ここから本文です

OKAMOTO'Sの「ライヴ」を音源と映像の両方で堪能できるライヴ・アルバム、その名も『LIVE』が5月31日にリリースされる。本作は、キャリア初となる47都道府県ツアー「OKAMOTO'S FORTY SEVEN LIVE TOUR 2016」からの音源に加え、オカモトショウがツアー中に急遽制作したファンとの絆を歌った新曲「ROCKY」を収録。さらに、ツアーファイナル公演(2016/10/29日比谷野外大音楽堂)を全曲収録したBlu-rayが同梱(どうこん)されている。

サムネイル

OKAMOTO'S、ライヴ・アルバム『LIVE』が5月31日にリリース


メンバーそれぞれの課外活動も精力的に行うなど実力派ぞろいで知られるOKAMOTO'S。長丁場となった今回のツアーではどのような日々を過ごしたのだろうか。各地での思い出やエピソードなど、ざっくばらんに語ってもらった。

【LIVE映像】OKAMOTO'S 「Beautiful Days」(『OKAMOTO'S FORTY SEVEN LIVE TOUR 2016 at日比谷野外大音楽堂』より)>>


【ミュージックビデオ】OKAMOTO'S 「NEKO(Remix) feat.呂布/MUD」配信中>>



■正直、ツアー中の方が生活がのどかなんです(レイジ)

――キャリア初の47都道府県ツアーをやってみて、率直な感想からお聞かせください。

ハマ: 思ったよりもあっという間でした。「まだ終わらないのか......大変だな、嫌だな」という空気には全然ならなかった。たまには「今日は家に帰って寝たい」とか、頭をよぎった日もありましたけど(笑)、僕らはツアーが向いているんだなと思いました。

レイジ: 三重県に行った時のメシがものすごく印象的でした! 松阪牛を出す老舗の「牛銀」というお店の別店舗で、「洋食屋牛銀」というランチを出すお店がありまして、そこの牛丼が信じられないくらいおいしかった......。思わず2DAYS行ってしまいました(笑)。「食事といえば、北海道か福岡」ってよくいいますけど、まさか真ん中の三重県にぶっちぎりのお店があったとは。松阪はライヴの打ち上げで行った居酒屋もものすごくおいしかったし、大発見でしたね。

サムネイル
ハマ・オカモト(Bass)


ハマ: いきなりご飯の話?(笑)でもそれで言うと僕たち、去年一番『ハードオフ』に行ったバンドかもしれないです(笑)。20カ所くらい行ったかな。若干『ハードオフ・ツアー』ともとれるツアーになっていましたよ。

――(笑)。それは中古楽器、中古機材巡りというわけですね。収穫はありました?

コウキ: 僕はテルミンを購入しました。しかも「BROTHER」というステッカーが貼ってあって。ちょうど同じタイトルのシングルを出したばかりだったので「これはもう買うしかない」って。福井県だったのですが、MCの時に、わざわざテルミンを出してもらって僕が演奏するという誰も喜ばない謎のコーナーを急遽(きゅうきょ)設けてもらいました(笑)。

――逆につらかったことは?

ハマ: 基本的にツアーは車移動で十数時間乗っていることも何度かありました。確かにそれでお尻が痛くなったりもしたんですけど、それも「無の境地」になっていれば何とかなります(笑)。

ショウ: 先日アメリカに行ったんです。ボストンでライヴをやったあとに、ニューヨークでレコーディングをして。飛行機に14時間くらい乗っていたのですが、ものすごく短く感じました(笑)。「なんて近いんだ、海外は」って。

サムネイル
オカモトコウキ(Guitar)


コウキ: 長い距離の移動で、渋滞も重なったときは本当にキツかった。でもそのくらいですね。ツアーそのものは楽しい思い出しかないです。

レイジ: 正直、ツアー中の方が、生活がのどかなんです。スケジュールもほぼ決まっていて。昼ごろにロビーに集合して、みんなでお昼ご飯を食べて、リハをやって本番。そのあとは晩ご飯をみんなで食べて寝るという日々がずっと続いていくんです。しかも地方から地方への移動日など、実質オフになる日もきちんとある。都内にいるとレコーディングや取材など、メンバーそれぞれの細かい稼働が常に入ってくる。よく「ツアー大変だね」と言われるけど全然そんなことない。きちんと寝られるし散歩もできますし、レコード屋さんも『ハードオフ』もたくさん行ける(笑)。

――皆さん幼馴染(おさななじ)みというか、長い付き合いの中で紆(う)余曲折を経てそういう関係性を作り上げてきたんでしょうね。

ハマ: 長年の付き合いの中で、程よい距離感を保てるようになってきたということでしょうね。ツアー中もずっと一緒にいるわけではありませんし、それぞれの楽しみ方を見つけています。

■ムラのある演奏をするよりは常にフラットで100パーセントを目指す(レイジ)

――今回GYAO!では「Beautiful Days」のライヴ映像を配信するのですが、この曲にまつわるツアー中のエピソードはありますか?

ハマ: 「Beautiful Days」はシングルしかリリースしていなくて、そのシングルもロック・オペラをテーマにした壮大なアルバム『OPERA』のすぐ後にリリースしたもので、プロモーションもそんなにできなかったなか、想像以上にリアクションが良くて。それは個人的にすごく驚きました。「この曲は、こんなに威力があったんだ!」って。素直にうれしかったです。

レイジ: ツアー中盤からアウトロを少し伸ばしてみたり、ライヴ本編でもエンディングの景色を作る大切な曲だったので、そうやって回を重ねるごとに進化していった楽曲でした。

――野音でのファイナル公演はどうでした?

ショウ: CDデビュー5周年の時にやって以来2度目の野音でしたが、チケットも即完出来たので、純粋にうれしかった。立ち見席も追加したりして。

ハマ: ライヴ自体は、ファイナルだからといって何かドラマティックな演出をしたわけでもなく。普通に「ツアー47本のうちの1本」というテンションで臨んだので「ちょっと淡々とし過ぎでは?」という意見もあって面白かった。もちろんネガティブな意味で言われたのではなくて、「ファイナルっぽくない」という意味ではそりゃそうだろうなと思います。

――お話を聞いていると、すごくプロ意識が高くてストイックなバンドなのだろうなと思いました。

サムネイル
オカモトレイジ(Drums)


レイジ: そうありたいですね。今回のツアーからは、毎回同じテンションで同じクオリティのライヴをやるということを徹底的に意識しました。そこはかなり大きい要素かもしれないですね。そういう風にしたからこそ、やるたびに良くなり続けてきたというか。持てる力の120パーセントを出そうと思ってムラのある演奏をするよりは、常にフラットで100パーセントを目指すというイメージで。それが「淡々としすぎ」という印象につながったのかな。

――なんていうか、アスリートっぽいですよね。

レイジ: 確かにそうですね。そういう感じなのかもしれないです。

■ファンとの絆、何か残る"証"......新曲「ROCKY」も収録

――今作では新曲「ROCKY」も収録されていて、これはファンとの絆について歌った曲だとか。

サムネイル
オカモトショウ(Vox)


ショウ: はい。今回、初の47都道府県ツアーを回るにあたって、何か残る「証」を作りたくて書いた楽曲なんです。何しろこういうバンドなので(笑)、「ファンへの思い」なんて曲にでもしない限り、うまく表現できないと思いまして。そういうわけで、歌詞は惜しげもなくエモーショナルに書きました。なんとかファイナル前に配信することができたので、ツアーファイナルではお客さんと一緒に大合唱することができたので良かったなと思っています。

――今後の展望は?

ハマ: 今年は久しぶりに対バン形式のライヴをたくさんやりたいです。呼ばれたり呼んだりしながら楽しく演奏したいですね。すでにSuchmosやONE OK ROCK、他にも数組のバンドと一緒にやりましたが、今後もいろいろな企画をお知らせできると思います。スタジオ録音のアルバムも制作中なので期待して待っていてください。去年末に配信とアナログだけでミニアルバムをリリースしたのですが、その流れを汲(く)んだファンキーなアルバムになると思いますよ。

◆OKAMOTO'S
中学校からの同級生で結成された四人組ロックバンド。 2010年、日本人男子として最年少の若さで、アメリカ・テキサス州にて開催された音楽フェス 「SxSW2010」に出演。アメリカ七都市を廻るツアーや豪州ツアー、香港、台湾、ベトナムを廻った アジアツアーなど、海外でのライヴを積極的に行っている。昨年キャリア初の47都道府県ツアー「OKAMOTO'S FORTY SEVEN LIVE TOUR 2016」に挑戦し、全公演大盛況のうちに終了。今年は6月30日(金)より東北と名古屋を回る対バンツアー「tourw/」の開催が決定!

座右の銘:コウキ「最新のコウキが最高のコウキ(「最新の布袋が最高の布袋」からのオマージュ)」、レイジ「健康第一」、ショウ「careful poetry and careful people last only long enough to die safely(チャールズ・ブコウスキーの詩)」、ハマ「セクシャル・ヒーリング」

(取材・文・撮影/黒田隆憲)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ