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 YouTube再生回数が7,000万回を突破した「千本桜」のカヴァーで、日本のみならず海外でも熱狂的な支持をあつめる8人組、和楽器バンドによる通算4枚目のアルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』が11月29日にリリースされる。

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和楽器バンド、アルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』を11月29日にリリース


独占配信【LIVE映像】「暁ノ糸」(from HALL TOUR 2017 四季ノ彩 -Shiki no Irodori- 東京国際フォーラム公演)>>


【一挙配信】和楽器バンド LIVE映像&ミュージックビデオ一覧>>

 本作は、彼らが2013年の結成以降にミュージックビデオとして発表してきた全楽曲を、音と映像にて完全収録したもの。さらに、今作のために書き下ろした新曲「花一匁(はないちもんめ)」「拍手喝采」「シンクロニシティ」も含まれており、和楽器バンド初心者からマニアまで満足のいく内容となっている。
 来年早々には横浜アリーナにて「和楽器バンド大新年会2018」が決定しているという彼ら。本作についてはもちろん、来年に向けての意気込みなどについても大いに語ってもらった。

独占配信【LIVE映像】和楽器バンド 「鳥のように」(from HALL TOUR 2017 四季ノ彩 -Shiki no Irodori- 東京国際フォーラム公演)>>

 
■ 「和楽器バンドはこういうこともできるんだよ?」っていうのを新曲で示せた(蜷川)

──通算4枚目のアルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』は、これまでミュージックビデオとして発表してきた全楽曲を、「音と映像にて完全収録」というカタチになりました。今、このタイミングでリリースした意図は?

鈴華ゆう子(Vocal): 和楽器バンドは結成してもう5年になり、すでにアルバムを3枚出しているのですが、ここで名刺がわりになるような1枚を出したいなと。それで、これまで制作してきたミュージックビデオを並べて見たところ、"私たちらしさ"が凝縮されたような内容になったんです。これまで私たちはシングルを発売せず、ミュージックビデオを配信するという形で作品を作ってきました。私たちを新しく知っていただいた方には「最初の一枚」として手に取ってもらえるようなアルバムに、また、これまで応援してくださった方たちには、和楽器バンドとして新しい幅、さらに大きくなった姿をお見せできるアルバムにしたいなと。それで新曲3曲も入れた、全17曲入りの今作を出すことが決まりました。

──今回、『MUSIC VIDEO 盤』、『LIVE映像盤』そして『CD ONLY』の3仕様で出る中、CDオンリーのアルバムにはボーナストラックが付くそうですね?

鈴華: はい。もともとグローバルな活動をしたいという思いのある和楽器バンドなのですが、中国人アーティストのジェイ・チョウさんの有名曲「東風破」を中国語で歌い、それを中国で配信したらものすごく反響があって。中国人のファンからは、「日本語での『東風破』も聴いてみたい」というリクエストまでいただいたんですね。そこで、台湾でも人気があり、日本との懸け橋を担っていらっしゃる一青窈さんに、日本語ヴァージョンの歌詞を書いてもらって。それを今回、ボーナストラックに収録させてもらいました。

──本作収録曲の中で、特に思い入れの深い曲を、それぞれ教えてもらえますか?

山葵(わさび)(Drums): 僕は「オキノタユウ」というバラード曲です。和楽器バンドははじめ、ボーカロイドのカヴァーからスタートして、そこからオリジナル曲もリリースするようになったんですけど、これまでずっと激しいロック調の曲が多かったし、和楽器バンドのイメージもロックバンドという印象が強かったんですね。それが、この曲をキッカケに「日本的な、情緒あふれる楽曲を演奏することもできるバンド」ということが広く知られるようになった。そういう意味で思い入れがあります。

【LIVE映像】「オキノタユウ」(from 「大新年会2017東京体育館 -雪ノ宴・桜ノ宴-」)>>


いぶくろ聖志(箏(こと)): 僕は「暁ノ糸」ですね。イントロが各楽器の長いフリーソロだったり、ゆう子さんが詩吟の詩舞を踊っていたり、この曲をキッカケに、僕らのライブの見せ方も変わってきたのかなと思っています。ミュージックビデオの中に、あたかもライブを見ているような要素が入ってくるようになったのも、この曲からなんですよ。

【LIVE映像】「暁ノ糸」(和楽器バンド 大新年会2016日本武道館 -暁ノ宴-)>>


神永大輔(尺八): 僕は、初期の楽曲ですが「天樂」ですね。「和楽器バンドって、どんなサウンドなんだろう?」と、僕ら自身も試行錯誤を繰り返していた中、この曲でようやくそれが見えてきたというか。それがまた、「千本桜」へとつながるキッカケになったと思っていますね。そういう意味で、この曲を選びました。

【LIVE映像】 「天樂」(from 『WagakkiBand 1st US Tour 衝撃 -DEEP IMPACT-』)>>


鈴華: 私はバンドリーダーなので、あえて「千本桜」を選びます。現在7,000万回再生を突破しているのですが、和楽器バンドが前進するキッカケになった、一番重要とされる1曲ですね。この曲をYouTubeに投稿した時も、海外からのコメントがものすごくて。それがキッカケで海外公演へ行くこともできましたし、西海岸ツアーに行って現地のファンを目の当たりにした時、「この曲が、私たちの運命を変えてくれたんだな」って思いました。もちろん、今も大事にしている1曲です。

【LIVE映像】「千本桜スペシャルライブ映像」>>


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和楽器バンド、アルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』を11月29日にリリース


町屋(Guitar): 僕は新曲「花一匁(はないちもんめ)」を推したいと思います。この曲は今回、新たに書き下ろしたんですけど、もし、この曲を初期に作っていたら、もっと勢いだけで押すような仕上がりになっていたかもしれない。それが今回、これまでの和楽器バンドらしさを継承しつつも、初期の頃では成し得なかったアンサンブルによって、侘(わ)び寂びの効いた、とても美しい楽曲に仕上げることができた。そういう意味でも、これまでの歩みの集大成のような曲じゃないかと思っているんですよね。

蜷川(にながわ)べに(津軽三味線): 私は新曲「シンクロニシティ」がとても好きです。ああ言った世界観って私、ずっとやりたいと思っていたんですけど、果たして和楽器バンドにマッチするのかな? という気持ちもあったんです。それが、このタイミングでゆう子りんがこういうジャジーな曲調を書いてくれて、三味線や和太鼓との相性もすごく良くて。衣装も今までとは違う洋風の衣装ですし、「和楽器バンドはこういうこともできるんだよ?」っていうのを示せた1曲になったと思います。

【ミュージックビデオ】新曲「シンクロニシティ」>>


亜沙(Bass): デビュー曲の「六兆年と一夜物語」ですかね。最初にメンバーで集まって作った楽曲というのがやっぱり思い出深いし、音を合わせたときに「このバンド、荒削りなところもあるけど悪くないな」って思えたことも印象に残っているので。

【ミュージックビデオ】「六兆年と一夜物語」>>


黒流(和太鼓): 「華火」ですね。これが僕らの初めてのオリジナル曲で、メンバーと一緒にスタジオに入ってゼロから楽曲を組み立てていったり、ドラムの山葵と一緒にリズムをどうしようか考えたり、そういうことが今も印象に残っています。映像に関しても、右も左も分からない状態にもかかわらずCGをかなりふんだんに入れたりして。そこから「次はこうしよう」とか、「ここはもっと生かしていこう」とか、次につながる課題がたくさん見えたのも良かったなと。未熟な部分も多々あるんですけど、それも含めて思い出深い曲です。

【LIVE映像】「華火」(from 『WagakkiBand 1st US Tour 衝撃 -DEEP IMPACT-』)>>


■ 「シンクロニシティ」の歌詞を聖志に渡されて、レコーディングで歌っていたら思わず泣いてしまいました(鈴華)

──今作には、「花一匁」、「拍手喝采」、「シンクロニシティ」と、書き下ろしの新曲が3曲収録されています。これは、それぞれどのように作りましたか?

鈴華: 「花一匁」は私が作曲して、聖志が作詞しているんですが、毎年和楽器バンドが冬に北海道で行っている、「楽曲制作合宿」の中で作ったものです。私と聖志での共作というのは、このバンドではまだ一度もやったことなかったのですが、きっとやってみたら面白いだろうなと思ったんですよね。

山葵: 歌詞は、ゆう子さんのことをイメージしつつ。今、女性の社会進出は目覚ましく、あちこちで活躍されている人が増えているじゃないですか。ただ、そういう方々は裏でものすごく努力をして、さまざまなハードルを乗り越えてきたと思うんですね。そういう人たちにエールを贈りたかったというか、共感してもらえるような歌詞にしたいなと思いました。「戦う女性の力強さ、負けない強さ」がテーマです。

鈴華: この歌詞を聖志に渡されて、レコーディングで歌っていたら思わず泣いてしまいました。そんな経験、今までなかったことだったんです。きっと、デビューしてからずっと頑張ってきた自分自身とすごくリンクする部分があったんだと思います。自分が書いたんじゃないのに、すごく自分に寄り添ってくれる歌詞というか。あと、逆に自分だと恥ずかしくて、こういう歌詞が書けなかったりするのかもしれないですね(笑)。

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和楽器バンド、アルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』を11月29日にリリース


──「拍手喝采」は、黒流さんが作詞作曲ですね。

黒流: 和楽器バンドは、8人の個性が集まっているところが武器だと思っていて。和楽器だけでなく、洋楽器隊も含めて個性的なメンバーがそろっていると思うんです。で、そんなメンバーを1曲の中で紹介していくような楽曲があったらいいだろうなと。しかも、今までの和楽器バンドではやっていなかった楽器の組み合わせを披露しているんです。例えば、ドラムと尺八とか、箏と三味線とか。そのあたりも楽しんでもらえるような楽曲を目指しましたね。

──「シンクロニシティ」は鈴華さんの作詞作曲です。

鈴華: はい、この曲は、自分がやりたいことを素直にぶつけた曲です。ずっとジャジーな曲はやりたくて、以前から何曲か書きためていたんですけど、ようやくこのタイミングで発表することができました。これまでずっと一緒にやってきて、メンバーがどんな楽曲を持ち込もうが、和楽器バンドで演奏すればちゃんと和楽器バンドのサウンドになる、ファンの人たちにもきっと受け入れてもらえる、そんな風に確信できるようになったからこそ、こういう曲にチャレンジすることができたというか。あと、町屋と私でツインボーカルを取るというのはライブでは定番化していますが、音源としては初めての試みとなりました。

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和楽器バンド、アルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』を11月29日にリリース


いぶくろ: この曲のミュージックビデオの撮影では、町屋さんがあえて「チャラ男」を演じている姿が可笑しくて、モニターを見ながらみんなで爆笑していました(笑)。あまりにもハマっていたんですよ。「うわあ、チャラい! チャラすぎる!」って大騒ぎ。

町屋: ええー、おかしいなあ、演じたつもりは全くなかったんだけど。

亜沙: 「素」だったのかよ!(笑)

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和楽器バンド、アルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』を11月29日にリリース


蜷川: アルバムを購入された方は、ぜひメイキング映像も見て欲しいですね。私たちのキャラを、もっと深く知ってもらえると思うので。

鈴華:そうだね。結構、メイキング映像を見てファンになってくれた方も多いんだよね(笑)。

── では最後に、2018年1月27日には、横浜アリーナにて「和楽器バンド大新年会2018」が開催されます。こちらへの意気込みを。

黒流: アリーナなので、規模も大きくなったし、演出的な部分も今までのホールの考え方ではダメだろうなと思ってて。そこは僕らのチャレンジでもある。8人組といえども、アリーナでは小さく見えてしまうかもしれない。そこをどう大きく見せていくか、空間をうまく使ってこぢんまりしないようなステージングは、どうやって作っていくべきか。今から考えたいと思います。

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和楽器バンド、アルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』を11月29日にリリース


◆和楽器バンド
詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた新感覚ロックエンタテインメントバンド。2014年4月にアルバム「ボカロ三昧」でデビュー。2ndアルバム「八奏絵巻」はオリコン週間ランキング初登場1位を獲得し、第57回「輝く!日本レコード大賞 企画賞」を受賞。収録曲「千本桜」のミュージックビデオはYouTubeでの再生数が7,000万回を突破し、世界各国から数多くのコメントが寄せられている。
また国内外においてライブを積極的に行い、昨年は結成から3年経たずして初の日本武道館公演、 海外においては初のニューヨーク単独公演と初の北米単独ツアーを開催。今、音楽シーンにて最も勢いのあるロックバンドとして注目を集める。 座右の名は、鈴華「笑う門には福来たる」、いぶくろ「常識を疑え」、神永「大所高所」、蜷川「川の流れのように」、黒流「一期一会」、町屋「勝つも負けるも派手に使いきろうじゃないか」、亜沙「生まれ変わるなら生きているうちに」、山葵「愛と筋肉は金で買えない」。

(文・取材/黒田隆憲)
(写真/中村好伸)

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