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ファンの前でその健在ぶりをアピールしてみせた東京国際フォーラム2デイズ公演から8か月。数々のイベントやテレビ番組に出演しながら一歩一歩、再始動後の活動を進めてきたCHEMISTRYが6年ぶりとなる待望のニュー・シングル「Windy / ユメノツヅキ」を11月15日にリリース。メランコリックかつメロウな「Windy」とファンキーな「ユメノツヅキ」。曲調こそ対照的ながら、その2曲から感じられるのは、堂珍嘉邦と川畑要の想いだ。12月からは日本各地を回るツアーも始まる。2人でもう一度、夢の続きを見ようと誓った2人に話を訊いた。

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CHEMISTRYが6年ぶりとなる待望のニュー・シングル「Windy / ユメノツヅキ」を11月15日にリリース


【ミュージックビデオ】CHEMISTRY 「Windy」(ショート ver.)>>


【LIVE情報&チケット】CHEMISTRY LIVE TOUR 2017-18 「Windy」(Yahoo!チケット)>>

【一覧】これまでのヒット曲を配信中(GYAO!)>>

■「ユメノツヅキ」の歌詞を最初に見た時は驚いたし、本当にうれしかった

――再始動後、一歩一歩しっかりと活動を進めながら、手応えは日に日に強いものになってきているんじゃないでしょうか?

川畑: 露出が増えてきているぶん、そういう感じもありますけど、それよりも今はまだ、突っ走っている感じですね。

堂珍: CHEMISTRYとして活動することが懐かしかったり、逆に新鮮だったりするところはあるんですけど、戻ってきたからにはお互いに新しいエッセンスも加えていかなきゃという気持ちもあります。

川畑: うん。活動休止後、それぞれに経験してきたことを踏まえたうえでのCHEMISTRY
への向き合い方はしていきたいですからね。

堂珍: ファンの前に戻るタイミングを、自分らで決めたわけだから、その決意や覚悟もあります。日に日に身が引き締まる思いですよ。

――今回のシングルにも収録されていますが、再始動するにあたって、まず「ユメノツヅキ」という再出発を飾るにふさわしい新曲を作りました。そのプロデュースを、CHEMISTRYの初期の楽曲を手掛けていた松尾潔さんにお願いしたのは、なぜだったのですか?

川畑: 実は再始動を決めたとき、その後のビジョンについて細かいところまでは考えられていなかったんです。とにかくライブでみんなに"ただいま"と言いたかっただけなんです。

堂珍: ライブで活動休止を伝えたので、"ただいま"と言うなら、やっぱりライブでだろうって。

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CHEMISTRYが6年ぶりとなる待望のニュー・シングル「Windy / ユメノツヅキ」を11月15日にリリース


川畑: そこから、せっかく再始動するんだからリリースもしたいねということになり、自分達でプロデュースするのか、それとも誰かに頼むのか考えて、自然と二人から出てきたのが松尾さんだったんです。僕ら、松尾さんと付き合っていた期間って、実は2、3年だけで。だから、また一緒にやりたいっていう気持ちもあったし、それから10年、活動してきた自分達が松尾さんと、どういうやりとりができるのか、自分達でも知りたかったっていうのもあって、松尾さんにお願いしました。

――こんな曲を作ってくださいっていうリクエストはしたのですか?

堂珍: 再始動の1曲目だから、割とテンポ感があって、ワクワクする感じとか、ノリがいい感じとかやりたいということは言いましたけどね。

――ほぼ10年ぶりに、お2人と顔を合わせた時の率直な印象を基に松尾さんは「ユメノツヅキ」の歌詞を書かれたそうですが、お会いしたとき、どんなことを話されたのですか?

川畑: 松尾さん、かなりおしゃべりなので(笑)、けっこう話を振ってくださったんですけど、"変わらないね、逆に若くなったんじゃない?"なんてことを、和気藹々と話しました。それから会う回数も増やしていって。
以前は、松尾さんとお酒を飲むってことがなかったんです。どうやら、2人組だから片方と食事に行ってみたいなことは良くないんじゃないかと考えてくださっていたようで。今はそれぞれに食事に行ったり飲みに行ったり、前よりも向き合えるようになったと思います。当時は、R&Bのプロフェッショナルであるプロデューサーさんが目の前にいるって感じで、自分達には松尾さんと話せるひきだしが全然なかったですからね。それが10年経って、少しはひきだしも増えて、話せる感じになったのかな。以前は教えてもらうことばかりでしたけど、自分でもいろいろな音楽を聴いてきましたからよけいに、今、お会いして、音楽の話ができるとうれしいですね。

――その中で、こんな歌詞がいいんじゃないですかみたいな話はされたのですか?

川畑: いや、しなかったです。(再始動して)いきなりバラードは違うだろうみたいな話はしましたけど、歌詞は僕らと会話する中で、何か感じ取ってくださったんでしょうか。だから、「ユメノツヅキ」の歌詞を、最初に見た時は驚いたし、本当にうれしかったです。

――初期の楽曲のタイトルが歌詞の中に散りばめられていることも話題になりましたね。

堂珍: 写真で言うコラージュみたいでおもしろいですよね。それが一つの物語になっている。「二度目の出会いは偶然じゃない」という歌詞があるんです。正直、ちょっとクサいですけどね(笑)。でも、やっぱり今回は必然だったと思いますし。もしかしたら、他の方でも、それっぽい歌詞は書けたかもしれない。でも、言葉に込めた想いって歌に出ると思うんです。そういう意味では、松尾さんじゃないと書けなかったと思います。歌っていても楽しいですよ。ありがたいです。

■新しいリスナーにもアピールしたい。そこはまだまだ欲張ってもいい

――ぐっと来る言葉が散りばめられていますね。

川畑: 歌えば歌うほど感じますよね。それは箇所箇所で。毎回、感じ方も変わりますし、熱い気持ちになります。

――特に気に入っているフレーズはありますか?

川畑: 「今度の旅には終点はない 倒れてもいい 立ち上がれば」ってところはいいですね。人ってそういうものだと思うし、いいことと悪いことをずっと繰り返しながら生きていくってところが、すごく背中を押されると言うか、自分にも言い聞かせながら歌うことができているかな。

堂珍: 僕も同じです。音楽に携わる人間として、もっと成長したいという気持ちでソロ活動を始めて、歌詞に関しては、ほぼ全曲、自分で書いていたから、久しぶりに歌詞を書いてもらう、それも自分らのことを書いてもらうってことが正直な話、くすぐったかった。でも、ふたりで歌っているうちに、そのくすぐったい言葉を、みんなにも言えるようになってきたんです。回数を重ねるうちに、自分の中で重みも増していったんです。

――「夢の続き ふたりで見よう」と歌っていますが、今現在、CHEMISTRYにとって、夢の続きってどんなことでしょうか?

堂珍: 今回のシングルには「ユメノツヅキ」「Windy」「Horizon」と、あと映画『あの日、侍がいたグラウンド』に使われた「ユメノツヅキ」のバラード(Slow & Emotional)・ヴァージョンが入ります。「Horizon」はABS + STUTSという若い2人組のサウンド・クリエイターのカヴァーですが、実は、STUTSさんが最初に買ったCDはCHEMISTRYだったそうなんです。その継承してもらっている感じと言うか、僕らの曲を聴いていた若い世代が育ってきて、僕らとまたフレッシュにやれるって夢の続きなんじゃないかな。続けてきてよかったと思いました。10代の頃は太く短くという生き方に憧れたこともありましたけど、今は、それが幸せな生き方だとは全然、思わない。最期に笑っていられると言うか、最期まで、いい音楽を続けていられたらいいと思いますね。

川畑: 僕も続けていくことだと思います。特に1回、活動休止していますからね。CHEMISTRYって、僕ら2人が帰ってこられる大きな船なんだって、思っています。だから、この先は止めずに活動を続けて、CHEMISTRYと個々の活動、そのバランスを取りながら大きくしていきたいですね。

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CHEMISTRYが6年ぶりとなる待望のニュー・シングル「Windy / ユメノツヅキ」を11月15日にリリース


――テレビ朝日ドリームフェスティバルのステージで、"CHEMISTRYを知らない人もいるかもしれない"と堂珍さんはおっしゃいましたが、あそこにCHEMISTRYを知らない人ってたぶんいなかったと思うんですよ。でも、そういう言葉が出たというのは、CHEMISTRYを知らない人、たぶん若いリスナーですよね、そういう人達にも訴えていきたい、訴えていかなきゃという気持ちがあるということですよね?

川畑: そこには直球で投げていきたいですね。音楽の流行と一緒で、懐かしかったものが時間を経て、逆にかっこよく見えるように、CHEMISTRYも新たなリスナーに見てもらえるチャンスかもしれないっていうのはあります。

堂珍: ベテランとしてファンとともに歳を重ねていく姿もいいと思うんですけど、(ファンの数は)そこから倍にはなっていかないですからね。その意味では、まだまだフレッシュな存在でいたいと思いますし、まだまだ欲張ってもいいんじゃないかって(笑)。

――では、6年ぶりにリリースするシングル「Windy / ユメノツヅキ」でも新しいリスナーにアピールしたいと考えている、と?

川畑: それはもちろん。

――新しいリスナーにアピールするには、どんな曲にしたらいいと考えたんですか?

川畑: 歌モノってまだまだ少ないと思うんですよ。歌を真正面から届けるデュオはいないとは言いませんけど、そんなにいるわけではない。サウンド的に派手だったり、ヴォーカルが楽器の一部になっていたりするものが多いと思うんです。もちろん、そういう音楽もかっこいいんですけど、今回は、2人の歌で勝負したいってところで、90年代のR&Bをベースにしたサウンドになっています。「ユメノツヅキ」も「Windy」も僕らの強みであるヴォーカルの掛け合いを堪能できると思います。歌のスウィッチ感も含め、ああいう掛け合いはこの2人でしかできないし、そこで生まれる疾走感や歌の心地良さは、今、歌自慢みたいな番組も多いから、カラオケでも挑戦してもらえるようなものにしたいとは思いました。そういうところはビシビシと伝えていきたいです。

堂珍: 楽しめるものになっていると思いますよ。

■撮影後、鼻の穴の中がピンク色になった「Windy」のMVの撮影秘話

――現在、GYAO!で「Windy」のMVを配信中ですが、MVの見どころはどんなところでしょうか?

堂珍: 最近、うちらの間で、CHEMISTRYっぽさを"ケミケミしい"と言うのが流行っているんですよ(笑)。ちょっと憂いがあって、内側から熱くなるみたいな感じの歌が、そうだと思うんですけど、そういうモヤモヤが晴れていくような歌という意味で、煙を使ったらおもしろいんじゃないかってところから、こういうMVになりました。

――この煙は実際、焚いているんですよね。

堂珍: そうです。だから撮影の時はものすごく煙かったっていう(笑)。

――堂珍さん、電話ボックスの中に入っているじゃないですか。そこに煙がぶわ~って。

堂珍: 逃げられないですからね。きっつうと思いましたよ(笑)。ピンク色と黄色、2色の煙を使っているんですけど、みんな、撮影が終わったあと、鼻の穴の中がピンク色になっちゃって(笑)。

川畑: 花火の煙玉の匂いがするんですよ。あと、僕は傘を差しているシーンがあるんですけど、顔を照らすために傘の内側に電球が仕込まれていて、見えないようにバッテリーを背負っているんです(笑)。その傘がなかなか重いうえに、顔が見えないから斜めにしてという微調整の注文がけっこうあって、傘を傾けながら手首を鍛えていました(笑)。

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CHEMISTRYが6年ぶりとなる待望のニュー・シングル「Windy / ユメノツヅキ」を11月15日にリリース


――そんなところに注目すると、クールなMVも見え方がちょっと変わってきますね(笑)。ところで、日本各地を回る『CHEMISTRY LIVE TOUR 2017-18「Windy」』が12月4日からスタートしますが、選曲も含め、どんなツアーしたいと考えていますか?

川畑: 再始動してから、ライヴはまだ3月に2デイズしかやっていないんですけど、その東京国際フォーラムではCHEMISTRYのヒット曲を並べたんです。それがすごく評判良かったので、それはまたちゃんとやりたいと考えています。ただ、新曲の「Windy」をタイトルにしているので、懐かしいものと新しいものを混ぜながら、アゲる部分だったり、聴かせる部分だったり、僕らが今、本当にやりたいと思っているものをやりたいと思って、昨日も、セットリストを打ち合わせしてね。

堂珍: うん。

川畑: いろいろ決まってきました。

堂珍: 基本的には、日本各地にいるみんなに、ただいまと伝えるツアーなんですけど、この機会に聴き始めてみようとか、新曲もいいぞって伝えられるものにしていきたいですね。

――3月7日にBunkamuraオーチャードホールで開催する追加公演は、全国ツアーとはまた違ったものになるのでしょうか?

堂珍: その日はCHEMISTRYがデビューした日なんです。だから、昔から応援していただいているファンの方が懐かしいと思ってもらえるものになると思います。

川畑: セットリストががらっと変わるわけではないですけど、やっぱり、そういう記念日ならではのものにはしたいですね。特別な日なので。

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CHEMISTRYが6年ぶりとなる待望のニュー・シングル「Windy / ユメノツヅキ」を11月15日にリリース


――この質問はトレンドニュースでインタビューさせていただいているみなさんに共通で聞いているのですが、最後に座右の銘を教えてください。

堂珍: 何個かあるんですけどね。「理想は高く。腰は低く」とか(笑)。いろいろあるんですけど、大体いつも言っているのは、「心を働かせる」。人と接する中で、たとえちょっとしたことでも相手のことを見る見ないで、その人との関係性って変わってくると思うんです。それは同性・異性にかかわらずですけど。音楽の面でも、自分のことでいっぱいいっぱいだったら、バンドの音なんて聴けないし、2人の声を合せることもできない。そういう意味で、常に敏感でありたいと思っています。

川畑: 僕は「自然体」ですね。簡単なようで、それが一番難しい。ステージの上でも常に心がけています。緊張はしなきゃいけないし、したほうがいいとは思っているんですけど、直前まではホント、自然体でいたい。で、直前に緊張はするけど、1曲終わる頃には自然体に戻って、楽しんでいたい。そこはいつも意識しています。

【一覧】これまでのヒット曲を配信中(GYAO!)>>

【LIVE情報&チケット】CHEMISTRY LIVE TOUR 2017-18 「Windy」(Yahoo!チケット)>>

1stシングルでミリオンヒットを記録した「PIECES OF A DREAM」(ショート ver.)>>


Smooth R&Bの金字塔となった「Point of No Return」(ショート ver.)>>


号泣する観客が必ず出現「君をさがしてた~New Jersey United~」(ショート ver.)>>


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<プロフィール>
テレビ東京系『ASAYAN超男子。オーディション』で、約2万人の中から選ばれた堂珍嘉邦、川畑要からなるヴォーカルデュオ。01年3月7日にリリースした1stシングル「PIECES OF A DREAM」がいきなりミリオンヒットを記録。人気を決定づける。その後、多くのヒットを飛ばして、ヴォーカルデュオの代名詞に。12年4月からそれぞれソロ活動に専念していたが、今年、グループとして再始動。3月、東京国際フォーラムで2日間、開催したワンマン・ライヴのチケットは発売開始15分でソールドアウトした。

(取材・文/山口智男)
(写真/松井 進)

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