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「猫侍」シリーズのスタッフが新たに贈るドラマが、ついに映画化。大野拓朗演じる忍者・陽炎太と、猫の"父上"の珍道中を描いた劇場版『猫忍』(ねこにん)が5月20日より公開される。もともと犬派だった大野もすっかり猫、しかも"デブ猫"の魅力に目覚めたらしい。

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忍者・陽炎太を演じる大野拓朗 = 劇場版『猫忍』5月20日公開


【劇場予告編】劇場版『猫忍』>>


■8kg超え猫・金時にメロメロ

時は泰平。霧生忍者の陽炎太は、忍び込んだ屋敷で出会ったデブ猫を、秘伝「変化の術」で化けた父・久世剣山だと思い込み、"父上"を元の姿に戻さんと旅を続けている。しかし、抜忍となった陽炎太を追う霧生忍者の魔の手はすぐそこに迫っていた――。イケメンだけど少々"こじらせ系"な主人公・陽炎太を演じるのは、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」青柳清役で注目を集めた大野拓朗。父上役の猫・金時の8kg超えワガママボディと触れ合っているうちに、すっかり猫に関しては"デブ専"になってしまった。

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劇場版『猫忍』5月20日公開


「実家で犬を2匹飼っていて、もともと犬派だったんですけど、今は犬猫どっちも好き! そして猫は絶対デブがいいですね(笑)。もう金時がかわいすぎる。この重さが愛おしい......。見た目もコロコロしてかわいいし、触り心地もいいし。今は金時、これでもちょっと痩せちゃったんですけどね。撮影始まる前はもっとすごかったんですよ。お腹を床に引きずって、体も自分で舐められなくて。8kg以上あったんじゃないかな? だから抱えるのが大変で、始めは筋肉痛になりました(笑)」

動物とこれだけ共演したのは初めて。金時に対する印象は今も昔も変わらない。

「マイペースですよね。あとは人懐っこいのと、結構大人しいのと。でも現場に慣れてくると、午前中とか昼くらいまでは、遊びたいって結構暴れていたかな。でも夕方になると、甘えん坊モード。ねー、金? こっちおいで! よしよし......って、そっちかい!(金時、ひざではなくテーブルに乗る)」

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劇場版『猫忍』5月20日公開


『猫忍』の中で、霧生忍者は「獣の気に当てられる」という理由で猫をご法度としている。猫のかわいさに癒されて、惚けてしまうというのだ。大野も撮影中、獣の気に当てられてしまった瞬間はあったのだろうか?

「陽炎太のキャラクターとしては、眉間にシワを寄せた表情で『父上!』って言わなくてはいけないのに、つい赤ちゃん言葉になっちゃって、監督から『今、父上じゃなくて"金時"になっていたよ』って注意される。それでNGを何回か出しました(笑)」

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劇場版『猫忍』5月20日公開


劇場版では、佐藤江梨子演じるくの一が面倒を見ている"マゴコロ"という新猫も登場する。ほとんど子猫と言っていいような、まだ小さい猫だ。

「小さいし、軽かった~。片手で抱っこできますもん。でも、やっぱり金時と比べると、どうしても"他人の子"感が......(笑)。やっぱり、うちの子が一番っていう」

陽炎太と父上の旅は続く。もしも続編があるならば、どんな物語になるのだろうか?

「陽炎太って、父上を敬いながらも、普通に撫でたりもしているんですよね。父上であることを忘れて、うっかり猫として愛でちゃっている瞬間があるというか。劇場版での結末を受けて、続編ではよりオープンに父上をかわいがれるようになっているんじゃないかな。ただ、相変わらず敬語で接してはいると思う!」

■「猫侍」主演・北村一輝を参考にした

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劇場版『猫忍』5月20日公開


父上に負けず劣らず、陽炎太も"こじらせ系ゆとり忍者"とかなり個性的なキャラクターだ。

「ドラマ版では本当にマヌケなんですよ。一流の忍者になりきれなくて、闘っても弱いし、コミュニケーション能力も不足しているし。劇場版では結構変わっているんです。だって演技で一度もふざけていないですもん。僕も撮影終わってから気づいて、監督に『もっとふざけたかった』って伝えたんですけど(笑)。そこは続編があるなら期待したい部分ですね」

演技で参考にしたのは、やはり「猫侍」で主演を務めた北村一輝氏。

「やっぱり『猫侍』あっての『猫忍』ですし、そこはリスペクトして、心の声の感じとか渋さとか、北村さんに寄せていきました。あとは"真面目にやる"ということ。ここは笑わせたいところだから演技も狙っていこうとするんじゃなくて、真剣に全部やる。でもそれが面白いとなるように意識していました」

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劇場版『猫忍』5月20日公開


もともと人を笑わせるのが大好き。イケメン俳優として人気を集めてはいるが、演技でもプライベートでも3枚目ポジションが落ち着く。

「やっぱり笑顔が好きだから、人に笑ってもらいたい。だから陽炎太みたいな変わった役、面白い役をずっと求めていたんですよ! 最近そういう方面で評価していただけることが少しずつ増えてきたので、本当に望み通りというか。でも、いつか三谷幸喜さんの映画みたいな"ザ・コメディ"もやってみたいです。『猫忍』はコメディでも、癒し要素が多い、ほっこり系の笑いなんですよね。とにかく笑わせます! という雰囲気の作品にも興味があります」

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劇場版『猫忍』5月20日公開


最後に映画『猫忍』の見どころは?

「まずドラマ版からアクションがパワーアップしていて、かっこいい! また豪華キャストの皆さんが出演してくださっているんですが、全員クセがあって、どこか抜けていて、悪役も憎みきれない部分を持っている。それによって本当に温かくて優しい空気感の作品になっていると思います。癒しと笑いの忍者エンターテインメントというか。気楽に見て、ただただ癒されて、ほっこりしてもらいたい。金時が相変わらずかわいいし、いい芝居していますので! ......僕の目標は、金時がこの映画からスターになることなんですよ。もう親目線。うちの子にはスターになってほしいので、皆さんよろしくお願いします(笑)」

映画『猫忍』は、5月20日より角川シネマ新宿ほか全国公開。

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劇場版『猫忍』5月20日公開


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劇場版『猫忍』5月20日公開


◆大野拓朗(おおの・たくろう)
1988年11月14日生まれ、東京都出身。2010年公開の映画『インシテミル ?7日間のデス・ゲーム?』で俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」青柳清役での"ウザキャラ"演技で注目を集める。初主演ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役、2月に公開された映画『サバイバルファミリー』、テレビ東京系ドラマ「三匹のおっさん」シリーズの清田祐希役など、今年に入ってからも話題作に出演。
座右の銘は「いつでも笑顔でいれますように」。音楽ユニット・ET-KINGの歌詞に感銘を受ける。笑顔でいられるように頑張る、というニュアンスに共感。

(取材・文・写真/原田美紗@HEW

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