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関西テレビ制作『明日の約束』が始まった(フジ系列での放送)。同局制作のドラマは近年、数字も獲るし話題にもなるものが多い。

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10月17日より放送中のドラマ「明日の約束」(カンテレ・フジテレビ系列)


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『銭の戦争』(2015年冬)は、平均視聴率13.4%・満足度4.03。『僕のヤバイ妻』(16年春)は、視聴率8.2%・満足度4.04。『嘘の戦争』(17年冬)は、視聴率11.3%・満足度4.03。そして『CRISIS』(17年春)は、視聴率10.6%・満足度3.91だった。
満足度はデータニュース社「テレビウォッチャー」の指標だが、ドラマの平均は3.6~3.7。3.9を超えるものは1クールで1~2本ほどしかない。ましてや4.0超は、1年で数えるほどに留まる。
話題作を当てる関テレの打率の高さは目覚ましいものがあるが、今クールは一転、『明日の約束』という社会問題を扱う本格派で勝負に出た。

■ドラマの設定

キャッチコピーは「『この世でいちばん謎が残る死』が、私たちの明日を変えていく」。
連ドラ久々の主演となる井上真央が、スクールカウンセラー・藍沢日向を演ずる。「親でもない、教師でもない、最後に味方になってあげられる大人」として、学校や家庭の問題に悩む生徒の心のケアに生活を捧(ささ)げる役だ。日向自身が誰にも相談できない苦悩を抱えてきたために、この職業を選んでいる。"毒親"ともいえる過干渉な母親とのいびつな関係に悩みつつ育ち、今も同居生活が続いている。

舞台は日向が勤める高校。ある男子生徒から「日向先生のことが好きです......」と告白されたが、彼は翌日不可解な死を遂げてしまう。はたして、誰が彼を死なせたのか......。
すぐに"犯人探し"が始まるが、彼が抱えていた"闇"が次々に明らかになり、原因究明をしようとする日向の前に立ちはだかる。学校での陰湿ないじめ・"毒親"による息子への過干渉・不穏な交友関係......。
さまざまな問題に立ち向かうことで、その先に「生きる上で大切なこと」を見いだそうとし、あるべき「親子のカタチ」を導き出そうとする。はたして"私たちの明日"を変えることはできるのか......。

■第1回のあらすじ

子どもを自分の支配下に置き、その人生に有害な影響を与える親を"毒親"と呼ぶ。
高校で働く藍沢日向(井上真央)は、自らも"毒親"を持つカウンセラーとして、親でもなく先生でもなく、何気なく悩みを話せる窓口として、生徒たちのオアシス役として登場する。
付き合って3年になる彼氏・本庄和彦(工藤阿須加(くどうあすか))から、「家にあいさつに行きたい」と言われているが、日向の脳裏には母親が立ちはだかり、答えをなんとなく濁してしまっている。
日向の母・尚子(手塚理美)こそ、典型的な"毒親"だったのである。

日向が働く高校では、気にかかる生徒が2人いた。
1人は不登校の生徒・吉岡圭吾(遠藤健慎)。担任の霧島直樹(及川光博)と家庭訪問に出向く。ところが圭吾の家では、過干渉な母親・真紀子(仲間由紀恵)が何かと口を出し、日向は疑問を抱いていた。
もう1人は、バスケ部マネージャーの増田希美香(山口まゆ)。万引きで捕まってしまうが、保護した学校でカウンセリングすると、母親との問題が大きく関わっていたことがわかる。
行き詰まってしまった母親との関係を相談され、現状への対応策をアドバイスする。
圭吾の方はその後家出をし、さらに日向に付き合ってほしいと告白した翌日、謎の自殺を遂げてしまう。

■重いテーマ

このドラマが挑戦する「私たちの明日を変えていく」試みは、たやすいことではない。
学校での"いじめ"は、校内だけの問題ではなく、ソーシャルメディアなども駆使され陰湿化している。大人からの死角が多く、発覚しにくいのである。
"いじめる子"も"いじめられる子"も、親との関係など"家庭の問題"が根深く関わっていることもある。ところが家庭内の課題こそ、表に晒(さら)されることがほとんどない。
最近はパワハラやモラハラという言葉があるように、DV(家庭内暴力)など表に見えやすい暴力だけではなく、精神的な面での支配・言葉の暴力などで相手を苦しめるケースも増えている。
"友達のような母娘"や"マザコン"は共依存であることも少なくなく、子供が自立するのを事実上邪魔している親の存在と、その親に無意識のうちに依存してしまう子との関係は厄介だ。
苦しんでいるのは未成年者だけではない。大人になり親になっても、"毒親"がいなくならない限り、そのいびつな関係が続く場合もある。虐待と同じように、ある時期に問題を解決しなければ、その連鎖は世代を超えて受け継がれてしまう根深い問題なのである。

■見どころ

主演の井上真央は、子役の頃からテレビドラマで活躍してきた。そして10代の頃には、『キッズ・ウォー』や『花より男子』で既に主役級の働きをしていた。さらにNHK朝ドラ『おひさま』、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』、映画『花より男子F』『ダーリンは外国人』『八日目の蝉』『白ゆき姫殺人事件』など、20代では大作・話題作で重要な役割を演ずるようになっていた。演技力には定評がある。
今回の作品では、"毒親"に苦しむ生徒たちの相談に乗りつつ、自らも"毒親"に苦しむというモラハラ被害者の心理を、細かい表情からそこはかとなく表現している。子役の頃からのキャリアと、役作りを繊細に行う彼女ならではの名演技といえよう。

またコメディから時代劇までどんな役もこなす仲間由紀恵が、今回は"毒母親"だ。彼女独特のねっとりとした雰囲気や演技も、心憎いほどリアリティを醸し出している。
他に数学教師で日向の同志役をこなすのが及川光博。もう一人の"毒親"手塚理美。最近の各種ドラマで引っ張りだこの工藤阿須加など、個性豊かな共演者が脇を固めることで作品の奥行を広げている。

"謎の死"から始まるヒューマンミステリー。
"いじめ"や"毒親"などの社会問題と正面から向き合う力作が、視聴者の共感をどれだけ集め、「私たちの明日を変えていく」のにどこまで貢献できるのか。ぜひ応援したくなるような作品だ。

なお、「明日の約束」ドラマ本編につながる重要な物語を描くスペシャル映像、「チェインストーリー」も展開。「#1.5」「#2.5」...と各話をつなぐ物語は、登場人物たちの過去、隠された秘密などが明かされ、本編をさらに楽しむための内容だ。「#1.5」は「吉岡圭吾最後の一日」と、自殺した子の1日が描かれている。

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また、過去放送されたカンテレ制作のドラマ「サキ」と「ギルティ 悪魔と契約した女」も無料配信中。

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文責:次世代メディア研究所

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