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異例の無名新人が「NIVEAブランド」のCMソングに起用されたと、「まもりたい」でスマッシュヒットを記録したシンガー・ソングライターの村上佳佑が、前作よりおよそ5カ月ぶりの5曲入りセカンド・ミニアルバム『Beautiful Mind』を11月15日にリリースする。

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村上佳佑がセカンド・ミニアルバム『Beautiful Mind』を11月15日にリリース


【ミュージックビデオ】村上佳佑 「美しい人」>>


「まもりたい」「ハナミズキ(村上佳佑 & A-Z)を配信>>

「まもりたい」を彷彿させる、すがすがしい歌声が印象的なリード曲「美しい人」を始め、バラエティに富んだ楽曲が並ぶ。また、ハモネプ以来の朋友であるDa-iCE雄大とのデュエット「二人だけの愛」や、今年デビューした話題の歌姫Beverlyと歌うバラード「RED」など、コラボにより村上の新たな才能が引き出されているのも印象的だ。
メジャーデビューからおよそ半年が過ぎた今、彼の視線の先にはどんな風景が広がっているのだろうか。

■人間というのは矛盾した生き物なのだけど、その矛盾も美しい

──およそ5カ月ぶりとなるセカンド・ミニアルバム『Beautiful Mind』のテーマ、コンセプトは?

村上: 収録された5曲を並べた時、全ての歌詞を通して「底なしの愛」や、「自己犠牲の愛」という共通のテーマがあるように感じられたんです。それもあって、今回のタイトルは『Beautiful Mind』にしました。「大切な人のために、身を呈して何ができるのか?」と考えることは、すごく美しいし、自分もそういう人間になりたいと思っていて。というのも、母がそう僕を育ててくれたんです。自分の命を投げ捨てることすらいとわないというか、何かあった時に命をかけて愛する人を守ることの大切さを、ずっと教えられてきた。それが僕の、根本的な価値観として刷り込まれているのかもしれないですね。

──「美しい人」は、「まもりたい」に通じるようなすがすがしい楽曲ですね。

村上: 歌詞は、女性に向けた完全肯定型の内容にしたかったんです。曲の中で、「女性」という言葉を直接は使っていないのだけど、「全ての女性はありのままで美しい」ということを、この曲では言いたかったんですよね。メロディは非常にシンプルで音数も少ないので、その中に言いたいことをどう詰め込むか? というのが、この曲のチャレンジングな部分でしたね。

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村上佳佑がセカンド・ミニアルバム『Beautiful Mind』を11月15日にリリース


──この曲のPV撮影で印象に残っているのは?

村上: 原宿のレストランで撮影したんですけど、なんていうか、「思いを伝えたい!」という気持ちが強くなればなるほど、歌っている時に顔がこわばってしまう傾向があるみたいなんです(笑)。そこをいかにこわばらないようにするか、気をつけながら歌うのが最初は大変でした。

──ところで、村上さんの中で「美しい」という言葉の定義は?

村上: 外見的な美しさというのも、もちろんあるとは思うのですが、歌詞の中で"人一倍頑張って 負けず嫌いな性格も 涙する姿も 疲れた顔だってきれいなんだよ"と歌っているように、人間が「美しくあろう」と思う姿そのものも美しいと思うんです。例えば何かに頑張っている姿......誰かのために頑張ろう、夢を叶(かな)えるために頑張ろうと思っている姿は美しいじゃないですか。

──なるほど。

村上: それと僕が思うのは、「人間というのは矛盾した生き物なのだけど、その矛盾も美しい」ということなんです。例えば、愛することと憎むことって表裏一体ですよね。誰よりも愛している人を、愛しているが故に傷つけてしまうこともある。それってとっても矛盾しているのだけど、人間らしくもあって。人間が、人間らしくあることが美しいということなのかなと思いますね。

■「この人は運命の人だ」って決めるのは自分自身なのかなとも思います

──「二人だけの愛」は、雄大(from Da-iCE)さんとのデュエットですが、どのように作っていきましたか?

村上: この曲は、不器用な男の子2人による、彼らなりの愛情表現をつづった曲なんです。Bメロの部分でちょっとコミカルな要素を声に入れたりしているのですが、やっぱり女の子よりも男の子の方が、シャイで不器用だと思うんですよ。そんな、不器用なりに好きな子のことを思う男の子の気持ちみたいなものを表現したかったんです。

──ハモネプ時代から親交のある雄大(from Da-iCE)さんとのコラボですが、やってみての感想は?

村上: まだお互いハタチになるかならないかの頃に知り合って、当時から仲良くて、一緒にご飯を食べたりしていたんです。コブクロさんをカバーするユニット「モノクロ」を二人で結成して、イベントで演奏したこともありますし(笑)。「いつかこういうことを、プロの現場で出来たらいいね」って話していたので、「夢が叶(かな)った!」という感じがありますね。

──Beverlyさんとのデュエット曲、「RED」はどんな楽曲?

村上: 男性と女性が衝突して離ればなれになって、また結びついて......という、男女の運命を歌った曲です。「RED」というタイトルは「運命の赤い糸」という意味でもあるし、こと「赤」という色は恋愛と結びつくことが多いと思うんですよね。「赤い薔薇(ばら)」は恋愛の象徴ですし、情熱の色を「赤」と表現することも多い。そういったことが、全て含まれた曲タイトルなのかなと僕は思っています。

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村上佳佑がセカンド・ミニアルバム『Beautiful Mind』を11月15日にリリース


──「運命の出会い」や「運命の人」を村上さんは信じますか?

村上: どうだろう......(笑)。信じたいっていう気持ちもありますし、「この人は運命の人だ」って決めるのは自分自身なのかなとも思います。なので、何もかもを「運命」とか「神様」に丸投げするのではなくて、自分で自分の道を切り開いていくことが大事だし、そうすることで全ての出会いを「運命」に変えていくことができるのかなと思いますね。 

──ところで、最近インスパイアされた音楽や映画はありましたか?

村上: 平井大さんのステージを見た時に「すごい!」と思いましたね。「食らった」というか(笑)。おそらく、好きな音楽とか、聞いてきた音楽など似ているんですよ。「きっと、これ好きだろうな」って思うようなポイントが、楽曲の中にもいくつかあったりして。自分とはアウトプットの仕方が違ったとしても、「こういうアプローチもあるんだな」というふうに刺激を受けました。あと、洋楽ではリアン・ラ・ハヴァスという女性シンガーが、すごく良かったですね。

──映画もよく見るそうですね。

村上: はい。僕は映画からのインスピレーションが結構多くて。ちょっと前に見た『天才スピヴェット』(2013年)という映画は今も印象に残っています。子供の目線から見た世界というのを、すごく繊細に撮っていて。そこは自分の歌詞にも影響しました。自分が当たり前だと思っていた感覚が、他の人には当たり前じゃないんだなって思った時に、「これを歌詞にしよう」って思うのは、こういう映画などを見たことがキッカケになっている気がします。

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村上佳佑がセカンド・ミニアルバム『Beautiful Mind』を11月15日にリリース


──では最後に、来年から始まるツアーへの意気込みをお願いします。

村上: オリジナル曲をたくさん書いてきたので、それを中心に披露したいですね。カバーをするにしても、自分のルーツとなった洋楽を歌ってみるとか、そういう意味のあるカバーをしたい。あと、今回また新たなサポートメンバー3人を迎えてのバンド演奏となるので、そこがどんな風に変わっていくのかが今から楽しみです。

【ミュージックビデオ】 「まもりたい~この両手の中~」(Lip ver.)>>


【ミュージックッビデオ】村上佳佑 & A-Z「ハナミズキ」ヒット曲を配信>>


◆村上 佳佑(ムラカミ ケイスケ)
1989 年、静岡県生まれ小学1年生から幼少期の5年間をアメリカ・ジョージア州アトランタにて過ごす。帰国後は、静岡県富士市で高校生活を送ったのち、京都府の立命館大学に入学。その頃出会ったメンバーで伝説のアカペラグループ「A-Z(アズ)」を結成。2009年フジテレビの「ハモネプリーグ」でハモネプ史上最高の99点で優勝。「アマチュアの最高域」「ファルセットの魔術師」などの称賛を得た。2011年まで同グループで活動するも大学卒業を機に解散。その後ソロに転じ、本格的に作曲を始める。2016年4月クリス・ハート日本武道館LIVEのオープニングアクトに抜擢され、10月からは47都道府県ツアーにコーラスとして参加。 そして、"NIVEAブランド"2016-2017年 CMソング「まもりたい~この両手の中~」にデビュー前としては異例の大抜擢となった。R&Bやブルースをルーツに、繊細でシルキーな歌声で表現される<うた>は、聴く人全ての魂を揺さぶり、心の奥底にまで響く力を持っている。また6/14発売した、ミニアルバム「まもりたい」はオリコン週間チャート8位を記録した。
座右の銘は「自分に厳しく人に優しく」

(取材・文・写真/黒田隆憲)

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