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三浦友和の主演ドラマ「就活家族~きっと、うまくいく~」(テレビ朝日系)が、3月9日に最終回を迎えた。最終話の平均視聴率は11.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と自己最高を更新。ヘビーな展開続きで、視聴者から「救いがない」という声もあがっていた同ドラマのエンディングは――。

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工藤阿須加, 前田敦子, 黒木瞳, 三浦友和, Jan 04, 2017 :ドラマ「就活家族~きっと、うまくいく~」制作発表記者会見(写真:MANTAN/アフロ)


「私たち家族に、仕事ください!」......「人にとって仕事とは何なのか?」を問いかける>>


■ついに最終話で一家バラバラに......!?

「就活家族」は、大手企業の人事部長である父・富川洋輔(三浦友和)、私立中学の国語教師である母・水希(黒木瞳)、宝飾メーカーに就職した娘・栞(しおり)(前田敦子)と就職活動中の息子・光(工藤阿須加)の4人家族を描いた、"ジェットコースター・ホームドラマ"。ふとしたきっかけで崩壊し始めた家族は、就活を通して、どんな未来にたどり着くのか?

洋輔はセクハラのぬれぎぬをかけられて退職するはめになり、栞は職場のセクハラ被害と人間関係に苦悩するはめになり、光は怪しげな就活塾に入塾して、高額の教材費を払うはめになり......と、富川家には、誰かに呪われているんじゃないかというほど災難が降りかかり続ける。そのために一部の視聴者からは「救いがない」という声もあがっていたが、ホームドラマには珍しい、息もつかせぬスピード展開は、作品の魅力でもあった。

ついに3月9日に迎えた最終回、第9話では、家族より仕事を優先させた洋輔に対して、ついに水希が離婚届を突きつけて家を出る。家族バラバラの生活が始まる上に、それぞれまた新たな悩みを抱えることになる......と、やはり富川家は最後までトラブル続き! しかし、「きっと、うまくいく」の副題の通り、多少急ぎ足な部分はあったものの、キレイに物語をまとめて、エンディングとしては爽やかな印象を与えるものとなった。

■「就活家族」は中年男の成長物語だった

しかし、中年男性の悲哀を演じさせると、三浦友和の右に出る俳優はいないのではないか。家族を大切に思ってはいるものの、あまりにも不器用すぎるのが、洋輔というキャラクターだ。どこか状況に流されるままのところがあった彼が、最終話では自ら大きな決断を下す。「就活家族」とは、中年男の成長物語でもあったのだろう。黒木と前田、工藤たち富川家を演じるキャストたちも、三浦を支える名演を見せた。

「就活家族」という物語は、良くも悪くも外連味(けれんみ)がなく、だからこそ放送時間中はSNSが大盛り上がりしたり、毎話メディアに取り上げられるようなことはなかった。しかし、それは飛び道具に頼らず、"ホームドラマ"というジャンルに実直に向き合ったからではないのか。その頑張りが、最終話で自己ベスト更新という結果に表れているように思う。

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(文/原田美紗@HEW

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