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 妻夫木聡が"奥田民生になりたい"ライフスタイル雑誌の編集者=コーロキを、水原希子が出会う男すべてを狂わせるファッションプレスの女の子=あかりを演じた映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(9月16日公開)が、ファッション業界でも話題になっている。9月4日に行われた試写会に集まった「SHIPS」、「LEPSIM」、「BEAMS」の女性ファッションプレスが、映画鑑賞後、業界のことや、作品について大いに語った。

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映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』9月16日に公開


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 試写に集まったのは人気ファッションブランドのプレス20名。本作に登場するレディースファッションブランド「GOFFIN&KING」の社内や、物語のクライマックスとなるリリースパーティシーンなどにエキストラとしても登場し、作品にリアリティを持たせるために一役買っている。

 本作のメガホンをとったのは、映画『モテキ』などヒット作を世に送り出している大根仁監督。登場人物のリアルな感情を、独特のユーモアで包み込み、極上のエンターテインメントに仕上げることが得意な監督だが、本作でも"奥田民生のような力まない格好いい大人になりたい"と願う主人公コーロキが、あかりという"狂わせガール"に出会ったことによって、どんどん理想の自分とは真逆に進んでいってしまうさまを、生々しくかつ、コミカルに描いている。

 若い世代は、コーロキのようにアイデンティティの確立を目指し、理想に向かっておしゃれに生きようとする姿に共感を持つだろうし、苦々しい青春を経験したアラフォー世代にも「男っていうものはバカな生き物だよな」と妙なノスタルジーが蘇(よみがえ)ってくる。ややデフォルメされている部分はあるものの、男性陣の理想と現実に右往左往する立ち振る舞いは心に染みるのではないだろうか。

 そんななか"狂わせガール"のあかりという存在は、この作品には欠かせない最高のキャラクターだ。大根監督は「あかりは希子ちゃんしかありえなかった」と映画化にはマストの条件だと語っていたが、その言葉通り、劇中の水原演じるあかりは、圧倒的な攻撃力を持つ。抜群のスタイルと美貌と天然のエロさを武器に、スッと男の懐に入り込むが、そこには、地位や名誉、ステイタスを得たいなどという打算的な考えはない。

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映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』9月16日に公開


 この点に関して、LEPSIMのプレスは「あかりってTPOに合わせたファッションをスマートにできるところがすごい。女子会のときはカジュアルで、取り引き先の相手によってファッションも変えてくるなど、かなりすごい」と感想を述べると、BEAMSのプレスも「狂わせるほど人の懐に入るのがうまい。同じ職種にああいう人がいたら、かなり強敵ですね」と舌を巻くも「あそこで仕事相手と恋愛に発展してしまうところが人間ぽい。それがなければ完璧」と付け加えた。

 もちろん、あかりのこうした人格が形成されたバックヤードは、原作を含め触れられる部分もあるが、本作において、そこはあまり大きな意味を持たない。あかりの恐るべし"狂わせガール"ぶりを堪能するのが、正しい楽しみ方なのだろう。ファッションについても、SHIPSのプレスは「とても器用に着こなしている」と評価すると、BEAMSのプレスは「水原希子さんという素材が素晴らしく、それにあった衣装も魅力的ですね」と称賛する。

 本作において、あかりの出演シーンはすべて衣装が違う。そこには水原のこだわりがあり、スタイリストの伊賀大介氏と徹底的にディスカッションを重ね、最高の"狂わせガール"ファッションを研究したというのだ。

 劇中では、実に華やかな世界に描かれているが、BEAMSのプレスは「仕事内容などはリアルに描かれていますね。雑誌の編集部との関係も大切ですし。ただ、仕事自体は意外と地味ですし、他の業界から見たファッションプレスのイメージみたいな部分が具現化されているようなところもあり、華やかな一面を切り取っているという印象もあります」と冷静な視点。さらにSHIPSのプレスは「お仕事をする相手は女性誌の方が多いので、編集者も女性の場合が多いので、あかりとコーロキみたいな恋愛に発展するみたいなのは実際はあまりないと思います」と実情を明かしてくれた。それでも「あかりは魅力的で、狂わせガールというイメージにぴったり」とファッションプレスたちは口をそろえる。

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映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』9月16日に公開


業界お墨付きのキュートさと美しさとエロさを兼ね備えたキャラクターが男たちを狂わせるさまと、奥田民生の名曲とのマッチング――。作品のキャッチフレーズの通り「最狂にポップで、かつてない恋愛エンターテインメント」が堪能できる映画だ。映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』は恋の喜びや絶望を味わい、もがき苦しむ抱腹絶倒のラブコメディ。音楽は、タイトルにもなっている奥田民生の珠玉のナンバーを余すことなく全編に使用。個々の楽曲は主題歌やBGMの枠を超えた役割を与えられ、大根マジックにより革新的な音楽映画として再編集。出演は妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、リリー・フランキー、天海祐希、松尾スズキ。2017年9月16日公開。

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(取材・文・撮影:磯部正和)

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