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 少女漫画誌「花とゆめ」にて連載中の福山リョウコの人気漫画を三木康一郎監督で実写映画化した『覆面系ノイズ』(11月25日公開)。本作で、一度聴いたら忘れられない歌声の持ち主である女子高生・有栖川仁乃(ニノ)を演じた中条あやみと、その声に魅了されるユズとモモという二人の男性にふんする志尊淳と小関裕太が「とても良いチームワークだった」という撮影現場でのエピソードを語り合った。

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映画『覆面系ノイズ』(11月25日公開)


【予告編映像】中条あやみ、志尊淳、小関裕太が出演『覆面系ノイズ』>>


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■歌は得意ではなかったけれど、きっと好きになるだろうと思って臨んだニノ役

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感情豊かな歌声の持ち主・ニノを演じる中条あやみ、『覆面系ノイズ』(11月25日公開)


――それぞれの役柄について、台本を読んでどんなアプローチ方法を試みたのでしょうか?

中条: ニノは、自分ではそういうつもりがなくても、みんなを巻き込んでかき回してしまう罪な女の子なので、同性からみて「嫌な女の子」と思われない距離感で演じることを意識しました。私はどちらかというと物事を俯瞰(ふかん)でみるタイプなので、ニノという女の子を自分とは全然違うキャラクターだと感じました。

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志尊淳が演じるユズ、『覆面系ノイズ』(11月25日公開)


志尊: 僕はユズを演じる上で、いちずにアリス(ユズがニノに名付けた別名)を想うことと、抱えている問題に対して人前で虚勢を張っている部分と、真っすぐな感情を吐露するコントラストをしっかり演じることを意識しました。

小関: 原作を読んで、僕が演じたモモに対して一番気になったのが、目の奥に光がないことだったんです。なぜモモは闇を抱えているんだろうということに対して、いろいろな方向からアプローチしていきました。

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映画『覆面系ノイズ』(11月25日公開)


――中条さん演じるニノは、一度聴いたら忘れられない歌声を持つ女子高生という役でしたが、歌うということについてはどんな思いがあったのでしょうか?

中条: 私は、歌に対してあまり自信がなかったので、歌うことってすごく恥ずかしいことだと思っていたんです。カラオケに行ってもタンバリン叩(たた)いているタイプ(笑)。だから自分にニノちゃんの役のお話をいただいたときにはびっくりしました。

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劇中の「in NO hurry to shout;」、Sony Music Recordsよりメジャーデビューが決定


――ではあまり歌うことに積極的な入り方ではなかった?

中条: 覚悟は必要でしたね。でも、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』のときも、ダンスが苦手と思っていたのですが、役を通して踊るのが楽しくなっていったという経験があったので、今回も歌が好きになるだろうと臨みました。ボイストレーニングをしっかりやったのも自信になりましたし、屋上で歌うシーンもニノちゃんの気持ちとリンクして、想いをぶちまけて歌えたのですごく爽快感がありました。

■若い現場のまとめ役は志尊淳!?

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(左から)志尊淳、中条あやみ、小関裕太


――出演者は同世代が多かったですが、現場の雰囲気はどんな感じでしたか? まとめ役は?

中条: まとめ役は志尊くんですね。モモ(小関)は一緒のシーンが少なかったので、いつも同じ現場だったのは志尊くん、磯村勇斗くん、杉野遥亮くんとかですね。みんなでいつもワチャワチャしていましたが、最後にオチを作ってくれるのが志尊くんでした(笑)。

志尊: オチって(笑)。とにかく中条ちゃんが、主演であり歌もあったりと、いろいろなものを抱えていて大変だったので、芝居だけに集中できるように男子チームでやれることはやろうという話をしていたんです。

中条: すごくありがたかったです。

志尊: 杉野は一番年下でフワフワしているし、磯村っちは明るくリーダーシップをとっていたのですが結構ボケるんです。僕もボケ続けていたいタイプなのですが、みんなボケタイプで誰も摘み取らないので......。自分でボケて、自分で摘み取っていました(笑)。

――中条さんもボケタイプなんですか?

志尊: ボケボケですね。ボケボケウーマンです(笑)。中条ちゃんって、実がはすごく天真爛漫(てんしんらんまん)で、いるだけで現場の空気が明るくなるんです。

■三木監督は役者に委ねてくれる監督

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『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で大ヒットを飛ばした三木康一郎監督、『覆面系ノイズ』(11月25日公開)


――三木監督はいかがでしたか?

中条: 現場で「いまのカットどうでした?」って聞くと(監督のモノマネで)「自分がいいと思うならいいんじゃない」って感じで不思議な方でした(笑)。

志尊: 「ニノが変な女の子に見えないように」という部分はすごく気にされていたように、こだわるところはこだわっていましたが、基本的にはそれぞれが考えてきたことを尊重していただける監督さんでした。

小関: 僕も「そのままでいいよ」ってあまり演出はされませんでしたが、一回一回良し悪しを言ってくださる監督なので、すごく気持ちを楽に臨めました。役者たちの演技をとても丁寧に切り取ってくださいました。

――ある意味で"声"に翻弄(ほんろう)される物語ですが、それぞれ"声"にはどんな思いがありますか?

志尊: 僕は癖がある人の声が好きです。ハスキーな声とか憧れます。

中条: それわかる! 私もハスキーな声の人、すごく好きです。でもバラードを甘い声で歌われるのも好き。キュンってなります。

志尊: 僕はよく「甘い声」と言われるのですが、あまり自分の声は好きじゃないんです。裕太も甘い声だよね?

小関: 「優しそうな声ですね」って言われて嬉しいけれど、初対面で印象を作られてしまうのは結構大変だったりします。

中条: 私はニノを演じるとき、声を高く演じました。その方が、最初にニノをみたときにかわいいと思われるかなと思ったんです。

志尊: 声の印象って大事だよね。僕も朝とか低い声で「おはようございます」って入っていくと「機嫌悪い?」って言われるので、結構気をつかっているんですよ(笑)。

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映画『覆面系ノイズ』(11月25日公開)


6年ぶりの再会が、初恋をもう一度奏でる――。
映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で大ヒットを飛ばした三木康一郎監督が繊細な演出と美しい映像で贈る最高のラブストーリー。中条あやみらが熱演する、劇中に登場する正体不明の覆面バンド「in NO hurry to shout;」(イノハリ)は、Sony Music Recordsよりメジャーデビューが決定。そして本作にはオオカミバンド・MAN WITH A MISSIONが音楽監修/プロデュースとしているのも話題。彼らが原作を読み込み、作品の世界観と、中条あやみの声域を踏まえたうえで書き下ろしたのが、物語のクライマックスをエモーショナルに彩る「Close to me」だ。映画の枠を飛び越えた、今後の展開に注目が集まる。
2017年11月25日(土)公開。

(取材・文・撮影:磯部正和)
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中条あやみ(なかじょうあやみ)
1997年2月4日生まれ、大阪府出身。2011年に雑誌「Seventeen」の専属モデルとしてデビューし活躍する一方、2012年にはドラマ「黒の女教師」で女優デビューを果たすと、2014年公開の映画『劇場版 零 ~ゼロ~』で映画初主演を務める。その後も、『ライチ☆光クラブ』(16年)、『セトウツミ』(16年)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17年)など話題作に数多く出演している。座右の銘は「笑う門に福来る」。

志尊淳(しそんじゅん)
1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビューを果たすと、「烈車戦隊トッキュウジャー」の主演、トッキュウ1号/ライトで注目を集める。その後も、「表参道高校合唱部!」(15年)、「5→9~私に恋したお坊さん~」(15年)などの連続ドラマや、映画『先輩と彼女』(15年)、『帝一の國』(17年)などに出演し、強い存在感を示している。座右の銘は「貪欲」。

小関裕太(こせきゆうた)
1995年6月8日生まれ、東京都出身。NHK教育「天才てれびくんMAX」で子役としてキャリアをスタートさせると、舞台「ミュージカル・テニスの王子様」(11~12年)で注目を集める。その後も「ホテルコンシェルジュ」(15年)、「恋がヘタでも生きてます」(17年)、「東京アリス」(17年)などの連続ドラマ出演をはじめ、映画『ドロメ』(16年)では主演を務めるなど、期待の若手俳優だ。座右の銘は「一所懸命、一生懸命」。

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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