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新アニメ『アリスと蔵六』が放送スタートした。老人と少女の心温まる交流を描いた日常モノだと思って視聴した人々が、Twitter上で「想像と全然違った!」と驚きの声をあげている。

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提供:アフロ


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■序盤でいきなり能力バトル

4月よりスタートした同アニメは、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞を受賞した、今井哲也による同名漫画が原作。気難しそうな老人と、金髪の美少女が並ぶイラストを見て、「この老人とお嬢様の日常を描くんだな」と"ほのぼの"を期待していた視聴者が多かったらしい。しかし、アニメ放送後、Twitter上に「思っていたのと違ってた!」という感想があふれた。

原作第1話から大幅な改変が行われ、アニメ版は、裸足で森の中をさまよう少女の姿から始まる。どうやら少女は、ある施設を脱走したらしい。追う者、追われる者――。大雨の中、それぞれが特殊能力を駆使して激しいバトルを繰り広げる。......ほのぼのどころか、シリアスでヘビーな展開からスタートしたのだった!

■監督・桜美かつし×シリーズ構成・高山文彦の豪華布陣

施設を脱走した少女の名前は、紗名(さな)。"研究所"の外の世界を知らずに生まれ育った彼女は、自分の想像を具現化できる"アリスの夢"と呼ばれる特殊能力の持ち主だった。初めての外の世界で、紗名は「曲がったことが大嫌い」な頑固じいさん・蔵六と出会う――。

世間知らずでワガママな紗名は、たびたび蔵六のゲンコツをくらいながら、世界の広さを知っていく。序盤こそシリアスな展開が続いたが、その後の紗名と蔵六のやりとりは大変心温まるものだ。しかし、紗名が傍若無人な振る舞いをするほど、なんでもないものに感動するほど、「"研究所"では一体どんな生活をおくっていたのだろうか......」と彼女の過去に思いをはせてしまう。

今後ストーリーが進むにつれて、紗名はどんどん生きる喜びを知り、同時に"研究所"の謎も明かされていくだろう。ただ単にヘビーな設定と、ほのぼのが共存しているだけでなく、「悲しみがあったからこそ今の日常が大切」という部分まで丁寧に描かれている。監督・桜美かつし、シリーズ構成・高山文彦という、アニメ好きなら誰でも知っている2人のクリエイターの手腕が存分に発揮されていると言えよう。

■コトリンゴの歌声が優しいエンディングテーマ

他にも『アリスと蔵六』は、東京・新宿歌舞伎町を舞台にしており、実在のスポットも登場する。新宿に詳しい人なら、劇中の風景を眺めているだけでも楽しめるだろう。また、公開中のアニメ映画『この世界の片隅に』の音楽を手掛けて一気に注目を集めたミュージシャン・コトリンゴらによるユニット・toi toy toi がエンディングテーマ「Chant」を担当しているのも魅力的なポイントだ。

視聴者の「想像と全然違った」という感想には、「予想を裏切ってくれた」という喜びも込められているらしい。Twitter上では、『アリスと蔵六』に対して「想像と違うけど面白そうだ」という称賛の声が多くあがっている。

(文/原田美紗@HEW

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