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シンガー・影山ヒロノブが、40周年記念オリジナルアルバム『A.O.R』(エーオーアール)を7月25日にリリースする。国内外で人気を誇り、アニソン界の第一線を走ってきた影山の最新作は、大人の色気を漂わせたAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)サウンド。デヴィッド・フォスターなど海外の豪華ミュージシャンも参加し、影山自身の長年の夢もつまっている。なおも、"アニソン界のプリンス"として君臨する影山に、アニメ界の今と未来についても聞いてみた。

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影山ヒロノブ、40周年記念オリジナルアルバム『A.O.R』を7月25日にリリース


【ミュージックビデオ】影山ヒロノブ 「Beginning」(Short Size Ver)>>


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■"憧れの人"からついにプロデュース!「子どものようにうれしい」

【本人コメント映像】影山ヒロノブ>>


「音楽活動を長年続けていますが、今も現役でステージに立てることが、一番の幸せですね。アニメ『ドラゴンボール』の楽曲『CHA-LA HEAD-CHA-LA』のように、約30年前のヒット曲を歌い継ぐことも大事ですが、新曲をリリースし続けられる環境にいられるのは、すごくラッキーだと思います。しかも最新アルバム『A.O.R』は、『Beginning』という曲を作曲家/プロデューサーのデヴィッド・フォスターにプロデュースしてもらったんです。2年前に井上(俊次)くん(元ロックバンド・LAZY、現・株式会社ランティス 代表取締役社長)と、『40周年記念にデヴィッド・フォスターと一緒にやれたら最高やけどな!(笑)』と、お酒の場で夢を語ったことが、本当に実現しました。ただ、『今のタイミングだったら』という条件つきで承諾されたので、デモ曲を大慌てで作りました(笑)」

「デモ曲を作って送るまでは無我夢中でしたが、デヴィッドにアレンジされてカッコよくなった楽曲が戻ってきたときに、『これは夢じゃないんだ』と。それに、1970、80年代にブームだった音楽ジャンル・AORのど真ん中にいたギタリストのマイケル・トンプソンとドラマーのジョン・ロビンソンが、『Beginning』の演奏に参加してくれたことにも感激しました。
デヴィッド・フォスターと共に、自分が若かった頃に憧れだったAORのミュージシャンたちなので、子どものようにうれしかったです。ただし、初挑戦した英語詞にはすごく苦労しました(笑)。でも、大変さの中に楽しさもあったので、英語詞作りやデヴィッドとのレコーディングなど、新しいことに挑戦しようとする気持ちをそのまま歌詞にしています」

「デヴィッドにロサンゼルスで初めて対面したときは、僕の胸に貼られていたスタジオ入館証のステッカーをパッとはがして、『スターはこんなのいらないんだよ!』と言ってくれました。直接お会いするまでは、ものすごく厳しい方というイメージだったので(笑)、夢が叶(かな)ってうれしい反面、ものすごくナーバスにもなっていました。でも、『失敗したら、またやればいいんだよ』と言ってくださったりして、ムード作りも上手な方でしたね」

■デビュー40周年ながら、まだまだ道の途中"Always On the Road"

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影山ヒロノブ、40周年記念オリジナルアルバム『A.O.R』を7月25日にリリース


「僕にとって音楽ジャンルのAORは、10代のときに活動していたロックバンド・LAZYが解散した後に知った、"希望の音楽"でした。ソロ活動を始めたばかりのときは、どうやって音楽を続けていけばいいのか見えなくなっていた時期もあったんです。そんなときに、繊細でソウルフルなAORのシンガーに憧れを抱きました。でも、若干20歳の自分には技術と経験がなく、形にできなかったんです。それから36年たって、やっとAORサウンドを取り入れたアルバム『A.O.R』を完成させることができました。後付けですが、タイトルには"Always On the Road"(ずっと道の途中)という意味もあります。音楽活動の中でも、僕は特にライブが一番好きなので『ツアーに出ようぜ!』という意気込みは、いつでも十二分です」

「僕のLAZYからのファンやアニソン、僕が所属するユニット・JAM Projectの若いファンにも、今回のアルバム『A.O.R』で表現した僕の根っこにある音楽を理解してもらえたらうれしいですね。収録曲『おーりとーり』は林田健司さんの住む石垣島に行って、地元で暮らすミュージシャンに参加してもらいました。『Home』は奄美大島で出会った方が、偶然にも僕の作品に参加しているミュージシャンの元バンドメイドだったことから、不思議なご縁で生まれた曲です。音楽活動を長年続けてきたからこその、いろんなご縁がつながってアルバムが完成しました」

■アニメ界の今と未来――インパクトある"後継者"求む!

「僕はアニソンシンガーとして、今までに12カ国以上の国を訪問してきました。世界中のあらゆる場所で、特に若い世代から日本のアニメ文化は支持されていますが、まだまだ発展途中で、さらに求められると思います。必ずしも日本との関係が良好ではない国でも、事情を知った上で若い世代の人たちは、日本の文化をすごくリスペクトしてくれて、応援してくれます。僕がアニメ文化を通じていろんな国との接点になれるのであれば、そんな光栄なことはありません」

「90年代までの"アニソンシンガー"のイメージは、"声は知っているけど顔は知らない"という裏方的な存在でした。2000年に入ってからは、急ピッチで国内でもアニソンシンガーが市民権を得たと思います。今ではアニソンもJ-POPと同じように、ダンス系やビジュアル系の音楽もありますし、それぞれアーティストの個性に合ったアニメ作品と組むようになって、すごくいい時代になったと思います。ただ、『自分の後継者は誰か?』と聞かれると、ちょっと困っちゃいます(笑)。バンドでもいいので、ガツンとインパクトのある若い男性アーティストに、もっと活躍してほしいですね」

■シンガーの使命とは? "アニソン"を作るときの普遍的なテーマとは?

「僕も所属するレコード会社・ランティスは、懐が深いと思います。いち早く宅録アーティストをデビューさせたり、声優たちのコンサートイベントを行ったりして、新しいことを積極的にやるパワーを持っていますよね。それぞれの音楽ジャンルや文化に熱心なファンはいますが、特に今の若い人たちにとってのアニメは、自分を元気づけるアイテムになっていると思うんです。アニソンのコンサートも、自分が元気になれる晴れ舞台なのかもしれません。自分のコンサートDVDを見ると僕も歌でがんばっていますが(笑)、一番の感動シーンはお客さんたちの姿ですね」

「アニメ作品は、ほぼハッピーエンドが用意されているので、JAM Projectで"アニソン"を作るときの普遍的なテーマは、"昨日できないことを今日がんばって、明日叶(かな)える"です。ストーリーの中では、修行したり新しい友達と出会ったりしながら、いろんなドラマが起こります。最終的には、"みんなが自分の人生の主役なんだよ"ということを、どれだけ力強く自然に伝えられるかというのが、アニメ作品の役割だと思っています。アニソンは、その応援歌ですね」

「僕はライブで、『自分が選んだ道を一生懸命生きている僕ってどうですか?』と、お客さんに投げかけるつもりで、ステージに立っています(笑)。何をしても、楽しいことと嫌なことの両方があるので、"一生懸命に自分の人生を全うして、後悔しないように歩んでほしい"という思いをお客さんに届けながら、自分にも言い聞かせています。僕は今後も、さまざまな人間の感情を"いかにリアルに伝えられるか"というのを、シンガーの使命として死ぬまで追求していきたいですね」

【ミュージックビデオ】「アニソン界」の実力派シンガー集結!スーパーユニット「JAM Project」>>


現在、GYAOでは同じくランティス所属のGRANRODEO、OLDCODEX、JAM ProjectのMVを配信中。JAM Projectは影山を含む実力派シンガー5人によるユニットで、GRANRODEOはTVアニメ『最遊記RELOAD BLAST』オープニング主題歌などで知られているロックユニット。OLDCODEXはボーカル&ペインターという異色の2人組で、大きな注目を集めている。

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◆影山ヒロノブ プロフィール
1977年にロックバンド・LAZYのボーカルとしてデビュー。1985年にアニメ・特撮ソングに出会い、「電撃戦隊チェンジマン」「宇宙船サジタリウス」と後世に残る名番組の主題歌を担当した。その後も、フジテレビ系アニメ「ドラゴンボールZ」主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」やテレビ朝日系アニメ「聖闘士星矢」主題歌「ソルジャードリーム~聖闘士神話」で、日本のアニソン界を代表する地位を確立。現在は数々のプロジェクトに参加し、楽曲制作も手掛けている。2000年にはアニソン界を代表するシンガーたちによるユニット・JAM Projectを結成。また、海外での人気も高く現在までに訪問した国は12カ国に上る。
<座右の銘>「継続は力なり」

(取材・文/岩木理恵@HEW
(写真/トレンドニュース)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
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作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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