ここから本文です

1997年の舞台「身毒丸」でデビューを飾って以来、今年で俳優生活20年を迎える藤原竜也。映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』(6月10日公開)では、カリスマ性を誇る連続殺人犯・曾根崎雅人という難役を圧倒的な存在感で演じているが、「いまが一番楽といえば楽かもしれない」と胸の内を明かす。そんな藤原がこれまでの20年、そしてこれからの未来を語った。

サムネイル

藤原竜也、映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』に出演(6月10日公開)


【劇場予告編】『22年目の告白―私が殺人犯です―』>>


■入江悠監督と大作での共演に「感慨深い」

サムネイル
映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』に出演(6月10日公開)


【特別映像】「はじめまして、私が殺人犯です」と語る、衝撃の記者会見 映像>>


――謎が謎を呼ぶ重厚なサスペンスの主演を務めることになりましたね。

藤原: 元となる作品はありますが、入江(悠)監督が日本の社会に置き換えて、法改正の史実に基づき、すごくうまく考えた作品になっていますよね。本当に「入江監督はすごいな!」って思える映画になっています。

――これまでいろいろな作品に出演していますが、伊藤英明さんや仲村トオルさんとは初顔合わせなんですね。

サムネイル
映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』に出演(6月10日公開)


【特別映像】犯人を取り逃した刑事、拭えぬ過去>>


藤原: そうなんです。第一線級で活躍している人たちと仕事をするのって疲れる部分もあるのですが、すごく面白いし、現場ってこうあるべきだなって気づかされます。伊藤さんは的確な意見を持って現場に入ってくる方で、自分の中で一つ一つ納得して役柄に向き合っていましたね。もっといえば、客観的に作品全体を捉えていて、僕らも気づかないような深い台本の読み方をして現場に入っていたので、僕自身も救われた部分が多かったです。一方、トオルさんは『ビー・バップ・ハイスクール』や『あぶない刑事』を見させてもらっていた世代なので、こうして共演できるのがすごく不思議な感じでした。

――本作で演じた曾根崎というキャラクターは、非常に多面的で藤原さんの俳優としての表現力に圧倒されました。

サムネイル
映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』に出演(6月10日公開)


藤原: 入江監督に良い導き方をしていただきました。いろいろな社会問題もしっかりキャラクターに投げかけてくれましたし、テンポも良く撮っていただけたからだと思います。監督とは若いころにテレビドラマでご一緒したことがありますが『映画を撮りたいって思えば思うほど遠ざかっていくんだよね』と話されていたんです。だからこそ、こうして大作でご一緒できるのはすごく感慨深いですよね。

【特別映像】絶対に裁けない、時効を迎えた連続殺人犯の奇行>>


■つらかった10代のおかげで現在がある!

――藤原さんも気がつけば俳優生活20年を迎えますが、大きなターニングポイントはありましたか?

藤原: 振り返れば「ここかな」という部分はあるのですが、時を重ねるごとに変わってくるんですよね。20代でターニングポイントになったと思った作品でも、30代になればその感覚が薄れたり......。自分の考えも年齢とともに変わってきていますからね。なんとなくですが、今が一番楽といえば楽かなというのは感じることがあります。

――やはり若いころはつらいことも多かったですか?

藤原: 蜷川(幸雄)さんが三島由紀夫や寺山修二、唐十郎といった作品を僕に与えてくれましたが、やはり10代の若者にとっては過酷な試練でした。今から考えれば、すごくぜいたくなことで、現在の僕があるのは、そのおかげであることは間違いないのですが、当時はつらいと思ったこともありました。

――過去の作品などを振り返るタイプですか?

藤原: あまりしませんね。舞台にしてもワンステージワンステージが勝負であり、その1回を楽しむことが大事だと思うので。映画もうまくいったものもあれば、ダメだったなと感じる作品もありますが、あまり振り返ることはしませんね。

■「考えること」が俳優を続けるモチベーション

――藤原さんにとって、俳優を続ける最大のモチベーションは?

藤原: 映画にしても舞台にしても、面白いと思える気持ちですね。常に刺激を与えてくれる人たちが周りにいて、新しいものにチャレンジしたいという自分がいます。
しっかり考えることで、自分のモチベーションを維持し続けられているのではないかなと思います。

――これからの20年は想像できますか?

藤原: これまでの20年以上に、もっと楽しくアクションを起こしていけたらいいなと思っています。映画ももちろん魅力的なのですが、この業界には才能ある人がたくさんいるので、僕は演劇の方でより面白いことを追求していきたいです。可能性は無限にあると思いますので。

――本作で藤原さんが演じた曾根崎はカリスマ殺人者というコピーがついていますが、藤原さんにとってカリスマ的な存在は?

藤原: やっぱりトオルさんかな。もっというと、柴田恭兵さんとか舘ひろしさんとか『あぶない刑事』に出演されていた方々はすごい憧れですね(笑)。僕らの時代だと、16時からテレビで再放送していたんですよ。駆け足で帰って楽しみに見ていましたから。

――話は変わりますが、最近心掛けていることはありますか?

藤原: 最近、心掛けているのが、ワインの瓶とか飲みものの瓶をキッチンに放置しないで、ちゃんと瓶置き場に持っていくことですかね。心掛けるというより、ちゃんとしたいと思います(笑)。

(取材・文・写真:磯部正和)
(C)2017「22年目の告白―私が殺人犯です―」製作委員会

【特別映像】衝撃の告白! 自称・殺人犯 記者会見ダイジェスト映像>>


【特別映像5】主題歌 感覚ピエロ「疑問疑答」>>



藤原竜也(ふじわらたつや)
1982年5月15日生まれ、埼玉県出身。1997年、蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」のオーディションでグランプリを獲得し俳優デビュー。2000年には深作欣二監督の遺作となる映画『バトル・ロワイアル』の主演に抜擢(ばってき)される。以後、舞台、映画、ドラマと幅広いジャンルで活躍し、実力派俳優として高い評価を得る。主な出演作に『デスノート』シリーズ(06年、08年、16年)や、『カイジ』シリーズ(09年、11年)、『るろうに剣心 』シリーズ(14年)などがある。

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ