ここから本文です

火曜22時『あなたのことはそれほど』(TBS系列)が好調だ。23日の第6話では自己最高となる11.5%の視聴率を記録した。

サムネイル

TBS火10ドラマの視聴率


【無料配信中】「あなたのことはそれほど」最新話を配信中>>


本作は、"2番目に好きな人"と結婚した主人公・渡辺美都(波瑠)が、ずっと思い続けていた中学時代の同級生、有島光軌(鈴木伸之)と偶然再会し、不倫関係に陥っていく物語。
主人公の夫・渡辺涼太役である東出昌大の"怪演"が注目を浴びているが、"地味な女性"として有島光軌の妻を好演している仲里依紗(なか・りいさ)の反撃も怖いと反響を呼んでいる。特に第6話の"カニの悪夢"はまるでホラー映画かのようなインパクトの大きいシーンだった。

"不倫"ドラマは、昨年4月クールの『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)から7月クール『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)、10月クール『黒い十人の女』(日本テレビ系)、今年1月クール『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)と、今作で連続5期目の放送を迎えている。
昨年の『せいせいするほど、愛してる』は一度も10%台に乗らず、平均7.9%と視聴率では苦戦したにもかかわらず、TBSは再び同じ火曜22時枠でまた不倫ドラマに挑戦。今のところチャレンジは成功と言えるだろう。

■"ダントツ"はないが高評価ドラマが多い今クール

4月~6月クールのドラマをみると、今のところ視聴率トップは『緊急取調室』(テレビ朝日:木曜21時)。次いで『小さな巨人』(TBS:日曜21時)、『CRISIS公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ:火曜21時)と続き、『あなたのことはそれほど』は4番目だ。(5月23日放送分までを計算)
『あなそれ』の視聴率を初回から順にみると、11.1%、9.0%、9.5%、9.9%、9.8%、11.5%。他の多くのドラマ同様第1話から第2話で数値を落としたものの、その後は増加傾向だ。中でも第2話から第4話まで連続で視聴率を増加させているのは、今クールの21時~22時台の民放ドラマでは唯一となっている。この傾向をみると第6話でジャンプアップに成功したのも頷(うなず)ける。

サムネイル
クール最高ドラマと平均視聴率の推移


また、今クールはダントツに視聴率が高いドラマはないものの平均して評価が高いことが特徴だ。

2016年1月からの直近6クールでそれぞれ最高視聴率(全話平均)を記録したドラマをみると、1位は昨年10月クールの『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(平均21.5%)。次いで昨年4月クール『99.9-刑事専門弁護士-』(平均17.2%)、今年1月『A LIFE~愛しき人~』(平均14.6%)と続き、今クールの『緊急取調室』は第4位(平均14.2%:第5話まで)となっている。
しかしながら全ドラマ(民放21時~22時台)の平均視聴率をみると、今クールは、昨年10月クール(10.7%)には及ばないものの、堂々第2位(9.8%:5月23日まで)の結果となっている。飛び抜けて高評価のドラマはなく、また10%超は先述の4作(『緊急取調室』、『小さな巨人』、『CRISIS』、『あなそれ』)のみだが、8~9%台のドラマが5つ(『ボク、運命の人です。』、『母になる』、『貴族探偵』、『リバース』、『フランケンシュタインの恋』)あり、7%以下に低迷しているのがたった2作品(『人は見た目が100パーセント』、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』)しかないことがその理由だろう。

■『あなそれ』は『逃げ恥』レベルの話題作になる可能性も!?

昨年10月クールに大きな話題をさらった『逃げるは恥だが役に立つ』。しかし視聴率でみれば平均14.6%と、同クール『ドクターX』(平均21.5%)とは約7ポイントもの大差をつけられていた。

『あなそれ』もこれまでの視聴率はそこまで高くないが、視聴率の傾向は『逃げ恥』と似ている。初回から一貫して視聴率を伸ばしていった『逃げ恥』とは違い第2話で数値を落としたものの、以降は順調に増加している。
また今年1月クールの『カルテット』は、「みぞみぞする」「から揚げにレモンをかける行為は不可逆」などの会話が、ネット上で大いに話題になった。それでも視聴率的にはラスト3回が少し上がった程度で、二桁は1度しかなかった。これと比べると、『あなそれ』は早くから風に乗り、第6話で一気に上昇気流をつかまえた感じだ。

ちなみに『逃げ恥』は、第6話の視聴率こそ13.6%だが、第7話以降で一段と数字を伸ばし、最終話では20%の大台を突破した。同作は"恋ダンス"で反響を呼んだが、『あなそれ』も東出昌大の"怪演"が話題を呼んでいる。加えて仲里依紗の静かな怖さが加わり、話題性では決して『逃げ恥』に負けてない。TBS火10ドラマという放送枠の流れで見ると、第6話時点で約2ポイント差はあるものの、『逃げ恥』と同じ傾向をたどることができれば、20%に近い数値まで視聴率を伸ばす可能性を秘めているのではないだろうか。

物語の後半に向けて大いに期待を感じられるこのドラマ。今後とも注目していきたい。

「あなたのことはそれほど」最新話を無料配信中>>

文責:一般社団法人日本味覚協会 代表 水野考貴
著者ブログ:『味覚ステーション~世界一面白く食品・栄養・味覚を学べるサイト

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ