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詩吟、和楽器とロックサウンドを融合させた新感覚ロックエンタテインメントバンド、和楽器バンドが、メジャーデビュー4年目にして初のCDシングル「雨のち感情論」を9月6日にリリースする。

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和楽器バンドが初のCDシングル「雨のち感情論」を9月6日にリリース


エッジの効いたギターや壮大な和太鼓の響き、優雅な尺八などが入り乱れながら、疾走感あふれるサウンドスケープを構築していくさまは圧巻。デビューから4年間の紆余曲折をぎゅっと封じ込めたような歌詞世界も感動的だ。精力的なライヴ活動や、動画サイトなどを利用したプロモーションにより、既に国内外で熱い支持を集めている彼ら。本シングルによって、いよいよお茶の間にもその名を響き渡らせることだろう。

【一挙配信】和楽器バンド LIVE映像&ミュージックビデオ一覧>>

【ミュージックビデオ】和楽器バンド 「雨のち感情論」>>


■ロックと和楽器を掛け合わせたようなサウンドを目指しました(鈴華)

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左上から時計回りに、山葵(Drums)、亜沙(Bass)、いぶくろ(箏)、黒流(和太鼓)、蜷川(津軽三味線)、町屋(Guitar)、鈴華(Vocal)、神永(尺八)


【LIVE映像】和楽器バンド代表曲でありボーカロイドの人気曲「千本桜」>>


――まずは結成の経緯を教えてください。

鈴華ゆう子(Vocal): 幼い頃から詩吟と詩舞をやっていました。詩吟はもともと伴奏楽器に箏(そう)と尺八が入っているのですが、魂を揺さぶるようなその音色に、幼い頃から慣れ親しんでいたんです。でも、詩吟や和楽器というと"おじいちゃん、おばあちゃんのイメージ"という状況に、ずっと疑問と葛藤を抱えていました。それで「日本コロムビア吟詠コンクール全国決勝大会」青年の部で優勝した時、「もっと詩吟を広めたい」と強く思うようになって。そこからインターネットの動画サイトやイベント会場などで、同じ志を持つ仲間を集めて結成したのが和楽器バンドなんです。

――バンドを結成した時、どんな音楽性を目指すかの話し合いはされましたか?

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和楽器バンドが初のCDシングル「雨のち感情論」を9月6日にリリース


鈴華: いわゆる"雅(みやび)"なことをやるのではなくて、ロックやポップスの世界でも通じるような音楽をやりたいと思いました。そこで決め手となったのは、やはりギタリスト・町屋さんの存在で。彼と、ボカロPとして活躍していたベーシスト・亜沙さんのイニシアチブによって、ロックと和楽器を掛け合わせたようなサウンドを目指しましたね。

【LIVE映像】「虹色蝶々」(日光東照宮御鎮座四百年記念 単独公演)>>


――では、メンバーの皆さんが音楽に目覚めたきっかけや、和楽器バンドに入ることになった経緯などを教えてください。

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和楽器バンドが初のCDシングル「雨のち感情論」を9月6日にリリース


山葵(わさび)(Drums): 15歳でドラムを始めたんですが、いくつもバンドを掛け持ちしたり、いろんな人とセッションしたりすることで、さまざまな音楽スタイルを身につけることができました。そこから自分の活動を広く知ってもらおうと、動画投稿をするようになり、それがきっかけで鈴華と知り合いました。

いぶくろ聖志(箏): 僕は中学校の時にベースを始めたのが音楽活動の始まりです。そこから友人とロックバンドのコピーをやるようになり、16歳の時に初めて箏(そう)を触ったのがキッカケでのめり込んでいきました。特に「現代邦楽」と呼ばれているジャンル(琴・三味線・尺八などの和楽器による合奏が特徴)を中心に、バイオリンやチェンバロ、角笛などさまざまな楽器とセッションするなどしつつ、活動を続けてきました。

亜沙(Bass): 15とか16くらいの時に楽器を始めて、ヴィジュアル系のインディーズバンドをしばらく組んでいました。その後、ボーカロイドで動画投稿などをするようになり、そこで作った「吉原ラメント」という曲がきっかけとなって"ボカロP"として認知されるようになっていったんです。その活動を通じていろいろな人たちと知り合い交流を深めていく中、鈴華からバンドに誘われ今に至ります。

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和楽器バンドが初のCDシングル「雨のち感情論」を9月6日にリリース


神永大輔(尺八): 僕は5歳の時にクラシックピアノを習い始め、特にゲーム音楽が好きでピアノで弾くようになり、そこから民族音楽への興味が移っていって、大学では尺八のサークルに入ったんですよ。「尺八も民族楽器の一種だよな」と(笑)。それで、誘われるがまま「ギターの弾き語りと尺八」など、さまざまなコラボに参加しているうちに、異ジャンルのミュージシャンとの交流もどんどん広がっていて。気づけば和楽器バンドの一員となっていました。

■あくまでも自己表現ツール、コミュニケーションツールとして(楽器を)使っているんです(黒流)

鈴華: 母がピアノ教室をやっていたので、物心つく前から音楽に囲まれた環境で。子供の頃はクラシックピアノを習い、「自分はピアニストとして生きていくんだ」と思っていたのですが、教室に来ていた生徒の中に、たまたま詩吟をやる人がいて紹介され、あっという間に夢中になってしまいました。そこからしばらくは、ピアノと詩吟の両方を楽しみながら学んでいたのですが、ある時期からはもう詩吟をやったり曲を作ったりする方が、断然楽しくなってしまい......。そこからライブハウスを拠点に歌い手としての活動をするようになっていきました。

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和楽器バンドが初のCDシングル「雨のち感情論」を9月6日にリリース


町屋(Guitar): ギターを始めたのが8歳と早く、ロックから入ってファンク、フュージョン、プログレ、ジャズあたりを演奏しながら育ちました。一方、それとは別に吹奏楽にも所属し、バンド活動をやりながら20代の頃になると、BGMの制作なども行うようになって。気づけばあらゆるジャンルの音や楽器に興味を持つようになり、その中の選択肢の一つとしてギターを選んだんですよね。というのも、これまでの人生の中で、最も長く続けて来たのもギターなので。一つの"コミュニケーションツール"として使い勝手がいいんです。

蜷川べに(津軽三味線): 母と祖母が民謡をやっていて。4歳の時に初めて稽古について行きました。最初は民謡を中心にやっていたのですが、13歳くらいの時に喉を痛めてしまって、しばらく歌えなくなってしまったんです。その時期を利用し、歌の伴奏ができるようになろうと三味線を始めたのがそもそものきっかけというか。別に津軽三味線が特別やりたくはなかったんです。本当に好きだったのは、Jポップやワールドミュージック。なので、私も町屋さんと同じで、コミュニケーションツールとして三味線がそばにあったという感じなんです。

黒流(和太鼓): 実家がアマチュアの太鼓チームをやっていて、僕は3歳の頃から太鼓を習わされ、いつのまにかできるようになっていました。中学年の頃になると、東京では当時一番大きかったプロの太鼓チームで演奏できるようになり、お小遣いまで稼げるようになっていて。とはいえ、自分の意思で太鼓を始めたわけではなく、しかも思春期になると、「和楽器なんて恥ずかしい」という気持ちも芽生え、太鼓を叩(たた)いていることを隠してたんです。それでバンドを組んで、あるとき海外のバンドと共演を果たしたこともあったのですが、「日本人が西洋で西洋楽器を持っても、本場の人たちにはとても太刀打ちできない」ということに気づいてしまって。「じゃあ、なんだったら勝てるのか」と考えたら、子供の頃からやっていた和太鼓でした。

――和太鼓に特別な思い入れがあるというわけでもないのが興味深いです。

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和楽器バンドが初のCDシングル「雨のち感情論」を9月6日にリリース


黒流: 面白いのは、うちの和楽器隊の中で、「この楽器が大好きなんです!」っていう人が1人もいないこと(笑)。あくまでも自己表現ツール、コミュニケーションツールとして使っているんですよね。だからこそ、どんな場所にも飛び込んでいけるのだと思います。

■私たち和楽器バンドのMVの良さは、メンバー全員に対して均等に見せ場があること(鈴華)

【LIVE映像】「オキノタユウ」(from 「大新年会2017東京体育館 -雪ノ宴・桜ノ宴-」)>>


――サウンドや演奏面だけでなく、ヴィジュアル面へのこだわりもお聞かせください。皆さんの衣装、とても印象的ですよね。

鈴華: 私たちがインディーズで活動していた頃から、ずっと衣装のデザインを担当してくれているデザイナーさんが、基本的には関わってくださっています。その人と一緒に大きくなってきた気持ちで。衣装でも、和と洋の融合にしたかったんです。

黒流: 楽器によって動きやすくしたい箇所とか、楽器で隠れてしまう箇所とか、衣装のデザインも各々変わってくると思いますし。そのあたりも考慮しつつ、メンバー一人一人とデザイナーさんとで綿密に打ち合わせをしてから作ってもらっています。機能的でありつつ、装飾的でもあるんです。

【LIVE映像】「雪よ舞い散れ」(from 「大新年会2017東京体育館 -雪ノ宴・桜ノ宴-」)>>


――さて、メジャーデビュー4年目にして、初のCDシングル「雨のち感情論」がリリースされます。GYAOではこの曲のミュージックビデオを配信しますが、撮影のエピソードなどありますか?

鈴華: 私と蜷川が、ワイヤーで空を飛んだことですかね(笑)。今回は「宇宙と和」がテーマで、みんなの撮影が終わってから、私たちだけ残って深夜に撮影したんですけど、もうずっと笑っていました。

蜷川: この衣装の中にハーネスを入れて、ワイヤーで吊るされ、台の上から飛び降りたんですけど、浮いているように見せるために、下から風を出したんですが、どうもうまくいかず......。

いぶくろ: パンツ丸見えになってたんでしょ?(笑)

鈴華: そうなんですよ(笑)。撮影中は「どうなっちゃうんだろう......大丈夫?」って心配してたんですが、仕上がった映像を見て安心しました(笑)。スーパースローで撮影していて、とてもカッコいいのでぜひ見て欲しいです。あと、私たち和楽器バンドのMVの良さは、メンバー全員に対して均等に見せ場があること。メンバーそれぞれのイメージシーン、演奏シーンはふんだんに盛り込まれているので、そこも楽しんで欲しいですね。

――では最後に、来年1月の横浜アリーナに向けての意気込みをお願いします。

黒流: 僕らにとって初のアリーナ公演だし、演出面も含め、今までと同じことをやっていてはいけないと思うんです。シングルリリース、ツアーを経て横アリの時は、新しい和楽器バンドをお見せしたいですね。特に、和楽器バンドを初めて見る人たちにも楽しんでもらえるようにしたい。和楽器というのが"堅苦しいもの"ではなく、とにかく音楽を楽しんでもらえるような、そんな演出を考えています。今までのマニアの方、初参加の方、全員が楽しんで帰ってくれることを期待します!

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和楽器バンドが初のCDシングル「雨のち感情論」を9月6日にリリース


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◆和楽器バンド
詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた新感覚ロックエンタテインメントバンド。2014年4月にアルバム「ボカロ三昧」でデビュー。 2ndアルバム「八奏絵巻」はオリコン週間ランキング初登場1位を獲得し、第57回「輝く!日本レコード大賞 企画賞」を受賞。 収録曲「千本桜」のミュージックビデオはYouTubeでの再生数が6,000万回を突破し、世界各国から数多くのコメントが寄せられている。
また国内外においてライヴを積極的に行い、昨年は結成から3年経たずして初の日本武道館公演、 海外においては初のニューヨーク単独公演と初の北米単独ツアーを開催。今、音楽シーンにて最も勢いのあるロックバンドとして注目を集める。
座右の名は、鈴華「笑う門には福来たる」、いぶくろ「常識を疑え」、神永「大所高所」、蜷川「川の流れのように」、黒流「一期一会」、町屋「勝つも負けるも派手に使いきろうじゃないか」、亜沙「生まれ変わるなら生きているうちに」、山葵「練習と筋肉は裏切らない」。

(取材・文/黒田隆憲)
(写真/中村好伸)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
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