ここから本文です

AKB48を卒業してから約1年半――。ソロ歌手として活動中の高橋みなみが、9月26日にセカンドシングル『孤独は傷つかない』を発売する。初の全国ツアーも開催中で精力的に活動する彼女は、ソロシンガーとして明るい笑顔を見せた。

サムネイル

高橋みなみが、9月26日にセカンドシングル『孤独は傷つかない』を発売


【ミュージックビデオ】高橋みなみ『孤独は傷つかない』>>


■MVの"ピリピリ具合"も見どころ!?

すでにライブの定番曲となっている『孤独は傷つかない』は、秋元康が作詞、織田哲郎が作曲を手がけたロックチューン。激しいメロディにのせて、高橋が"孤独"の自由さを力強く歌い上げる。

サムネイル
高橋みなみが、9月26日にセカンドシングル『孤独は傷つかない』を発売


「ザッツ自分が好きな曲、です(笑)。もともと中森明菜さんが大好きということもあり、かっこよく歌い上げる系の曲はなじみが深いんです。曲自体は2年前にいただいて、ライブでも定番曲になっていたんです。今回やっと音源化されることになりました。待っていただいた方には『お待たせしました!』ですし、初めての方には、高橋みなみのアイドル以外の一面を感じていただきたいです」

数百名が所属するアイドルグループを総監督として率いていたメンバーが、卒業後初めてリリースするシングルのタイトルが『孤独は傷つかない』。何か意味深長なものを感じるが、高橋は"孤独"というワードをポジティブに受け止めている。

サムネイル
高橋みなみが、9月26日にセカンドシングル『孤独は傷つかない』を発売


「"孤独"についての曲ですが、私にとって孤独は、自分と向き合えるいいもの。それによく読んだら前向きな歌詞なんです。苦しみを乗り越えていく強さを教えてくれる曲なんじゃないかな。AKB48では歌わなかったような曲ですが、それでも『高橋みなみっぽい曲だな』と感じていただけたらうれしいです。AKB48にいた10年間ってなかなか怒涛(どとう)だったと思うので(笑)。その私の生きざまを歌を通じて感じてもらえたら。生きざまが無意識ににじみ出てしまうのが、ロックの楽しさなのかなと思います」

MVでは、7月15日よりスタートした全国ツアーの初日と、2日目の公演での映像が使用されている(DVDへの収録は初日映像)。しかも『孤独は傷つかない』はセットリストの1曲目だったため、高橋は「私がなかなかピリピリしている」と恥ずかしげに話す。

サムネイル
高橋みなみが、9月26日にセカンドシングル『孤独は傷つかない』を発売


「初日の1曲目で、ドアタマのドアタマですから。私のピリピリ具合も楽しんで見てください(笑)。でもそのピリつきが、この曲には合っているのかな?」

一方、カップリング曲の『瞳の扉(2017 ver.)』は、爽やかなポップチューン。2013年に映画『スマーフ 2 アイドル救出大作戦!』日本版主題歌として配信のみでリリースされた楽曲を新たに歌い直して音源化した。

「この2年間でライブでも歌い込みましたからね。ライブでこの曲を歌うとこんな景色が見えるというのが明確に見えた上でレコーディングできました。2年前と比べて、曲が自分のものになっています」

■総監督業は「今やれって言われても難しい」

実は2013年にリリースしたファーストシングル『Jane Doe』については、やり残した部分も多いらしい。アイドル活動が多忙だったため、精神的に張り詰めた中でのレコーディングとなってしまった。しかし、今回は万全の状態でレコーディングに挑めたそう。

「ソロになってから自由になりました。総監督のときは絶対的に向き合わないといけない立場にいましたが、全体の数があまりに多かったので、1人のキャパを超えてしまっている部分があったんです。やっぱり組織ってちゃんと回る人数が決まっているので、増えすぎると破綻しちゃうし、実際、その頃は私自身が破綻しかけました。1人が向き合う人数としては、今の環境の方が正しいのかなと感じます」

現在は、自分の仕事で必要そうなとき以外、AKB48グループの話題はチェックしていない。

「卒業した身ですからね。何か感想を言おうと思えば言えますけど、それってただの言いたいやつじゃないですか。今の子たちが今の子たちで頑張っているなら、それで十分。だって、逐一言われるとウザいじゃないですか(笑)。そうなりたくないんですよ」

サムネイル
高橋みなみが、9月26日にセカンドシングル『孤独は傷つかない』を発売


高橋は、「AKB48にいたことで、"心の筋肉"が鍛えられた」と著書『リーダー論』(講談社)で述べている。

「まだ卒業して1年しかたっていませんが、前田敦子に『AKB以上にしんどいことないよ』と言われたのは、確かにそうだなと(笑)。3年間休みがないときもありましたし、同じことを今やれって言われても難しいと思います。もちろんソロ活動の中で、自分の無力さに直面することはありますけど、AKBよりしんどいことはない。あれ以上はないから、何が来ても乗り越えられる。AKBでの10年間に背中を押されています」

ソロ活動の中で孤独を感じたことはないのだろうか?

「最初はちょっとありました。でも孤独になるのは、自分が勝手にそう思い込んじゃうからだと思うんです。だって本当はファンの方もスタッフの方もいて、全然1人じゃない! 総監督時代は絶対みんなの上にいないといけませんでしたが、今はフラットな感じで周りと付き合えるのがすごく楽しいです。もちろん歌うのは自分だから0.5ミリだけ他より前に出ていますけどね。でもソロになって、上に立つというより、"横並びのみんなの中にいる自分"という感覚を味わっています」

■一生付き合う"元AKB"の肩書について

高橋は現在、初の全国ツアー『高橋みなみ 2017 ライブハウスツアー~たかみなについて行きます reborn~』を開催中(最終日は9月25日 東京・赤坂BLITZ)。スケジュール的には相当ハードな日々を送っている。それでも高橋は、「やりたいことができているから、疲れるんだけど回復する」と笑顔を見せる。

「AKBでもいろんなライブをさせていただきましたが、自分自身の力で大きいステージに立ったわけではないので、ソロでの1歩目は誰もが通るライブハウスから始めたかったんです。小さな会場だと、お客さんが『これは違う』と感じたときは空気でわかります。客席とのコミュニケーションという意味では、AKB48劇場での公演の経験が活きていますし、闘いみたいで楽しいですよ」

サムネイル
高橋みなみが、9月26日にセカンドシングル『孤独は傷つかない』を発売


AKB48時代、グループのファンには歌唱力の高さで知られていても、世間的には"スピーチのうまいたかみな"というイメージで認知されてしまった。そのズレに悩んだことはなかったのだろうか?

「話すお仕事をいただくことも多いんですけど、気持ちの比重で言えば、正直歌がやりたい。でも今まで積み重ねてきたことを評価されるのは、ありがたいことですから、素直に大事にしていきたいと思っています。もちろん自分のやりたいことと、世間から求められることとの違いで悩んだこともありますが、やっぱりAKBにいたことによって私の名前が広まったので、それを考えると感謝しかありません。"元AKB"っていうのは一生言われることでしょうけど、あの10年間は誇りですから。それに今のソロ活動も、AKB時代のファンの方がついてきてくださっているから成立することです。飛び級できることではありませんから、経験もスキルもゆっくり1歩ずつ身に付けていきたいと思います」

サムネイル
高橋みなみが、9月26日にセカンドシングル『孤独は傷つかない』を発売


◆高橋みなみ(たかはし・みなみ)
1991年4月8日生まれ、東京都出身。昨年4月、活動10周年をめどにAKB48を卒業。音楽を中心としたアーティスト活動をスタートさせ、同年10月12日にはファーストアルバム『愛してもいいですか?』をリリースした。開催中の全国ツアー『高橋みなみ 2017 ライブハウスツアー~たかみなについて行きます reborn~』は、9月25日に東京・赤坂BLITZでの公演をもって千秋楽を迎える。
座右の銘は、愛読する漫画『最遊記』から「何物にも捕らわれず縛られず、ただあるがままに己を生きる」。

(取材・文/原田イチボ@HEW

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ