『他の皆は機械の体になってしまったけれど、私とDAOKOちゃんだけが人間の体のまま残った』っていうイメージです。DAOKOちゃんと、そういうロマンチックな設定の中にいられたらいいなと思って」

産休明けの『ワンダーロマンス三連福』から始まり、2015年10月に第1子男児を出産してから1年半程度しかたっていないとは思えないほどの制作スピードだが、今年はさらに加速する可能性があるようだ。それは、愛する道重さゆみが活動再開したから。

「道重さんがいい感じのときに、自分もいい感じになるんです。だから今年は運気がいいんですよ! だから毎月インタビューしてもらうくらいの勢いで、どんどん話題を作っていきたいです(笑)」

■「神なり大森靖子なり、皆が向き合えるものを」

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大森靖子、3月15日にアルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売


集団ではなく"個"として生きよ、というのが、『kitixxxgaia』で伝えたかったことだ。

「個を尊重するというのは、音楽活動の中でずっと言っていることです。意見の牌(ぱい)をでかくするから、戦争も起こるんですよ。多数決はシステム的に悪い。ただ、個と個がそのままぶつかり合ってもダメになっちゃうから、神なり大森靖子なり、皆が向き合えるものを1個用意すれば、個のまま一緒にいられるよっていう。この辺の考えを1曲目の『ドグマ・マグマ』と最後の『アナログシンコペーション』で提示したつもりなんで、アルバム通して聞くのは長いっていう人は、この2曲を聞いてもらえればOKな親切設計です(笑)」

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大森靖子、3月15日にアルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売


大森は、自身の音楽をファンに"自分と向き合うためのもの"として扱ってほしいと考えている。

「音楽を使って私の意見を通すっていう形であってはならないと思っています。それよりも、聞いた人の中にあるものを増幅させたり、ちょっと浮かばせるようなものでありたい。音楽と向き合うことによって、もともとあった考えが整理されたりとか。だから私の曲を聞いて、全部信じるよりも、自分なりに解釈してみてほしいです。ネットで、わけわかんない考察とか勝手にされるじゃないですか。あれ、大好きなんです(笑)。私が読んでも『この歌詞ってこういう意味だったんだ』って驚く。そういう部分がないと歌詞って面白くないし、そもそも意味がないと思う。だから意味を限定しすぎないようにはしています」

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大森靖子、3月15日にアルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売


大森が語る"人を救うための音楽"というのは、ひとつひとつの個を肯定してくれる音楽という意味なんだろうか?

「個って言ったら、ざっくりですねー。もっと、どうでもいいことなんですよ。『今日遅く起きちゃったな』とか。それでも別にいいかと思わせてあげられるような、その程度でいいんです。それに、一番どうでもいいことが実は一番ひっかかっていて、一番苦しさにつながっていることってあるじゃないですか。そういうのを言語化したいなと思っています」

■活動10周年も「『この曲で売れた』みたいなのない」

今年で活動10周年。6月からは『kitixxxgaia』をひっさげた全国ツアーもスタートする。Zeppでワンマンライブを開催するほどの人気アーティストに成長したが、本人としては「拡大しているイメージはあまりない」とのこと。

「10年中、最初の4、5年は、チケットノルマが厳しい時代で月に1、2回しかライブできなかったんで、実質5年くらいしか活動していない気がします。でもバッと売れた感じはしないですね。『この曲で売れた』みたいなのもないし。1曲1曲、ライブ1回1回を地道に堅実にやってきて、地続きでやっている感覚です」

10年前、小さなライブハウスで数人の客を前にライブしていた頃の自分にかけたい言葉は何かあるのだろうか?

「無駄なことでもその時をちゃんと大事にしてほしいし、かけたい言葉っていうのはとくにありません。おいしいものを何か買ってあげたいかな。......あっ、10年前の私に言いたいことありました! バイトしていたコンビニで廃棄商品がもらえるんですけど、それをずっと食べていたら、コンビニスイーツに入っているpH調整剤? の味に気づくようになったんです。一度気づいたら、全部気になるようになって、食べられなくなっちゃって。だから、『コンビニのスイーツは食べ過ぎるな。月イチに抑えた方がいい』と(笑)」

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大森靖子、3月15日にアルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売


活動の上で"滅私"の精神を掲げる大森だが、それはファンのために音楽を作っていくということなのか?

「ファンのためっていうか、世のため。でも、ひいては私のためですね。私が住みやすい環境作りなんです。言葉にされていなかった部分が『それも"かわいい"』、『それも"面白い"』って言われることで、すごく開けたりするじゃないですか。そうすれば、もっと私がかわいいと感じる人、面白いと感じる人が増えると思っています」

人を救う音楽は、世界を変える音楽でもある。アルバムタイトルの『kitixxxgaia』とは、キチ(基地/聖地)+ガイア(女神)から成る造語。生きにくさを抱えた人々に安らぎを与えるために、大森はそのステージの一層の栄華を約束する。

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大森靖子、3月15日にアルバム『kitixxxgaia(キチ ガイア)』を発売


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アルバム『kitixxxgaia』は、マグマ盤、ガイア盤、ドグマ盤、カルマ盤(ファンクラブ限定盤)の全4仕様で発売。CDには「ピンクメトセラ」「「勹″ッと<るSUMMER」「POSITIVE STRESS」「非国民的ヒーロー」「オリオン座」の人気のシングル曲に今回のコラボ曲、そして新録8曲を収録した全13曲入り。

◆ライブ情報
全国6都市をまわるワンマンツアー「2017 LIVE TOUR "kitixxxgaia"」を開催。

6月2日(金)宮城・仙台 Rensa
6月23日(金)福岡 ・BEAT STATION
7月07日(金)北海道・札幌 PENNY LANE24
7月13日(木)大阪・BIG CAT
7月14日(金)愛知・名古屋 CLUB QUATTRO
7月20日(木)東京・Zepp Diver City

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◆大森靖子(おおもり・せいこ)
1987年9月18日生まれ、愛媛県出身。2007年に弾き語りで音楽活動をスタートして、2014年にメジャーデビュー。吉川友、アップアップガールズ(仮)、℃-uteなど近年は楽曲提供も積極的におこなっている。
座右の銘は、「滅私」。

(取材・文/原田イチボ@HEW
(写真:中村好伸)

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