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4歳から子役/モデルとしての活動を始め、14歳の春にシングル「伝説の少女」で鮮烈な歌手デビューを果たした観月ありさ。女優としては、1992年にドラマ『放課後』で連続ドラマ初主演を務めて以降、『ナースのお仕事』や『サザエさん』などの当たり役を連発し、今年4月23日には26年連続の記録となる30度目の主演ドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』が始まったばかり。近年は舞台にも出演するなど、女優のイメージが強いが、小学校4年生の頃に歌手を志して以来、現在でも「素の自分をさらけ出せる大切な場所」と語る彼女は、歌手デビュー25周年を記念したリーディングコンサートの開催を決定した。リーディングコンサートとはどんなものなのか? ドラマ撮影中の彼女に音楽に対する思いを聞いた。

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『ALISA MIZUKI-VINGT-CINQ ANS Reading Concert Vol.1「25HEART(ハートマーク)」~少女は伝説になった~』(Yahoo!チケット)>>

観月ありさ これまでのミュージックビデオを一挙に配信中>>


■音楽は今の自分をダイレクトに表現できる場 自分をちゃんと見つめ直す場所でもある

――26年連続30度目の主演ドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』がスタートしましたが、様々なフィールドで活躍する観月さんにとって、音楽活動はどのように捉えてますか?

「10代の頃からやらせていただいてますけど、お芝居は人を演じるという立ち位置になるので、どちらかというと自分からちょっと離れるんですね。でも、音楽は今の自分が思ってること、感じることをダイレクトに表現できる場だと思っていて。ある意味、自分をちゃんと見つめ直す場所でもあるなと思いますね」

――女優業が忙しくなる中で、音楽活動はやめようと思ったことはなかったですか?

「これがね、あまり思ったことないんですよね。たしかにいつも忙しいさなかに音楽活動をやってることが多くて。ドラマ中に主題歌を歌ったり、歌番組に出たり、お芝居と歌の両方を掛け持ちしてやってたことが多いんですけど、やはり音楽には音楽の喜びや楽しみがあるし、いい息抜きになるんですよね。だから、<しんどいな>とか、<音楽活動やめたいな>とは一度も思ったことはないですね」

――昨年の5月15日には歌手デビュー25周年を迎えて、12月5日にはコンプリートベストアルバム『VINGT-CINQ ANS』がリリースされました。

「10代からのシングル曲が全部入っていたり、アルバムの中のちょっとコアな曲が入っていたり、ライブ映像やPVも入っていて。昔から今に至るまでの自分がいっぱい詰まった作品だなと思ってます。それに、発売日は私の誕生日でもあったので、自分への記念のプレゼントみたいな意味も込められたアルバムだなって思いますね」


■実際に40歳を迎えたら、大人しくしてる場合ではないな、と(笑) 突っ走って戦っていくしかない

――誕生日を迎えられた心境をお伺いしてもいいですか? 節目となる40歳を迎えたわけですが。

「30代から40代になるっていうのは、自分がそんな年齢になるんだなっていう驚きがありつつも、やっぱり例年とは違う心意気がありましたね」

――その心意気というのは? 仕事に対するものですか。

「そうですね。今までいろんなお仕事をさせてもらってきましたけど、自分の中ではいろんな局面で戦ってきたと思ってるんですよね。スポーツ選手に例えるなら、ピッチに立ち続けた上で、ちゃんと戦績を残してきたという気持ちがあって。40代を迎える前、30代後半の頃は、<年齢的に、女性としてちょっと落ち着いた雰囲気になっていかないとな>って考えてたんですよ。でも、実際に40歳を迎えたら、大人しくしてる場合ではないなって感じて(笑)。ずっと攻めていかなきゃいけない、ずっと戦っていかなきゃいけないんだなっていう、ある意味、使命みたいなものが明確になったんですね。年齢とは関係なく、突っ走って戦っていくしかないな!って」

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■戦ってない自分って、自分じゃないみたい 自分の価値観で生きていくのが一番いいなって改めて思った

――すごいですね。例えば、ドラマにしても、批判の矢面に立つのは主演だけじゃないですか。その責任感から逃れて、もう少しマイペースに活動ができる場に身を置いてもいいはずなのに、今も最前線に立って、リスクを恐れずに戦うんだっていうモチベーションを保ち続けている姿勢に驚かされます。

「結婚してから40歳になるまで、何となく自分の中で迷走してたというか、ちょっと休んでるような時期があったんですよ。新しい環境にもなったし、世間の思う、いわゆる40歳であったり、既婚者であったりっていうイメージみたいなものに自分が捕らわれてしまっていた部分があったと思うんですね。年齢に左右されて、いくつだからこうじゃなきゃいけないとか、いくつだからこうあるべきだ、みたいな意見に自分が縛られていく感じがあって。でも、世の中が思う価値観と自分の価値観は違っていいし、別に40代の人が攻めてやっててもいいんじゃないの?って思って。私はずっと戦ってきてるから、戦ってない自分って、なんか自分じゃないみたいなんですよね。自分がいいと思える、自分の価値観で生きていくのが一番いいなって、改めて思ったんですよね。私は私だし、変わろうと思っても人ってそんなに変われるものでもない。今までのスタンスとやり方で戦い続けていけばいいんだなっていう、ある意味、開き直りみたいなものに到達したのかなって感じがしますね」

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■お芝居もして、歌も歌って、いろんなことをやってきた自分だからこそ出来るライブの形

――その攻めの姿勢が5月14日と7月9日に開催されるデビュー25周年スペシャルライブにも表れてますよね。これまでにやったことのないことをチャレンジするっていう。

「そうですね。20周年のライブの時に、<また来年やるから!>って言ってたんだけど(笑)、気づけば5年も経ってしまって。だから、まず、今回のライブを機に毎年恒例行事としてやるライブのスタンスを考えていかなくちゃって思ったんですよね。だから、今までのライブとは違って新しい趣向であったり、新しい形っていうのを自分でまた作っていかなきゃいけないなと思って。何事においても一番最初は一番大変な上に、ドラマの最中でもあるので余計に大変なんですけど(笑)、それでも、ここで1つの新しい形を作っておかないと、ライブがちゃんと続いていかない現実みたいなものを感じて。恒例行事になるように、ちゃんと毎年ファンの方に会えるように考える時期だなって思って、今回は趣向を凝らしたライブにしようと思ったんです」

――「リーディングコンサート」と称し、1部はコンサート形式、2部はリーディング形式でのライブになると発表されてますが、どんな内容になりそうですか?

「これまでの自分の活動を振り返ってみた時に、私はお芝居もして、歌も歌ってっていう、両方をやってきてるわけですよね。そうやっていろんなことをやってきた自分だからこそ出来るライブの形っていうのがあるんじゃないかって思って。歌を歌ってる人がちょっとお芝居を入れたり、お芝居の間に歌手の方が歌ったりっていう形のライブはあったりはしますけど、読み聞かせのリーディングの中に音楽を融合していったら、また全然違う世界観みたいなものができるんじゃないかなって思って。今回、一緒にリーディングをする方がゲストで来てくださるので、これが恒例化したら、毎年違う方とリーディングできたりとか、その場でお芝居が一緒にできたりっていう面白さもあるなって思ったんですよね。あと、いろんな分野の方に来てもらって、たとえば三味線を弾いてもらうとか、何かちょっと違うものをやってもらって融合させるとか。そういう新しいコンセプトでできるといいなっていう発想から考えたリーディングコンサートなんですね」

――25年目にして、これまで別々だった歌手活動と、女優活動を1つのステージで見せるっていうことですよね。

「そうですね。この5年で、お芝居をしながら歌うミュージカルもやったから、そういうところに行き着いたのかもしれないんですけど、やっぱりお芝居と歌を分けるものはどうなのかなって思って。私だからこそ融合できることっていうのがあるんじゃないかなって思い、リーディングコンサートっていいなぁと思ったんですよね。ミュージカルはミュージカルとして見たいじゃないですか。ライブの延長で見るには、リーディングコンサートみたいなものが入りやすいんじゃないかなって、そんなに長いお話を読む予定はないので、わりとライブの中のエッセンスになるような時間を作れたらいいなと思ってますね」

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■もうね、今、止まらない~っていう感じなんですよ(笑)

――ゲストのお2人はどのような経緯で決まったんですか?

「A.B.C-Zの五関くんは、ミュージカル舞台『シェイクスピア物語~真実の愛~』で、ご一緒して。それで今回お願いしたら出てくださるということで。舞台の時とはまたちょっと違う役回りの役を一緒にやることになると思うので、すごくドキドキしますし、全然違う五関くんの姿がそこにはあるんだろうなって思います。湖月わたるさんもその舞台を観にきてくださったんですけど、私も宝塚を何度か見に行ったりしてて。舞台のプロフェッショナルっていう部分では、宝塚の方たちはととても勉強になるし、いつも感心させられることが多いんですよね。宝塚のお友達もいるので、舞台の所作であったり、いろいろ教えてもらうことが多いんですよ。だから、湖月さんみたいにトップスターの方に来てもらって一緒にリーディングしたり歌を歌ったりっていうのは、すごくまた新しい融合になるんじゃないかなと思って、ワクワクしてますね」

――新たなスタートになりますね。

「そうなんです。一番最初なので、実際はどうなるか。みんなで合わせてみないとわからない部分があるし、セッション的な新しい形が作れたらいいなと思ってますね。ライブの方は、懐かしい歌から最近の歌までなるべくたくさん歌おうと思ってますし、<お芝居してる時の観月ありさ>と<歌を歌ってるときの観月ありさ>の両面をみなさんに楽しんでもらえる、エンターテイメントなコンサートにしたいなと思ってます」

――ドラマの撮影とライブの準備で大変な状況のはずですが、それ以上に、新しい分野にチャレンジすることが楽しくて仕方ないっていう意欲のようなものがひしひしと伝わってきます。

「止まってると何していいのかわからなくなっちゃうし、何か動いてないと落ち着かない、みたいなところがあって(笑)。もうね、今、止まらない~っていう感じなんですよ(笑)。これからも止まらずに、いろいろと考えて試行錯誤しながら突っ走ってやっていきたいなと思いますね」

(取材・文/永堀アツオ 撮影/片倉 孝)


観月ありさ(みづき・ありさ)

1976年12月5日生まれ。東京都出身。4歳より子役、モデルとして活動を開始。1992年にフジテレビ系ドラマ『放課後』で連続ドラマ初主演。以後、ドラマや映画の主演、TVCMなど多数出演。『ナースのお仕事』『鬼嫁日記』など人気シリーズ化した。4月23日よりスタートしたフジテレビ系ドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』では、自身の持つ26年連続30度目の連続ドラマ主演の記録を更新した。また、1991年5月に尾崎亜美作詞作曲によるシングル「伝説の少女」で歌手デビューを果たすと、以後、シングル25枚、アルバム(ベスト、リミックス作品含)12枚を発表。音楽活動も精力的に行なっている。2016年に歌手デビュー25周年を迎え、2017年5月に東京、7月には大阪で、リーディングコンサート『ALISA MIZUKI-VINGT-CINQ ANS Reading Concert Vol.1「25HEART(ハートマーク)」~少女は伝説になった~』を開催する。


<公演情報>
『ALISA MIZUKI-VINGT-CINQ ANS Reading Concert Vol.1「25HEART(ハートマーク)」~少女は伝説になった~』

【会場】東京・恵比寿ザ・ガーデンホール
2017年5月14日(日)15:00開場/15:30開演
2017年5月14日(日)18:30開場/19:00開演

【会場】大阪・サンケイホールブリーゼ
2017年7月9日(日)13:00開場/13:30開演
2017年7月9日(日)16:30開場/17:00開演

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出演:観月ありさ
五関晃一(A.B.C-Z)、湖月わたる


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